『リネージュM』川南P×反王ケンラウヘル対談(後編): 攻城戦、ガチャ、クラス……気になる仕様が明らかに!



『Lineage M(リネージュM)』の運営プロデューサーを務めるエヌシージャパンの川南巌氏と『リネージュ2 レボリューション』の有名プレイヤー反王ケンラウヘル氏の対談記事。後編では『リネージュM(以下、リネM)』の気になるゲームの仕様に、反王氏が鋭く切り込む!?

リネM攻城戦の衝撃はスマホからMMOに入った人にこそ体験してほしい

――リネMにおける攻城戦についてお聞かせください。基本的には『リネージュ』のものが再現されているということですが……

川南:『リネージュ』の攻城戦は、政治的な駆け引き、外交みたいなところが面白さかなと思っています。向こうのチームだった人がこっちにいるな、みたいな。

反王:最近のゲームだとPvPもけっこうスポーティというか、e-Sportsみたいになっているのが大半。「両者がほぼ同じ条件です」「逆転要素が入ってます」みたいな。

そういうゲームが多い中、リネMの攻城戦を見てみたのだが、ごりっごりの外交+数+質みたいな戦いで、懐かしさと興奮を思い出した。

川南:そこを競っていくのはMMOじゃないと楽しめないところだと思ってます。あの感じが好きなんですよね。

反王:最近のゲームにはないのが実情。「チーム単位ですよ」「20人しか出れませんよ」「20対20ですよ」といった感じで。

リネMの攻城戦は、1位の100人クラスの超強豪チームがいて、そこに対して2~6位までの連合を組んで500人で攻めに行くような、そういう戦いが『リネージュ』、そしてリネMの魅力的だと感じる。

PC版『リネージュ』やっていた方はすごくわかると思うのだが、スマホからMMOを初めてやったという人は逆に新鮮で楽しく感じると思う。

川南:攻城戦の魅力は、さらに伝えていかなきゃなと思ってます。

反王:我としては、リネM公式サイトに攻城戦の動画をぜひ載せてほしい。まさに戦争! 大戦争! という、衝撃的なコンテンツだと思うので。

――PC版『リネージュ』は満足にコミュニケーションもとれない中、綺麗に整列してましたよね。一糸乱れぬ、みたいな。

反王:その通り! 後ろでエルフが矢を打ち、横でウィザードが回復し、それを倒しに遊撃隊が行き、みたいな臨機応変さが求められたりして。

ごちゃごちゃしたまさに大戦争! というのは『リネージュ』の攻城戦以外にない。あの楽しさをなんとか伝えていきたいなと思う。

『リネージュ』をプレイしていた人には刺さるグラフィックだが、これを見て敬遠しがちな人に、「面白さってグラフィックじゃないんだよ」ということをものすごい押し出したい、むしろ押し出してほしい。

川南:「グラフィックはともかく」というのはなかなかこちらから言い出しにくいんですよね(笑)

反王:ただ、あれが『リネージュ』の良さでもある。

俯瞰視点でも、すごい数のプレイヤーが一気に表示されるというのは2Dならではだと思うので。

あの大人数で戦っている姿は、今MMOをスマホでやっている人たちにも絶対に刺さる。

川南:逆に新鮮だとは思いますね。

反王:だから、グラフィックで敬遠しているところを乗り越えさせることが我の使命なのかな、と思っている。そういう人こそやってほしいなと。

川南:2Dの俯瞰視点って、ものすごく周りを視認しやすいんですよね。3Dのゲームは綺麗ですけど、周りでなにやってるか分かりづらいっていうのがあって。

『リネージュ』の攻城戦はシミュレーションゲームでプレイした感覚に近いのかなと思ってます。

反王:将棋盤の上を自分が歩いていくようなゲームなので、ものすごい攻城戦の並びが綺麗なのもいい。北海道とか京都の碁盤目状の街並みで戦うみたいなイメージだ。

――攻城戦ならではの戦術・戦略などもリネMに再現されているのでしょうか?

