12月はグリッドマンが活躍! スクエニ新作『ゲシュタルト・オーディン』インタビュー




スクウェア・エニックスAimingのタッグで贈るMMORPG『ゲシュタルト・オーディン』。

クウェア・エニックスの歴代タイトルのみならず、さまざまな他社作品のキャラクターたちがメインストーリーでクロスオーバーする豪華なRPGです。

はたしてこの作品はどういった経緯で生まれたのか。また今後はどのように進化していくのか。本作の気になる部分について主要クリエイターにインタビューを行いました!(文:カワチ)

▼左からスクウェア・エニックスのプロデューサー・渡邉勇樹氏、Aimingのプロデューサー・吉木崇氏、同じくAimingのディレクター・小林茂氏。


かつて自分を救ってくれたエンターテイメントへの恩返し

——豪華なクロスオーバーで話題の『ゲシュタルト・オーディン』ですが、どういった成り立ちで生まれたのでしょうか。

渡邉:もともとAimingさんの社長や吉木さんとは前職の同僚で、「いつかいっしょに作品を手掛けたいね」という話をしていました。

ジャンルはAimingさんの得意とするMMORPGにすんなりと決まりましたが、ほかの同ジャンルのゲームとの差別化は工夫しました。世界観がハイファンタジーではなく、現代モノを取り入れているのもそのひとつです。

——変身によるパワーアップなどの要素も本作ならではですね。

吉木:そうですね。テストとなるα版を作ったあと、「もう少しオリジナリティが欲しい」ということになり、変身などの特撮的な要素を追加しました。

▼変身をするとヒーロー調のスーツをまとい、BGMも専用のものに変化。熱すぎる!


——制作していくなかで手応えを感じたターニングポイントはありましたか?

小林:一番大きいところだと変身と、ゲーム内に登場するキャラクターと冒険できるバディシステムですね。

どちらも渡邉さんのアイディアでしたが、バトルにメリハリが付いたと思います。

——リリース前に大変だったことはなんですか?

渡邉:多くの作品とコラボしているので、交渉やチェックの数が多かったです。特に今回は単なるコラボではなく、メインストーリーにもさまざまな作品が登場する本格的なクロスオーバーRPGを目指したので、その段取りは大変でしたね。

吉木:あとはアニメムービーが大変でした。開発の後半に入れることが決まったので、スケジュールがギリギリになりましたので。

▼ハイクオリティなオープニングアニメにも注目!


渡邉:逆にキャラクターやサウンドは最初からイメージ通りに進んだので進行的には苦労しませんでしたね。

——味方側である「エクストラ東京」と敵側の「ゼノ東京」を合わせると多くのオリジナルキャラクターが登場しますが、「ゼノ13騎士団」などは最初から考えていた設定なのでしょうか。

渡邉:はい。「13」っていう数字は格好いいじゃないですか(笑)。

——確かにいろいろな作品に使われますね。中二病をくすぐる数字かも(笑)。

渡邉:ちなみに自衛隊が出てくるのは、自分自身が一度ゲーム業界を辞めて陸上自衛隊に入っていた過去があるので、その経験からです(笑)。

——ツイッターで語られていたエピソードですね。渡邉さんの経歴には驚きました。

小林:開発視点での苦労というか、注意した点はプレイヤーさんがつねにやることがなくならないようにと、とにかく最初からたくさんの要素を盛り込みました。

高難易度のクエストだったりキャラクターとの仲を深めるクエストだったりと、クエストの種類に関してはリリース直前まで増やし続けました。

——本作は1人でプレイするクエストも多く、やり込みが豊富ですね。

吉木:すでに歴史のあるタイトルが日本でリリースされる場合は、最初からボリュームが多いんです。そういったタイトルに負けないように『ゲシュタルト・オーディン』も最初からたくさんやり込めるように制作しました。

▼メインシナリオだけでなく、初めからジョブクエストやバディクエストど多彩なクエストが存在!


