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Appleが〝5兆円製品〟に投下する最新テクノロジーの凄み


登場が近づく新型14インチ/16インチ「MacBook Pro」について、詳細な登場時期やスペックのリークが登場しています。


*Category:テクノロジー Technology|*Source:MacRumors ,Apple ,Commercial Times

MacBook Proが11月登場、初の3nmチップ搭載の噂


2021年に発表された14インチ/16インチMacBook ProはM1 Pro/Maxチップを搭載し、Appleはインテル搭載モデルからの大幅な性能向上をアピールしました。この2製品は高額なのにも関わらず大きなヒットを記録し、2021年のMacの総合売上は351億9000万ドル(約5.2兆円)に達しています。

Apple専門の米メディア「MacRumors」経済紙記者マーク・ガーマン氏の最新レポートによると、Appleは10月24日の週にiPadOS 16と同時にmacOS Venturaをリリースする予定とのこと。同氏はレポートの中で、macOS Venturaには「近い将来」にリリースされる予定の14インチおよび16インチのMacBook Proの新モデルへのサポートが追加されていると述べています。

このMacBook Proに搭載されるのが、新チップM2 ProとM2 Maxです。ガーマン氏の以前の報告によると、M2 Maxチップは、CPUがM1 Maxの10コアから最大12コア、GPUが32コアから最大38コアへと進化するとのこと。また、M2 Maxは、最大64GBのユニファイド・メモリーに対応するとされています。

そして、最も期待されるのがApple初の3nmプロセスの採用です。台湾メディア「Commercial Times」は、Appleがアップグレードされた14インチ/16インチのMacBook Proモデルに3nmチップを使用する予定であると述べています。

一般的に、チップはプロセスが小さくなれば小さくなるほど省電力かつ高性能になります。AppleはM1チップのリリースから最新のM2チップまでは5nmプロセスを採用していたため、3nmへのジャンプではかなりの性能向上が期待できます。


ガーマン氏は、M2チップを搭載した新しいiPad Proのモデルが「数日のうちに」発表されると予想する一方で、新しいMacBook Proが次期iPad Proと同時に発表される可能性は低いと述べています。その代わり、新型MacBook Proは「近いうちに発売される予定だ」と述べており、2019年や2020年などを例に挙げ、Appleが11月に新型Macを発売することが多いことを指摘しました。

ただし、著名アナリストであるミンチー・クオ氏は、現在開発中されている3nmプロセスチップはこのモデルには搭載されない可能性があると示唆しています。その場合、新しいMacBook ProにはAppleのサプライヤーであるTSMCの現在のプロセスで作られた5nmチップが搭載されるとのことです。

また、ガーマン氏、AppleがM2チップを搭載したMac miniのアップデートに取り組んでいることをあらためて強調しました。Appleは2020年にM1チップ搭載Mac miniを発表したものの、Core i5とCore i7プロセッサーを搭載した、より高価格のインテル搭載モデルを販売し続けています。Mac Studioが存在するため、Mac miniにM2 Maxが搭載されるとは考えにくいものの、M2 Proチップが搭載される可能性は十分にあるでしょう。

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