反王:いわゆる「プリ(プリンス/プリンセス)回し」などだろうか。PC版『リネージュ』の攻城戦は、城の中にあるタワーを倒して、出てきたクラウンに触った君主が城を取れるという仕様だ。

川南:そうです。一度どこかのクランが城を取ると、そのクランが城主側になって、それ以外のクランが城外に飛ばされるんです。

で、攻城戦終了の段階で最後に城主になっていたクランの勝ちになります。

反王:だから、不利になってきたら、いったん同盟のクランを城外に飛ばして盤面をリセット。

その後タワーだけ壊して、プリだけクラウンの横でいつでもタッチできる状況しておくという(笑)。

川南:ありますね(笑)。

僕が今まで聞いた中で衝撃的だったのは、敵対するクランにウィザードを数ヶ月潜入させて、最前線のナイトのヒールを任せられるような信頼を得たのちに、攻城戦中に突然後ろから近付いてどっかに飛ばすという戦術です。

反王:マステレ(マステレポート)拉致……!(笑)。

――それは、 1回やったらアウトでは……

反王:うむ、完全に1発アウトだ(笑)。

川南:やった人がいたらしいと昔の先輩に聞いたことがあります。そういう時間の掛け方とか、アプローチの仕方がMMO感あってすごい好きなんですよね。

――CIAみたいですね。

川南:そうなんです。前衛のヒールを任せられるポジションは、血盟の中でも一流のウィザードに任せないといけないくらい重要な立ち位置なんです。

ちゃんと信頼を得ないと就かせてもらえないようなポジションなんですけど、それを成し遂げた後に裏切るっていう。やった本人はすごい気持ちよかっただろうなと思います。

反王:そういう駆け引きも今のMMOだとなかなか体験できない。同盟だと思ってたら裏切られるという、関ヶ原の合戦みたいなことが実際に起きていた。1つの攻城戦の中にもドラマや物語があるのが非常に素晴らしい。

――そういう要素はリネMにも……?

川南:いや、残念ながらマステレはないっぽいですね(笑)。

反王:よかった(笑)。いくらギスギスした世界が好きだっていっても、やられた方はたまったもんじゃない。

川南:あの3か月間いっしょに遊んだアイツがまさか……ですもんね。リネMの攻城戦がどうなるか楽しみにお待ちいただければと思います。

普通にしていたら出会わない人とのコミュニケーション、感動を教えてくれたのが『リネージュ』でした

――ここまでで、かなり『リネージュ』愛があふれている反王さんですが、深くハマったきっかけはなんだったのでしょうか?

反王:昔はチュートリアルというものがなく、ゲームを始めてもわけも分からず放り出されるような形だった。

最初、近くにいるスライムを倒しに行くのだが、これがめちゃくちゃ強い。初心者はスライムごときにやられてしまうくらいで。

そこから「じゃあ、イノシシだったら大丈夫だろ」とイノシシに向かうのが『リネージュ』の黄金やられパターンだ(笑)。

川南:「ちっちゃいし、動物だし、大丈夫かな」って思っていくと(笑)。

反王:スライム・イノシシという「初心者キラー」たちによって、ボコボコにされ。「このゲームなにが面白いんだ」と最初匙を投げた。そんな中出会ったのが、宿屋の前に立っていたとある女エルフであった。

床置きした便箋(※)に「初心者教えます」と書かれていて。よくわからなくてウロウロしてたら「初心者さんですか?」と話しかけてくれて、そこで「はい」と答えたのがMMOにおける初めての会話であった。

※便箋:相手にメッセージを送る機能。昔は床に置くこともでき、「〇〇売ります」のような使い方ができた

その人がものすごく丁寧に教えてくれて、攻城戦にも連れていってくれた。で、攻城戦見たら、ものすごい数の人が列をなしているのに圧倒されて。

「これ一人ひとりがプレイヤーなんだ」と思ったらものすごくワクワクして、「これに出たい!」とレベル上げをがんばって、いよいよ初心者エリア卒業するというときに、そのエルフの方がお祝いとして大量のアデナをくれて。

