【あおガルシナリオ集】現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」




2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」を紹介します。

目次
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第1話「転機」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第2話「ホンキのユニットバトル!」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第3話「百花繚乱コンテスト」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第4話「取るべき選択肢」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第5話「真剣勝負」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第6話「「私たち」の想い」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第7話「鳴りやまないドラムロール」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第8話「会議は踊るよどこまでも」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第9話「私たちの……」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第10話「あるべきカタチ」
現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第11話「知られざる事情と作法」

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第1話「転機」

ーー廊下

――コンコン

●萌
学園長ー。吉永と他1名ですー。
呼ばれたので参上しましたー。

●学園長
はいはい、どうぞ~♪

●萌
失礼しまーす。

さて、急なお呼び出しなんて何事でしょうね。
ついにプロデューサーのクビが……っと、冗談ですよ。

ーー学園長室

●学園長
ふふっ……今日来てもらったのは他でもない、
みんなご存知の、アレが理由よ♪


吉永さん、何か思い当たることはあるかしらっ?

●萌
は? ……いえ、まったく。

●学園長
あら? 想定外の答えだわ……。
今の時期といったら、アレしかないでしょ? あ~れ~よ!

●萌
そう言われましても、本当にまったく心当たりが……
何かありましたっけ?

これから学園はスタフェスの準備に入るでしょうし、
私たちに関係するイベントごとは、特に何も……。

●学園長
おっ!

●萌
……え?

●学園長
ふふふ……どうしましたか? 吉永萌さんっ。

●萌
……そう、なんですか?

●学園長
さぁ? なんのことかしら?

●萌
あ、やっぱり。そうですよね、まさかそんな……。

●学園長
まぁぶっちゃけ、あなたの考えているもので合っていますよ。
スタフェスのこと絡みで呼んじゃいました♪

●萌
え、嘘ぉ!?

●学園長
嘘じゃないわよー? 学園長、嘘つかない。
ちゃーんと正式な理由で呼んでいるのでしたっ。

●萌
いやいやいや! うち、弱小ですよ!?
参戦するにはあと10年早いっていうか……。

●学園長
あらあら、それって何年留年しちゃってるの?
ちゃんと現役で出られるのに……。

●萌
えっと、プロデューサー。
一応聞きますが、スタフェスのこと、覚えていますよね?

ーー選択肢1
●プロデューサー
もちろん。

●萌
ま、さすがにそうですよね。

いくらプロデューサーといえども、
一度説明したことぐらいは知っていてもらわないと困ります。

ーー選択肢2
●プロデューサー
スタフェスとは?

●萌
まあ、そんなことだろうと思ってましたよ……。

学園長から説明があったはずですが、もう一度説明しますね。

えっと、スターライトフェスティバル……通称スタフェス。

数々の名だたるアイドル学園に所属する学プロから、
頂点を決めるための大会。
いわばアイドル甲子園!

学プロメンバーそして、プロデューサーにとっては、
非常に大きなチャンスとなるイベントです。

で、どういう理屈か、そのスタフェスの学内予選に
私たちが参加できることになったのです!

●学園長
学プロとして新人のあなたたちには、少し荷が重いかしら?
でも、私的には参加する資格はあると思ってるわ。

あなたの学プロ、勢いがあって楽しそうだものっ!
スタフェス予選に出たら、それこそみんなも
無視できないくらいにね。

……というわけで、早速聞かせてもらおうかしら。
スタフェス予選に参加して、全力で楽しんでみない?

●プロデューサー
任せてください。

●学園長
そうこなくっちゃ♪
あなたたちのライブ、楽しみにしているわねっ!

●萌
うわー……本当に?
知らない。私、知らなーいっと。

(廊下に出て)

●萌
大変なことになりましたね。

……その様子だと、あまりわかってないみたいですが。

スタフェス……それの学内予選であっても、
出場できるのは学プロにとってもちろんいいことです。

これに出場し、学内予選を万が一にでも突破できれば
ランキングが大きく上がることは、間違いないです。

注目度も高いですから、今後の学プロの活動にも
大きな影響を与えることになります。

つまりは、出場する相手たちも、
それだけ本気で勝負をしかけてくるということです。

対戦相手の分析……出場ユニットの調整、
どういったパフォーマンスをさせるかの戦略……。

出場するアイドルたち以上に、プロデューサー、
あなたの実力が問われるんですよ?

