「なにもないRPG」ネタバレレビュー!戦闘もガチャもない、忙しい現代に無を投げかけるRPG!「なにもないRPG」



なにもないRPG 忙しい現代に無を与えるRPG。無とはいったい・・・うごごご!

何にもないってこと、そりゃあ何でもありってこと?

「なにもないRPG」は自称「忙しい現代に無を与えるRPG」
プレイヤーはドット絵のキャラクターをメイクし、箱庭世界をうろつき、他プレイヤー勇者の発言をヒントに「世界の秘密」を探り当てる冒険に出る…。
四角い草原に集められた勇者たちは一体どうするのか。あまりに実験的・挑戦的な内容で局地的に話題沸騰してる(?)本作をガチレビューした。

戦闘もイベントもガチャもないRPG…だと!?

なにもないRPG この画面までたどり着く方法、教えます!
RPGが大好きな僕らはわかっている。細胞レベルで理解してしまっている。RPGというゲームのお約束を。
誰かに話しかければ、イベントがはじまり、何処かに隠し通路があって、アイテムが眠っていると。このゲームも、そのお約束を信じて進めていく。
だが、その先にあるのは予想外の展開だった。ネタバレ攻略できるだけ頑張るので最後まで読了してくれや!

「なにもないRPG」の特徴は圧倒的虚無とささやかなオンライン要素

なにもないRPG こいつの言ってることは多分うそ。今の所うそ。
ガチャ。バトル。育成。ムービー。近年のスマホRPGの要素何もない。チュートリアルも、ライバルも、世界観も、ストーリーもない。
あるのはキャラメイクとセリフを作れて、町を歩く機能のみ。あと動画広告か。だが、なぜかこの奇妙なゲームに強く惹かれるものがあった。少し長くなるが語らせてほしい。

誰かとつながれる静かな感動、それがオンライン要素

なにもないRPG 俺たちにできることは、自分のセリフを変更して他ユーザーにヒントを出すことだけだ。
手抜きか!?と言いたくなるほどの、虚無への只ならぬ執着。だが、本作にはささやかな秘密が隠されていた。
どうやら、この町の住民達のセリフは、どうやら他のプレイヤーのセリフのようだ。なんと、住民のセリフすら、ユーザーに作らせているのか。ヴォイド!
みんなが同じセリフで手抜きだ!と思いきや、ところどころ謎めいたセリフを言う勇者もいる。「斜めに走り抜ければモンスターが出てくる」とか、嘘の情報もある。
うそはうそであると見抜ける人でないと(RPGを遊ぶのは)難しい。だが、たまに真実を吐く勇者もいる。
そう、同じような、虚無の牢獄で、誰かに届けという思い。絶望に負けなかった勇者たちの慟哭が、オンラインで届く。そのアドバイスに従う。物語が、かすかに進む。
ブラボー!おお・・・ブラボー!!
真の意味で、役割を演じる…つまり「ロールプレイ」する「ゲーム」なのかもしれないな。こじつけですけど。バカゲーですけど。

ゲームの流れ

なにもないRPG
この作者、以前もガチャ引き放題の「クトゥルフ無限召喚」なる曲者RPGをリリースしている。
無理やりなら、敵を倒すというお約束を逆手に取った「Undertale」の精神を受け継いでいるという拡大解釈だってできる。このキャラメイク画面似てるし。
 
 
なにもないRPG
やあ、ここはラビリカの村だよ。 なにもないところだけど、ゆっくりしていってね。
皆が同じ事を言うが、時たま違うセリフを言う人がいる。覚悟はいいか?俺は出来てる。
 
なにもないRPG
隠し通路を発見。FF時代からのレトロ要素だ。
だが、思わせぶりなセリフはあれど、何もない。賽の河原に石を詰むような気持ちでゲームを続ける。
 
なにもないRPG
ついに作者と対峙するときが来た。どうやらこの部屋にはまだ秘密が隠されているようだ。
もとの草原に戻りたかったらセーブしてやり直そう。
 
なにもないRPG
現バージョンで行けるのは多分ここまで。俺たちの戦いはこれからだ。
いつかアップデートがやってきて、俺たちみんなを助けてくれる。

「なにもないRPG」攻略のコツ

なにもないRPG クリスタルを集めるのがだるい人は広告で集めよう。パケットはかかるけど。
できることは、住民たちの声に耳を傾け、たまに出現するクリスタルを集めるのみ。
なにもなさすぎて自問自答すると「動画広告」を得ることができ、クリスタルを集めることができる。
ネタバレすると、クリスタルを100個集めると、邪魔なじじいがどいてくれて、「開発室」に行き、作者の話を聞くことができる。そしてまだ、秘密は隠されている…!

勇者たちのつぶやきによって未来が変わる!?

なにもないRPG クリスタルを200個集めると、作者がいる部屋の右下から隠し通路が。
最後のネタバレは画像参照。そして、僕らにできることは唯一ある。ゲーム内のセリフで、Twitterで、App StoreやGoogle Playstoreで、アプリゲットのレビューの感想欄で、作者に声を届けることだ。
きっとその声は届き、この世界の因果律に干渉する力を持ちうる…かもしれない。神たる作者すら、我らユーザーがいなければ存在しないのだから。
虚無との対話。そんな哲学めいた気持ちになれるのが「何もないRPG」の最大の醍醐味なのかもしれない。
作者は「ゲームの方向性を自分で決めない」という点で、究極のRPGを目指したのかもしれない。
「竹書房クエスト~強襲ポプテピピック~」にも似た、既存のゲームに強烈なカウンターを感じた。こじつければ、ですけど。




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