「見ず知らずの人にどうしてこんなに良くしてくれるんだ」と聞いてみたら、「私は『リネージュ』が好きだから、あなたにも好きになってほしい」と。

そこまでしてくれる方はもう「女エルフ」じゃなくて一人の「人」であった。

川南:師匠的な方ですね。

反王:そう! 「なにか恩返ししたい」と初心者なりに言ってみたら、「じゃあ、今度はこの楽しさをあなたがほかの人に伝えてほしい」と言ってくれて。

川南:いい話じゃないですか。NCJの手の者じゃないですよね?

反王:だとしたら完璧にその罠にハマったかもしれぬ(笑)。それがあって、オンラインのロールプレイは勇者になるんじゃなくて、理想の自分の役割をプレイして楽しむものなんだなと気づかされた。

それ以来、人を楽しませることをやっていきながら、盟主になったりとか、チームを作ったりするようになったのだ。

MMOで初めて出会った人は、強烈に印象に残っている。そういった出会いとか、人とのドラマ、良いことも悪いこともあるとは思うのだが、普通にしていたら出会わない人間とのコミュニケーション、感動を教えてくれたのが『リネージュ』であった。

あのときの感動を再び、『リネージュM』で思い出したいなと。そういう物語を自分の中で蓄積していって、人生を豊かにしていきたいと思っている。

川南:うれしいですね。この熱い想いにぜひ応えたいと思います!

――お二方、ありがとうございました!

そのほか気になるゲーム仕様をあれこれ聞いてみた!

反王氏から、さまざまな質問が飛び出た今回の対談。

ユーザーにも有益な情報が多かったので、最後にまとめて紹介していこう。

Q. 攻城戦はリリース時点では遊べるんですか?

リリーススペックでは入っておらず、一定期間後にオープンします。

レベルとか装備とかある程度充実したかな、というタイミングで出せればいいなと思っています。

Q. 攻城戦が行われる城は決まっているんですか?

「オーク要塞」と「ケント城」、「ウィンダウッド城」の3つが韓国ではリリースされているようです。

ちなみに、「オーク要塞」は『リネージュ』同様、入口が1つになってますね。

Q. サーバーはいくつくらいになるんでしょうか?

先日の生放送で初期サーバーリストの公開を行ないました。

人がたくさん来れば増やします! なのでいっぱい来てください!

ハードウェアは用意しているので、増やす準備はできています。

Q. 1サーバーに入れるキャラクターの上限はありますか?

厳密には話せませんが、PC版と同じくらいになるかと思います。

Q. サーバーは固定ですか?

基本的にはそうです。キャラクターは作成したサーバーでのみ使用できます。

Q. ガチャはありますか?

「変身」と「マジックドール」がいわゆるガチャコンテンツになっています。

Q. ガチャ以外では入手できないのでしょうか?

強いものを狙う場合は、豪運を持っていない限り、ものすごいお金を使う必要はあります。

ただ、たとえば「変身」だと、レベル70、80になったときに、そのランクではあまり強くないけど、一応課金コンテンツを利用していない人でももらえるといった仕様になっています。

あと、ダイヤだけではなく、アデナで回せるガチャもあります。

そういうのも相まって韓国版では、「出るのをゆっくり待とう」みたいなけっこう牧歌的な捉え方をしている方もいらっしゃいます。

上位層はまた別ですが、中級者くらいでもけっこう楽しめるんじゃないかとは思っています。

Q. マジックドールと変身は強いですか?

マジックドールは、入手難易度の差に比べたら、ドール間のスペック差はそんなに大きくない印象です。

単純なキャラクターのスペックというより、経験値獲得量の増加や所持重量増加などサポート的な要素がメインのスペックとなっています。攻撃力も上がったりはするんですけど、追加+2とかです。