……やっと顔色変わりましたね。
でも、不安そうな顔はNGですよ?

負けたら即敗退。厳しいプレッシャーのなかで
がんばるのは、ユニットのメンバーたちです。

その子たちを、そんな顔で送り出したりしたら、
プロデューサー失格ですから。

●ひなた
あれ? プロデューサー?
もうすぐレッスンだけど、どうしてここに?


●和歌
何か難しい顔、してます?
学園長室から出てきたようですし……もしかして、怒られました?

●プロデューサー
違うよ。

●ひなた
そう? なら、いいけど……。

●萌
ひなたさん、それよりもメンバーを全員招集しておいてくれますか?

●ひなた
へ? メンバー全員?
別にいいけど……何かあったの?

●萌
プロデューサーから、重大発表があるんですって。

●ひなた
重大発表……よく分からないけど、
プロデューサーの顔見てると、あんまりよくないこと?

●プロデューサー
いいことだよ。

●ひなた
あ、そうなんだ♪
よかった~。プロデューサー、難しそうな顔してたから。

●和歌
では招集、かけておきますね。
重大発表、楽しみにしています。

●萌
……あまり「いいこと」とは言い切れないんじゃないですか?

●プロデューサー
どういうこと?

●萌
スタフェス予選では1学プロの持ち時間は15分。

全ユニットを出そうとすれば、
ユニットごとの時間はさらに少なくなります。

そんな短い時間では、彼女たちの実力を発揮させるのは無理です。

だから、メインとサポートで、学プロメンバーを
わけるのがセオリーです。

つまり、彼女たちに優劣をつけないといけないんですよ。


それをみなさんが受け入れてくれるかどうかは、
メンバー同士の信頼関係と、プロデューサー、
あなたの采配にかかっていると思います。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第2話「ホンキのユニットバトル!」

ーーレッスン場

●寧々
あ……来ました。プロデューサーです……。

●茜
急に集合だなんて……
実は、ついにアカネのCDデビューが決まった!?

●瑠璃花
……悪いお知らせの可能性もあり。

●楓李
そうやね。
まあ、うちは関係ないと思うんやけど……。

●麗華
聞けばわかることよ。
なんとなく、想像はつくけど……。

●更菜
……スタフェス予選ですかね。


●希
え、まさかこんな弱小学プロに?

●彩
まさか。だってスタフェス予選に出場するのは、
ほとんどがCランク以上の強者ばかりですよ。
まさかこんなできたての学プロに。

●千尋
可能性は、あると思うけどなぁ。

●ひなた
で、実際どうなのかな、プロデューサー?

●プロデューサー
スタフェス予選に参加する。

●全員
おおお~!


●更菜
ほ、本当ですか!? 私たちが、スタフェス予選に!?

●理子
にわかには、信じがたい話だが……。

●麗華
注目度で言えば、十分に条件を満たしているかもね。
まあ、イロモノ枠、といったところかしら。

●麻里紗
イロモノでもいいじゃない、チャンスには違いないんだから。
みんな、思いっきり悔いのない戦いをしましょう。

●晴海
そうです。
『銀河歌劇団』の名前をあげるチャンス……だと思います。

●和歌
でもその割には、プロデューサーは浮かない顔してますね。

●愛美
当然でしょ。こういう大会で勝つには、
私たちの実力だけじゃなくて、プロデューサーの腕も必要なのよ。

●セリア
プロデューサーってば、案外チキンハートなんデスね。

●楓李
お祭りみたいなものやのに、そんな顔しとったら、
楽しめるものも楽しめんよ?

●ひなた
そうそう! 結果がダメでも、一生懸命やれば、
何かを得られると思うし!

●琴音
あのぉ……たぶん、なんですけど、プロデューサーさんが
暗い顔をしているのは、他の理由かと。

●和歌
そうなんですか?

●琴音
スタフェス予選は、1学プロ15分しか持ち時間がありません。
それに全員で出るってのは、無理ですよね?

●美雪
となると、つまりは……。

●琴音
学プロ内での予選が必要ということです。


●プロデューサー
その通り。

●茜
嘘っ!? マジ!?
それってスタフェス予選ための予選ってこと!?

