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インテルは半導体不足でも業績は堅調、しかし投資家は「失望」

インテルが2021年第3四半期の業績を発表しました。


 * Category:テクノロジー technology
 * Source:wccftech, UDN,

インテルの業績は比較的好調、しかし投資家は失望


『wccftech』の報道によると、インテルの2021年第3四半期の決算発表で、インテルは181億ドルの収益を報告しました。


一株あたり利益(EPS)では、インテルは1.71ドルを獲得し、こちらはコンセンサス予想を61%も上回る結果となったとのこと。


この業績について『wccftech』は、インテルのクライアントコンピューティング部門(CCG)を比較的良く評価しています。インテルをはじめとする半導体メーカーは、世界的な半導体不足に悩まされています。しかしCCG部門の堅調は、インテルはこの事態を器用に乗り越えていることを示しています。

ただ投資家はこの業績発表に失望を示している、と同メディアは報じています。これによれば、特に収益が予想を下回ったことが影響し、時間外取引で株価は6%強の急落を記録したとのこと。

最近のインテルは様々な苦境に陥っていることもあり、投資家の目は厳しくなっています。しかし台湾メディア『UDN』は、インテルが台湾TSMCの最先端の3nmプロセスCPUの生産を予定していることを報じており、このプロセッサの登場が情勢を大きく変える可能性がありそうです。

また、インテルは11月4日に10nmのデスクトップ向けCPU、Alder Lakeを発表します。インテルのゲルシンガーCEOは、このCPUは7nmプロセスを採用したAMD社のZen3を圧倒するとアピールしています。これによりインテルは、2021年第4四半期に関しては、売上高が183億ドルになると予想しています。さらに2021年度全体では、インテルは735億ドルの売上を見込んでいるとのことです。

※いずれもNon-GAAPベース

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