——シナリオ面に関してもお聞かせください。本作はさまざまな作品とクロスオーバーしていますが、選定の基準のようなものはあるのでしょうか?

渡邉:ええと、ざっくりとお答えすると、私の好きなものです(笑)。ファミコン時代からゲームを遊んで来たので。

自分個人の話になってしまうのですが、高校のころにいじめにあって家にいることが多かったんです。そのときにアニメや特撮、ゲームといった作品に救われた過去があるので、恩返ししたい気持ちをずっと持っていました。

また、さまざまなカテゴリの作品とコラボすることで、もともとのファンの支持層とは違う方たちにも『ゲシュタルト・オーディン』や各作品の魅力が伝わればいいなと思っています。

もちろん、自分の独断ではなく周囲と相談をしていますし、年齢層などのバランスを見て開発チーム内からアイデアがあがってくることも多いのですが、全体的には私の「好き」が大きなウェイトを占めているかと思います。

——なるほど。個人的には恋愛SLGの『センチメンタルグラフティ』の参戦に驚きましたが、これも渡邉さんのプッシュで?

渡邉:そうですね。『同級生』が好きだったので、それらの作品のコンシューマに移植していたNECインターチャネル(現インターチャネル)の作品にも興味を持ち、セガサターンの『センチメンタルグラフィティ』のファンにもなった流れですね(笑)。

あとはCBTを実施したあとのアンケートによると30代や40代のユーザーさんが予想よりも多かったので、そういった世代の方にも刺さるような作品とのクロスオーバーも積極的に行うようにしました。

——『ロマンシング サガ2』や『聖剣伝説3』などはスーパーファミコン世代にはうれしいタイトルですね。

渡邉:そうですね。でもじつは、最初にクロスオーバーをオファーしたのは自社タイトルではなく『シナモロール』でした(笑)。

一見すると、『ゲシュタルト・オーディン』のメインストーリーのターゲット層とはまったくかみあわないからこそ、また別のユーザー層にアピールできるかなと思ったんです。

いろいろと考えた結果、シナモンのイメージにあった回復系のキャラにでき、ストーリー的にもゲーム的にも、違和感がない形でシナモンを登場させられたかなと思っています。

オリジナルキャラクターであるバディシナモンのデザインも奥村心雪さんに手掛けてもらえてうれしかったです。

▼本作だけのオリジナルのシナモンが仲間たちの冒険を導いてくれます。


——そうだったんですね。クロスオーバーといえば『SSSS.GRIDMAN』の参戦タイミングがアニメのスタートと同時期という早いタイミングでビックリしました。

吉木:『SSSS.GRIDMAN』はアニメが始まる前からコラボのご相談をさせていただきました。スケジュール的には大変でしたが、アニメ放送開始と合わせられたので、ユーザーさんにも喜んでもらえたと思います。

——実装したクロスオーバーのなかで、みなさんがとくに思い入れの深い作品などはどれでしょうか?

渡邉:わたしは福岡県のゆるキャラであるヤバイ仮面です。造形は格好いいのですが、コミカルな動きをするので見ていて楽しいんですよ。

——なぜヤバイ仮面が本作に登場することになったのでしょう。もしかして、渡邉さんが福岡出身とか?

渡邉:いえ、出身は東京なので関係ないです(笑)。テレビを見ていたらヤバイ仮面が出ていて、それを見てハマってしまったんです。

ちなみに、まったくつながりがなかったので、お問い合わせフォームから依頼のメールをお送りしました(笑)。

——すごい行動力ですね! 吉木さんはいかがですか?

