「死のない精神世界」を旅しよう。「風ノ旅ビト」級の芸術的グラフィックの2Dアクションアドベンチャー「GRIS」レビュー



GRIS

「GRIS」

このゲームに出会えてよかった。きっとそう思うだろう。

自分自身の世界に囚われた女の子の物語

「GRIS」は色鮮やかなアートが美しい2Dアクションアドベンチャー。

声を失ってしまった少女は、自分自身の精神世界を冒険していく。彼女の深い悲しみを具現化した、幻想的な精神世界を冒険することになる。

世界が少しずつ色を帯びていく。彼女の心象と、BGMと映像が完璧に連動したステージには言葉を呑むものがある。

テキストや「死」を排した感動的な2Dアクション

「GRIS」

彼女とプレイヤーの感情をリンクさせる映像表現がすごすぎる。

横持ちで移動し、ジャンプを行う、いわば2Dアクションのようなプレイ感だ。物語が進むと、岩のようになり破壊する能力や2段ジャンプなどの能力を取得していく。

テキストを排した、映像だけで物語を想像させる演出見事。映像表現からプレイヤーは少女の成長や回復を汲み取ることになる。ただただ、心がむき出しになるゲームだ。

「GRIS」の特徴は芸術的な映像とリンクした少女の心象風景

「GRIS」

全6章で構成される物語、不思議なドレスを使ったギミック。

Switchなどでも配信されており、圧倒的なビジュアルが高い評価を得ている本作。アーティスティックなアニメは「アルトのオデッセイ」「風ノ旅ビト」などが好きな人にはたまらないだろう。

しかし、そのどちらにも似てない感動をもたらす。アクションが増え、色が戻っていく演出。そして、BGMともステージはリンクする。

すべての映像がプレイヤーと彼女の感情を重ねていく。こんな気持ちになる2Dアクションに出会ったことはない。

誰でもクリアできる難易度

「GRIS」

色彩、カメラワーク、BGM。ヘッドフォン推奨だ。

本作にはライフやゲームオーバーはなく、謎解きがメインとなっている。謎解きも意地悪なものはなく、道に迷うこともほぼない。

誰でもエンディングまでクリアできるようにテンポよく進めるステージ構成になっている。ただ、戦闘もほぼない序盤は人を選ぶとは思う。

ゲームの流れ

「GRIS」

声を失った彼女は、絶望の中モノクロの世界を歩いていく。

すぐにうずくまる彼女が、ジャンプやダッシュを覚えていく。ゲームがはじまると同時に少女の回復もはじまるのだ。

 

「GRIS」

嵐が吹く。建物の中に避難しなくてはいけない。それか、重くなるか。

赤は血のようでもあり、情熱でもある。このBGMとリンクした表現はスクショでは描けない。

 

「GRIS」

彼女のドレスは重くなったり二段ジャンプしたりと、ステージをクリアするたびに力を取り戻していく。

退屈に思えるかもしれないが、彼女の冒険とともにゲームの面白さも加速していく。

 

「GRIS」

赤の次は緑。このステージでは仲間と一緒に行動することになる。

いやーこの色彩。幻想的な、アニメと絵画の間のようなビジュアル。好きです。

 

「GRIS」

本作を雰囲気ゲーと捉えてしまうのはしかたないが、それは違うと思う。

映像、物語を操れる、ゲームならではの体験だ。600円は安すぎるよ。

 

「GRIS」序盤攻略のコツ

「GRIS」

星を集めて、活路を開いていこう。

ゲーム性はシンプルで、誰でもエンディングにたどり着けるようなもの。

だからこそ映画を見たような、いや、ゲームでしかできないような、プレイヤーとキャラクターの感情が没入していくのかもしれない。

基本的にはドレスのスキルを駆使して星を集め、活路を開いていく。BGMの美しさも無類だし、サウンドもヒントになるのでヘッドホン推奨だ。

隠されたやりこみ要素を見つけよう

「GRIS」

隠された光を手に入れるやりこみ要素。

少しずつ色が増える世界。ヒロインである彼女の、心の傷の回復だ。最後までぜひプレイしてほしい。中盤以降はとれるアクションも増えていく。

また、ゲームクリアには関係しないが、通常の光よりも取りづらい箇所に大きい光が配置されている。それをコンプするのもやりこみ要素だ。




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