●ひなた
そっか……。それでプロデューサー、難しい顔してたんだ。

たしかに、誰かを選ぶって難しいよね。
みんな仲良し、横一列でいいって思うんだけどなぁ。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第3話「百花繚乱コンテスト」

ーーレッスン場

●くるみ
……スタフェス予選。
くるみたち、出られるといいですねぇ……。

●悠
出場はできるみたいだよ?

ただ、メインでパフォーマンスをするのは、
1つのユニットだけなんだってさ。

あ、そういえば麗華先輩は元ヴァルプロなんだし、
出場経験があるんじゃないですか!?

●麗華
ええ、そうね……本戦出場したことならあるわ。

●全員
おおーっ!


●寧々
すごい……! 百人力です……!

●瑠璃花
いまさらだけど、麗華ほどのひとが
この学プロにいるなんて、変な感じ……。

●麗華
でも、あの時代はひなたのお姉さん……すばるさんがいたから。
私たちでは彼女の引き立て役ぐらいにしかなれなかったわね。


●寧々
……麗華さんが引き立て役なら、私たちは置物でしょうか?

●瑠璃花
それも地蔵みたいに固まって動けない、
果てしなく障害物に近い置物。

●千尋
でも麗華ちゃんから、色々と教えてもらえそうでよかったわぁ。

●萌
……というかみなさん、スタフェス予選の話も結構ですが、
いまは一応レッスン中ですよ……。

●琴音
うーん、やっぱりみなさん、スタフェス予選のことで
レッスンに集中できてない感じですね……。

●理子
そうだな。早いところ色々決めてしまった方がいいかもしれない。

●ひなた
主役はみんなの中で、1つだけってことだよね?

●萌
はい。この大会のレギュレーションのせいです。

●ひなた
れぎゅれーしょん?

●理子
大会のルール、ってことだ。
1学プロ、15分しかない。

●ひなた
じゃあ、ルールって言えばいいんじゃないかな?

●萌
そ、そういうわけにはいきません!
言葉というものは、より正確に齟齬がないように、
明文化、細分化されてきたのですから!

●愛美
伝わんなかったら意味ないでしょ。

●萌
うぅ……。この、新時代のイノベーションについてこられない、
前時代のアンティークめぇ……。

●愛美
……というか、前から思ってたけど、
アンタ雰囲気で喋ってるわよね?
何言ってるか全然分からないんだけど……。

●理子
ともかく、メインでないにしても出場はできるんだ。
サポートだって、それなりに評価される。

●麗華
複雑な心境だとは思うけど、
学プロ全体のことを考えるとね。

●茜
ま、仕方ないわよね。
こればっかりは、誰が悪いってわけじゃないしさ。

でも、ここはもっとも若く、勢いのあるユニットが、
つまりは、アカネたちがメインになるべきよね?

●瑠璃花
勢い? むしろ芸人として評価されつつあるわたしたちが?
宴会芸でも披露する?


●茜
だからこそ、挽回のチャンスじゃないの!

●ひなた
えっと、こういうときっていうのは、
どうするの? ジャンケンで決める?

●麻里紗
さすがにそれは……みんなで相談して決めましょうか?

●茜
だ~か~ら、『プリティ→プリンセス』でいいじゃない!

●希
実力で言ったら、あたしたちじゃない?
どう思う、麗華?

●麗華
わたしは……プロデューサーの決定に従うわ。
学プロ内部で、変に争いたくはないし。

プロデューサーは、どのユニットをメインにするつもりなの?

●プロデューサー
分からない。

●琴音
それだと……やはり学プロ内で、競争になるんじゃないですか?

●理子
そうだな。だが、競争があったほうが、
学プロとしての質は高まる。

●愛美
それに何より、勝負した結果なら、
負けたユニットも納得できるんじゃない?

●ひなた
あたしは、短くてもいいから、みんながメインでもいいと思うけど……。

●麗華
……仲間同士の競争は、決して悪いことではないわ。
むしろ互いに切磋琢磨できるいい機会とみるべきね。


●琴音
念のために確認ですけど、辞退というのは?

●麗華
もちろん、選択肢としてはありだと思うけど、
少なくともわたしは嫌ね。

もう二度と、わたしを信じてくれた
仲間を裏切れないから。

●愛美
ま、そうよね。辞退するユニットは、たぶんいないと思うわ。

というわけで、プロデューサー。
ちゃんと公正に、審判をくだしてちょうだいね。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第4話「取るべき選択肢」

ーー屋上

●萌
……プロデューサー。
こんな場所に来て、考え事ですか?