吉木:私は『シナモロール』のシナモンですね。最初に登場させることが決まったときは衝撃でした。

シリアスなストーリーに馴染むか不安でしたが、召喚で回復してくれる能力などを含め、うまく世界観にマッチしたかなと思っています。

渡邉:最初はオリジナルのマスコットキャラクターを作ることも考えていたのですが、結果的にシナモンがその役目になってくれてよかったと思っています。

小林:自分は『SSSS.GRIDMAN』です。アニメが放映される前のタイミングから企画が動いており、試写会を観たときにデザイナーと「このクオリティを再現しよう」と誓いました。

また、これは『SSSS.GRIDMAN』に限ったことではないですが、原作が好きな人に満足してもらえるようなクオリティのデザインになるように努力しています。

——全体のシナリオに関してお聞かせください。すでにラストの構想などはあるのでしょうか?

渡邉:いわゆる第一部と言いますか、区切りのいいところまでのシナリオは完成しています。

ただ、途中で参戦が決まったクロスオーバーもあるので、そこは書き直したり丸ごと差し替えたりもしていますね。

たとえば今度参戦する『シュタインズ・ゲート』も大掛かりな仕掛けのある作品なので、その設定を生かそうと思うとシナリオを大きく変える必要がありますし。

——『シュタインズ・ゲート』も楽しみですが、『センチメンタルグラフティ』はいかがでしょうか? 引退されている声優さんもいるので全ヒロイン登場するのは難しいと思いますが。

渡邉:全ヒロインを新規録りおろしボイスというわけにはいきませんが、きちんと12人全員のキャラクターモデルを作っています。ファンの方は楽しみに待っていてほしいですね。

小林:ほかにも、今後のストーリーでは『聖剣伝説3』のリースが登場したり、これまで出会ったキャラクターたちも物語を盛り上げてくれたりするので、そちらも注目してもらえればと思います。

渡邉:まだまだ交渉中のタイトルもありますし、おかげさまで最近はこちらにコラボの相談をお声がけいただくことなども増えたので、そういったものは積極的にお受けしていきたいなと思っています。

吉木:12月中旬から開催中の『SSSS.GRIDMAN』のストーリーをクリアすることで、グリッドマンを召喚できるようになるので、ぜひこの機会にプレイしてもらいたいです。

撮り下ろしのボイスも多いのでファンの方にはうれしいと思います。

▼召喚では先行して登場していた『SSSS.GRIDMAN』。オリジナルストーリーが楽しめるクエストも配信中です。


今後はランク3のジョブが続々と登場!

——ゲームのシステム周りについてもお聞かせください。本作はオンラインRPGが基本でありながら気軽にマッチングできたり、ソロでもバディシステムで快適に遊べたりしますが、初心者への配慮は意識しましたか?

小林:フィールドやバトルのオートをはじめ、こまかい操作を知らなくても遊べるように設計しました。

また、サブクエストをクリアするために強いプレイヤーが過去のフィールドに戻ってくるようにするなど、初心者の方が強敵で詰まらないようにも工夫しています。

ストーリーやキャラクターが気になって『ゲシュタルト・オーディン』を遊び始めてくださる方も多いので、序盤や中盤はサクサクと進めるようにしています。

吉木:MMORPG作りのノウハウはあるので、派手な演出を取り入れつつも操作部分に関しては直感的で分かりやすい画面を作ることができました。

何度もMMORPGを制作していると複雑なシステムにしたくなってしまうのですが、『ゲシュタルト・オーディン』は初心者の方に向けてわかりやすい内容にしています。

——これから『ゲシュタルト・オーディン』を始めようと思っているプレイヤーにオススメの遊び方はありますか?