一方で、変身はかなりすごいです。こちらはシンプルにキャラスペックに反映されます。

攻撃速度が一番いいものだと倍以上の数値になります。一番弱いヤツだと+4%とかです。「バグベアー」とか。

Q. ちなみに最初からDKには変身できますか?

DK(デスナイト)変身はガチャで当てるか、レベル52になったときにクエスト報酬でもらえます。

Q. 日本と韓国での違いはありますか?

過剰な日本独自仕様はやりたくないです。

もう一人のプロデューサーである大河内(大河内卓哉氏)も同意見で、できるだけグローバル版と同じ基準でやりたいという方針です。

その中で、なるべくみなさんがプレイしやすい環境を提供できればと思っています。

おそらく変身やマジックドールの排出の厳しさもそのまま来るんじゃないかなと思っています。

Q. ストーリーはあるんですか?

PC版ではほとんどストーリーは表に出ていなかったんですが、リネMではそれなりに感じられるように追加されています。

Q. オートがあるということは、基本はソロプレイ向けなんでしょうか?

パーティープレイできるというか、必要な場面はとても多いと思います。

たとえば血盟レイドというコンテンツでは、血盟単位でボスを倒しにいくんですけど、パーティーでちゃんと役割分担しないときついバランスです。

あと1カ所、コミュニケーションをとってもらいたいタイミングがありまして、レベル45くらいのクエストで、初めてアクティブモンスター(向こうから襲ってくる敵)が出てくるんです。

それが遠距離で弓を打ってくるヤツで、初見でオートプレイのまま突っ込んでしまった人はだいたい死んじゃいます。なので、「めちゃくちゃ強い敵いるんで、いっしょに狩り行ってくれませんか?」って周りの方に言ってほしいですね。

Q. 連合血盟は作れますか?

あります。ほかの血盟主のクランに君主が入ることができます。

ただ、血盟創設状態の君主は他血盟に加入できないので、いったん解散していただく必要があります。

Q. ずばり、強いクラスは?

今のところ最終的に強いのはウィザードかなと思います。魔法全般が使えるおかげでなんでもできるので、育ち切ったら最強です。

ただ、狩り効率が悪かったり、前述の通り魔法書が高かったりするので育成がかなり難しいです。レベル20くらいで、ポーションもお金もない、みたいな悲しい状態になりがちです。

なので、最初はナイトみたいな死にづらいクラスでゲームを覚えながらお金をためてから、セカンドキャラでウィザードやるっていうのがおすすめです。

Q. ちなみに、君主は……

PC版のすごく昔の頃は不遇でしたけど、リネMではまあまあ強いんじゃないかなと思います。硬さと攻撃力がナイトとダークエルフの中間くらいの印象です。

昔と比べると、君主の与えるダメージを増やすスキルが追加されていて、装備が同じだったら、君主の方がダメージ狙えることも多いかと思います。あとは君主用の2段加速も最初から実装されています。

ちなみに、やはりCHA(カリスマ)が血盟員数に依存してます。数値の2倍なので、25×2が上限ですね。

Q. 具体的な配信時期は決まっているのでしょうか?

発表まで大変お待たせいたしました。

先日開催された「リネージュMリリース発表会」にてお伝えさせていただいた通り、5月29日(水)リリースとなります!

『リネージュM』事前登録概要

実施期間:2月15日(金)~ リリース前日まで

『リネージュM』の事前登録は、以下のいずれかの方法で行うことができます。

  1. LINEでの登録方法
    LINE公式アカウントの友だち登録で完了
  2. Twitterでの登録方法
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  5. Google Playでの登録方法
    こちらのサイトへアクセスし「事前登録ボタン」を押すことで登録が完了

タイトル概要

  • タイトル名:Lineage M(リネージュM)
  • ジャンル:MMORPG
  • サービス開始予定日:2019年5月29日(水)
  • 価格:ダウンロード無料・アイテム課金有り
  • 対応OS:iOS 9.0以降/Android4.4以上
  • 開発:NCSOFT
  • 運営元:NC Japan K.K.

(C) NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.




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