って当然、スタフェス予選のことだと思いますけどね。

プロデューサーは考えすぎなんですよ。
選ばれなかったひとがかわいそうだ~とか。

そういうとこ、あなたの美徳だと思いますけど、
そんなことを言い出したら、アイドルなんてやってられないですからね。

……ですけど。

この学プロは、実力だけで大きくなってきたわけじゃありません。
プロデューサーや、ひなたさんというひとを中心に、
まとまったのだと思います。


そんな学プロだからこそ、実力だけじゃなくて気持ちを評価してあげる、
ことも大切かもしれませんね。

●プロデューサー
そう思う。

●萌
だったら、ユニットの選考はパフォーマンスだけじゃなく、
意気込み含めた口頭アピールも行うってのはどうでしょう?

そのほうが、みんな納得できると思いません?
ねぇ、プロデューサー?

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第5話「真剣勝負」

ーーレッスン場

●萌
……なんというか、審査する側も
意外と緊張しますね。

子供の成長を見守る親のような心境、ですね。

これまでプログラムの内容は、
プロデューサーが作ってましたからね。

まったくのノータッチで、
何をするのかがわからないのは、
これが初めてですから。

●プロデューサー
楽しみ。

●萌
ええ、本当です。
今日は審査員でありながらも、観客としても楽しませてもらいましょう。

●ひなた
プロデューサー!
こっちはみんな準備できたよ!

●萌
では、『Twinkle☆Star』から
パフォーマンスを見せてもらいます。

●ナレーション
熱気といえばいいのか、熱い何かが、レッスンルームを奔る。

その熱と意思は、胸に遠慮なく飛び込んでくる。

彼女たちは、全身全霊で自分たちの気持ちを魂を歌と踊りに乗せ、魅せた。


1人の観客としても、プロデューサーとしても、
最高の時間を与えてもらったと言える。

どのユニットも最高のパフォーマンスを見せてくれた。

だからこそ、困ってしまう。
彼女達のパフォーマンスに優劣などつけられなかった。

●萌
まいりましたね……。ここまで完成度が高いとは。

本当に優劣がつけがたいです……。

ふふ……プロデューサーも同じみたいですね。

最初はどのユニットもバラバラだったのに……。

それに、これまでのプロデューサーの教えを
みんなちゃんと、身に付けていましたね。

もちろん、単純に技術力で見るなら
『GE:NESiS』が飛び抜けていましたが、
まだ口頭でのアピールも残っていますし、どうなんでしょうね?


目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第6話「「私たち」の想い」

ーーレッスン場

●萌
ではプロデューサー。
次は各ユニットの代表に意気込みを語ってもらいます。

これを聞いて、きちんと判断をくだしてくださいね?

●ひなた
『Twinkle☆Star』、
櫻花ひなたですっ!

●プロデューサー
意気込みをお願いします。

●ひなた
ひゃ、ひゃいっ!


●プロデューサー
落ち着いて。

●ひなた
だ、だって……なんかいつもと
雰囲気が違うんだもん……。

ふぅ~よしっ!

――パチンッ!

うんっ! 気合入った!

実は……どうしてもスタフェス予選に出て、
優勝したいって、そうは思ってないんだ。

でもね……パフォーマンスをするのは楽しいし、
それで誰かに喜んでもらえたら、もっと嬉しい!

今は、それだけで十分!
あたし達なら、それで結果はついてくるから!

あたしにしかできないことを目一杯やって、
大会を楽しんでみるっ!


そうしたら、何か見えてくると思うし、
ついでに、優勝しちゃったりするかも!

●プロデューサー
ひなたらしい。

●萌
では、次……どうぞ。

●麗華
『GE:NESiS』、
黒瀬麗華です。

わたしにとってスタフェス予選に出るのは、
やり直し……いえ、自分の再生だと思っているわ。

かつて……わたしは道を誤り、
大切な、本当に大切なものを置き去りにしてしまった。


幾つもの偶然や幸運が重なって、
わたしは、もう一度チャンスをもらったの。

だけど、過去のやり直しをする。
それだけじゃダメなのよね。

わたしの失敗……それを受け止めて、
かつての仲間と新しく作り直す……いえ、再生するわ。

つまり、かつての経験をプラスの力に換え、
わたしたちは生まれ変わる……。

そうなったわたしたちが、負けるところなんて、想像できないわ。

●プロデューサー
頼もしい。

●茜
『プリティ→プリンセス』、
アカネだよっ!