小林:公式サイトに掲載している「プレイのヒント」でわかりやすく説明しているので、そちらもあわせて参考にしていただけばと思いますが、ジョブに関してはどれを選択しても初心者が遊べるように作ってあるので好きなものを選んで大丈夫です。

どちらかというと自分のジョブとバディの相性を考えて組み合わせるのが大事ですね。例えば、自分がアタッカーであればヒーラーを連れて行ってみてください。

また、ミッションが画面の右に表示されているので、敵が強くて勝てなくなったり戦闘力の伸びが悪くなったと感じるようになったりしたら、そちらに挑戦してみてください。

——普段ソロでプレイしている人に対して、マルチプレイのメリットなどを教えてください。

小林:マルチプレイによって経験値が分配されたりするようなことはないので、どんどん乱入して大丈夫です。

クエストの難易度ごとにレベルや戦闘力の制限も設けているので、相手とのレベル差がありすぎて足を引っ張ってしまうという心配もないです。

また、今後はクランで挑むクエストや報酬も増やすので、ぜひそちらも注目いただければと思っています。

▼今後はクランに入ることのメリットも増えるとのこと。


▼クラン応援4大キャンペーンも開催中です。

——初のランク3ジョブであるセイバーが登場しましたが、今後もジョブは追加されるのでしょうか。

小林:はい。セイバーと同じくランク3ジョブであるウィザードが追加されます。魔法系統のアタッカーですが、同一系統の武器だけでなくビショップやヒーラーのように魔典も装備できるので、それまでとは違った戦い方ができるようになります。

また、その後もレンジャー、ルーク、ビショップの上位ジョブを追加する予定ですので、そちらもご期待ください。特定のロールにだけ上位ジョブがあるという状況にしたくないので、できるだけ早いスパンでどんどんと実装していく流れで考えています。

——小林さん自身はどのようなスタイルでゲームをプレイされていますか?

小林:ほぼすべてのジョブをカンストするぐらいまでプレイしています(笑)。

そんななかでオススメをあげるならセイバーとルークです。セイバーは火力があるので爽快感のあるプレイが楽しめます。ルークはタンク系なのですが、育てることでどんな状況にも対応できるジョブになります。

——ほかに追加予定の要素やアップデート予定のものなどはありますか?

小林:これまでストーリーに登場していたクロスオーバーのキャラクターがバディとして使用できるようになる予定です。

また、新規コンテンツの追加だけでなく、プレイフィールの向上も今までどおりアップデートで対応していきます。

——これからゲームを遊び始めようと思っている人に、本作の注目ポイントをお聞かせください。

渡邉:本作は気軽に共闘を体験できるのが魅力になっています。マルチプレイが楽しくなってきたらクランに入ったりして、さらなる強敵に挑んでいただければと思います。

吉木:多彩な作品とクロスオーバーをしている本作ですが、オリジナルキャラクターたちのバディシナリオも必見の内容になっています。

メインクエストの合間などにプレイしてもらえれば彼らについても愛着をもってもらえるのではないかと思います。

小林:本作はキャラクターメイクも細かく設定できるようになっています。

外見や性別、ボイスはいつでも変更できるのですが、同じ装備でも男女によって見た目がまったく違う場合が多いので、多彩な着せ替えを楽しんでみてください。

——今後の展開についてお聞かせください。

小林:ランク3ジョブの追加やバディキャラクターの追加、クラン参加キャンペーンのほか、クリスマスとお正月には特別な衣装が手に入る期間限定イベントも開催予定です。ぜひこの機会にプレイしてみてください。

——最後にファンへのメッセージをお願いします。

吉木:ゲームはまだまだアップデートしていきますし、新たなクロスオーバー作品も次々に追加されますので、年末年始のお休みなどを使ってじっくり遊んでいただければと思います。

小林:すでにゲームを遊んでいる人には、さらに楽しくなる追加コンテンツを増やしていきますし、まだ遊んでいない人にも初心者向けのクエストや報酬なども追加していきます。ぜひ今後とも『ゲシュタルト・オーディン』をよろしくおねがいします。

渡邉:今後は変身の種類やクロスオーバー同士の掛け合いも増やしていきます。ぜひ注目してみてくださいね。


ゲシュタルト・オーディン ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 2,027.3 MB
・バージョン: 1.1.0
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

© Aiming Inc. /SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.




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