アカネの目標わぁ……スタフェスなんて小さなものじゃなくてぇ、
もっと全人類の平和を恒久的にするというか……。


●プロデューサー
本音が聞きたい。

●茜
あ、やっぱり今回はそういう感じ?
そんな気はしてたんだけどね。

……はっきり言うけど、このスタフェス予選への意気込みは
学プロ内で一番あると思ってるわよ。

優勝するためなら、
なんだってしちゃうから!!

これから覚醒して急成長しろって言われたら、
そうしてみせるし!

プロデューサーもアカネと瑠璃花に
賭けてみない? いい夢、見せてあ・げ・る♪



……言っておくけど、本気だからね。

●プロデューサー
伝わってるよ。

●晴海
『銀河歌劇団』、渡辺晴海……です。

……えっと……どうしよう!?
あ、頭の中、真っ白!


●プロデューサー
ゆっくりでいい。

●晴海
ああぁ……そうは言っても
こういう失敗で減点されちゃうんですよね。

いっつもこうなんです。
通販で買ったものは、ちゃんと届かないし。

外を歩けば、犬に吼えられ、ガムを踏んづけて、
習い事の発表会では、順番を飛ばされて……。


……って、いまはそんな話ではありませんね。

コホン……元々、解散の危機にあった私たちが、
こんな大舞台に挑めるなんて、ちょっと……できすぎなんです。

私たちのパフォーマンスは、
やっぱり未熟なところが多いと思います。

でも……ファンとの距離感、そばにいるっていう感覚は
私たちが一番だと思います!

それを大事にしたいと思います。
だから、自分たちの将来じゃなくて、ファンのため、私たちは歌います!

●プロデューサー
それがいちばん大事。

●セリア
タノモー!! おっきなトリはあちき!
『Remuage』のセリア・ウエスギぜよ!!

●プロデューサー
おっきなトリ?

●セリア
オオトリってことでありんす!

これはセキガハラみたいな天下分け目のカッセン!
気合入ってます! あちきたち、がんばるでやんす!

…………。

●プロデューサー
終わり?

●セリア
ほかになにかあるデス?

ワタシのやることは、いつも変わらないデスよ?

あちきのパッションとタマシイを込めて
歌って踊るだけぜよ!


もちろん、スタフェス予選ではトップになれたら嬉しいデース。
きっとカフェでダイエンカイになるぜよ!

だけど、それは目標ではないんだぜ!
セリアは、ぶれぬアイドルなんでありんす!

●プロデューサー
真っ直ぐだね。

●萌
どうですか? 彼女たちの本音を聞いて、
答えは出そうですか?

もし、でそうになくても決めないといけません。
それが、どんなに辛いものであっても……。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第7話「鳴りやまないドラムロール」

ーーレッスン場

●愛美
さ、ついに今日、スタフェス予選のメインユニットが発表されるわね。

●茜
ねープロデューサー、もう決めたんでしょ?

スタフェス予選でセンターになるのは、アカネたちだよね? ね?

●瑠璃花
……どうしてそんなに自信満々なわけ?

●麗華
ここにいるみんな、
それなりの自信を持っているでしょうね。

そうでなければ失礼よ。

●萌
そろそろいいですか?
では、プロデューサー、結論をお願いします。

●プロデューサー
……決められない。


●ひなた
ええっ!? そうなの!

●茜
えっ!? それ、ど、どうなっちょっど!?

●麻里紗
気持ちはわかるけどね。
誰かを選ぶというのは、誰かを選ばないってことだから。

●愛美
そんなの、最初からわかってたことでしょ?

ーー選択肢1
●プロデューサー
やっぱり決めるのは無理!

●愛美
そんな力強く言われても……後ろ向きなんだか前向きなんだか。

●愛美
聞いてるのはこっちでしょうに……。

ーー選択肢2
●プロデューサー
どうしよう?

●愛美
聞いてるのはこっちでしょうに……。

●瑠璃花
時間的なことを考えると、早く決めて早く準備した方がいいと思うけど?

●麻里紗
もちろんそうだけど、大事なことよ。
みんな納得できるかたちで決めないと、禍根が残るわ。

●和歌
プロデューサーさんが決められないとなれば……
話し合いしかないと思います。

●麗華
そう、なるわよね。

●プロデューサー
ごめん。

●和歌
仕方ないんじゃないでしょうか。
それだけプロデューサーが、私たちを大事に思ってくれている……
ということだと思いますし。


その気持ちは、素直に嬉しいです。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第8話「会議は踊るよどこまでも」

ーーレッスン場

●希
じゃ、始めましょうか。
スタフェス予選のメインユニットを決める話し合いを。

禍根が残らないように、みんな思いっきりやりあうように!

●愛美
その言い方、なーんか物騒よね……。
別にケンカしようってわけじゃないんだから……。

●茜
はいは~い! ここは先手必勝!
発言させてもらうわよ~!

●瑠璃花
茜が喋ると面倒くさくなるから、少しは自重し……

●茜
みんなのパフォーマンスはさすがと思ったわ、マジで。

●瑠璃花
ま、まともなことを言ってる、だと……?


●茜
そこ、静かにする。

でも、率直な感想を言わせてもらうとさ、
アカネたち『プリティ→プリンセス』が適任だと思うのよね。

なんせうちはプロデューサーが立ち上げから関わってるし?

プロデューサーの意向? 哲学?みたいのを、
一番受け継いでいると思うのよね?

●和歌
それは聞き捨てなりません!
立ち上げから関わってるのは、私たちだって同じですよ。

特にうちのひなたは、
プロデューサーとの絆も深いんですから。

●ひなた
えへへ~♪ ビビッと運命、感じちゃったもんね♪


●麗華
私たちだって、プロデューサーの薫陶を受けてる。

●更菜
うん……ちゃんと……教わりました。
負けてないですから。

●希
そうよ。プロデューサーの理想を現実のものにする。

それができるだけの、土台ができてるわ。

●楓李
はぁ~みなはん、やりますなあ。
ほれで、うちはどうなん?

●セリア
武士の血は流れてるぜよ!!

●佳奈恵
武士関係なくない?

●彩
まあ私たちは自由にやれる方が、
性に合ってるからね。

●晴海
えと、プロデューサーとの仲のよさなら
『銀河歌劇団』だって、負けてないですよ。

●悠
そうです! プロデューサーさんと
一緒に筋トレしました!

●くるみ
くるみはですねぇ、よしよしって、されたこともあるんですよ~!


●茜
まこち? ア、アカネなんか……
もっとすごいことされたから! ここでは言えないくらい!

●瑠璃花
嘘をつくな。

●麗華
そういう物理的な接触よりも、
精神的、心のつながりの方が大切よ。

●理子
そう、語らずとも伝わるものある。

●ひなた
あ、そうだよね! いいこと言うー!

●セリア
ウンウン。
ワタシにも、そういうのはあるデス。
ワタシとプロデューサーは、前世からの付き合いなのデース!


●茜
そんなの信じられるわけないでしょ!

とにかく! プロデューサーが気に入ってるのは、
アカネだと思うなー♪

●愛美
それこそ、信じられないわ。
というか、プロデューサーに擦り寄るなー!


●茜
いいじゃない、このくらい☆

●愛美
そっちがその気なら、こっちだって……。

●セリア
むむ。何やら、おもしろきことが始まってるでありんす。
あちきも参戦したいでござる。

欲しいものは、自分の手で奪うのがゲコクジヨー!

●茜
あ、こらぁ! ちょっと、どこ触ってるの!?
それ! なんかずるくない?

●寧々
も、もうやめ……。
みんな、これじゃ収拾が……。

うぅ……。

●琴音
……やっぱり、そう簡単には決まりませんね。
ひとまず解散した方がよさそうです。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第9話「私たちの……」

ーーレッスン場

●希
じゃ、話し合い再開ね。

前回はぐっちゃぐちゃになっちゃったから、総員冷静さを心がけるように。

●麻里紗
それじゃ、私からいいかな?

私たち、プロデューサーから
大きな恩を受け取って、それを返したいの。


だから、余計に熱くなっちゃんだと思う。

でもみんな、どのユニットが選ばれても、
プロデューサーのためなら、ちゃんと祝福できるわ。

●晴海
受け取ったもの……か。

それなら、私たちはプロデューサー以外にも、
感謝しなきゃいけない相手がいると思います。

●ひなた
……?

……へっ? あたし?

●晴海
ずっと、考えてました……プロデューサーのおかげで私たち、
救われたんだなって思ってるけど、それと同じくらい、
奮闘してくれていたひとたちがいて……。

●希
まあ、このお節介たちが、
私たちの問題に、遠慮なくズカズカと入ってきてくれたからね。

●千尋
あら、ごめんねぇ。

●ひなた
あう……お、お節介だったかなあ。

●希
ええ。間違いなくね。

でも、それが状況を動かして、
私たちを助けてくれたから……。

●晴海
うん。
ひなたちゃんたちが、間違いなくこの学プロの顔だって私は思うな。


だから、スタフェス予選も『Twinkle☆Star』が……。

●希
……まあそれが一番、納得できるわね。
反対する理由も思いつかないし。ねえ?

●茜
はぁ……わかったわ。
アカネだって、感謝ぐらいはするもの。

ひなたたちが、相応しいっていうのも
……ううう……認めてあげるわよ!


●セリア
ウィ!
ひなたはまるで、太陽みたいに、みんなを照らしてくれたぜよ。

●麗華
わたしも、ひなたなら喜んで譲れる。

この学プロの未来を託すことができるわ。

●プロデューサー
ありがとう。

●ひなた
ちょ、ちょっとまってぇ!
みんな、それでいいの!?

●琴音
パフォーマンス合戦までしましたしね……。

●千尋
みんな、すごく気合い入ってたよねぇ~……。

●愛美
まあいいじゃない。ここは素直に胸張っとく場面よ。

その分、ステージで返しましょう。

●茜
そうよ! なんで、そんな暗い顔になるのよぉ。
素直に受け取って、喜んでなさいよ。

そうじゃなきゃ、譲り損になっちゃうわ。

●ひなた
…………。

……分かった。あたしたち、やってみる……!


目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第10話「あるべきカタチ」

ーーレッスン場

●萌
どうですか、みなさん。
代表に選ばれた感想は?

●愛美
私は望むところって感じだけど。

●琴音
はい。責任重大ですけど、精一杯やります。

●千尋
わたしだって、やるときはやるよ~?

……だけど、ひなたちゃんが。


●ひなた
ねぇ、本当に……決まっちゃったの?

●萌
私にも反対する理由はありません。
プロデューサーにも。

ーー選択肢1
●プロデューサー
任せる。

●ひなた
ま、任せるって……この前まで
選べないって言ってのにぃ~。

ーー選択肢2
●プロデューサー
やりたくないの?

●ひなた
えっと……そういうわけじゃないけど……。

でも、あたしより出たい人がいると思うし……。

●萌
……ひなたさんは、何が引っかかってるんです?

●ひなた
何って言われても……
本当に、あたしなんかでいいの……かな?


●萌
自信がないんですか?

●ひなた
……それもあるのかなあ。
結局、実力で選ばれたわけじゃないもん。

●愛美
何言ってんの!
私たちのパフォーマンスは、最高だったでしょ!!

●萌
そうですね。パフォーマンスを見ての結果でも、
十分選ばれる可能性はありました。

●ひなた
そうなんだ……うーん?

●和歌
…………。

●琴音
ひなたちゃんなら、さっきみたいに
仲間に託されたら、いつもよりやる気を出しそうですよね。

●ひなた
託された……?

●和歌
……ひなたは、選ばれたわけじゃないんだよ。
スタフェス予選にかける想いを、預けられたんだよ。


だから、みんな一緒だよ。
代表として、顔として、みんなと一緒にステージに立つの。

●ひなた
想いをあずけられた……。

●萌
何が引っかかっていたのか、わかりましたか?

●ひなた
……うん。分かった。
みんなで一緒にステージにあがるんだよね?

それだったら、いいかな……。

●和歌
ひなた……。

●ひなた
みんなの気持ちに応えるため……。

私、がんばって走ってみるね!!

●和歌
ふふっ……やっとひなたらしくなったね。

●愛美
まったく……責任重大なんだからね。
しっかりやりなさいよ!

●ひなた
プレッシャーかけないでよー!

●愛美
ふん。ゼンゼン困った顔してないくせにっ!

●琴音
今にも踊りだしそうですよ?

●ひなた
あははは……。
胸の中にあるやる気で、身体が弾けちゃいそう!


●千尋
はぁ~ひなたちゃん、元気になってよかった♪

●和歌
ひなた、がんばろうね。

●ひなた
うん……みんなに託された想い、
ちゃーんと、トップまで連れていくよっ!!

●萌
やっと、あるべき形にまとまりましたか。

目次へ戻る

現世(エイドス)サイド:第13章「新たな目標」第11話「知られざる事情と作法」

ーーカフェ

ずぞぞぞぞぞぞぞぞっ……!!


●セリア&楓李
ぷはーっ。


●セリア
ふー……ジャポンのソウルといえばマッチャ!
やっぱりマッチャ=ラテは美味しいでありんすなぁ~。

●楓李
ここの抹茶ラテは飲み物なのに、少し凍ってるのがいいんよ。
アイスみたいにシャリシャリするのがええなぁ。

●セリア
そうでありんすなぁ! ではでは、もう一度……。

ずぞっ……。

●佳奈恵
こらこら……2人とも、一旦ストップ。

●セリア
なんで止めるでありんすか、カナエ!

●佳奈恵
セリアも楓李も、あんまり音を立てて飲むのは
周りの人たちに迷惑になるよ?


●セリア
ンー? マッチャは音を立ててもいいのに、
マッチャ=ラテはダメでありんすか?

●楓李
吸いきりってやつやな。こればっかりは許してほしいわぁ。

●佳奈恵
(そういえば茶道って音を立てて飲むのも作法にあるんだっけ。
 ……この子たちなりに正しいからこうなっちゃったのかな)

……じゃあ、時と場合によりますよ、ってことでいいんじゃない?

●彩
ユルいなぁ、佳奈恵……許しちゃうんだ。

●楓李
あっ……許すといえば、
うちらが歌ってる歌のことなんやけど。

●彩
これはまた、急に話が変わったわね。

●楓李
いやぁ、ずっと気になってたことがあったのを
思い出したんよー。

●佳奈恵
歌? それって、ユニットで歌ってるものの話?

●楓李
せやで。『Remuage』の曲とか、別のユニットの子らが歌ってる曲の話な。

あのな? うち、いつも歌ってた曲を作ってくれてたのが
誰なんやろなぁー、って思ってたんよ。

それで調べたらな? 学園長がアイドル時代に、
この曲を歌ってたらしいわぁ。


●彩
歌ってる、って……私たちの楽曲を?

●楓李
そうなんよ。
逆に言うと、うちらは学園長の曲を歌わせてもろてるわけやな?

●セリア
へええっ!? あれはあちきたちのためだけに、
書き下ろしてくれたものじゃないでありんすかっ?


●佳奈恵
そういえばそうなんだってね。
学園長はアイドル黄金時代の人だから、
色んなジャンルの楽曲を持ってるらしいし。

本人がジャンルの壁を超えて、色んな曲を歌えるなんて、
それはそれですごいよね……。

●彩
たしかに……ってことは、
『Twinkle☆Star』の曲とかもそうなんだ。

●佳奈恵
そうそう……で、そういう曲は承認ライブの課題になるし、
活動資金を使って歌う権利を買えたりも出来るんだって。

●彩
わりと常識っぽいけど、私たちの世代だと知らない子もいるのかな。
……私も、詳しくは知らなかったし。

●佳奈恵
ははっ……まぁ、言われないとわからないかもしれないね。

●セリア
ナルホド! ……ということはとりあえず、
あちきは今まで通りに、歌っていいでありんすな?

●佳奈恵
そうだね。気にしないでもアイドルの活動はできるから。

●楓李
うちも納得したわぁ。
学園長……相変わらず、すごいお人やー。

●セリア
なるほど……勉強になるでありんすなぁ。

ずぞぞぞぞぞぞぞぞっ。

●彩
はぁ……この子たちはホントに……。

●佳奈恵
まぁまぁ。こんなの年の違う姉妹じゃよくあることだから。

●彩
佳奈恵ってば、大人だね……ホントに頼りになるよ。


●セリア
あー! アヤ、あちきのことも頼ってほしいでありんすっ。

●楓李
彩はん、うちも頼っていいんよー?

●佳奈恵
……大人気だね、彩。

●彩
そりゃ、悪い気はしないけど……
この子たちの今後が心配だわ……。

目次へ戻る

青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

© SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.




最初にコメントにしてください

コメントを残す

Your email address will not be published.