第4世代となる次期iPhone SEについて、デザイン刷新や登場時期などについての噂をテック系メディア「MacRumors」がまとめています。
関連:罰金28億円「充電器なしのiPhone売っちゃダメ」Appleの〝言い訳〟も全却下
第4世代iPhone SEのデザインやスペックの噂まとめ
現行の第3世代iPhone SEは4.7インチディスプレイを搭載したiPhone 8がモデルとなっており、シリーズで唯一ホームボタンを搭載しています。このデザインは5年前からほとんど変わっていませんが、次世代モデルではようやく刷新されるようです。
第4世代「iPhone SE」のデザイン
第4世代のiPhone SEではホームボタンが廃止され、全画面のデザインを採用すると噂されています。
著名リーカーのジョン・プロッサー氏は、iPhone SE 4の外観が、最近のiPhoneのような四角い外観ではなく、2018年のiPhone XRと似たデザインになる可能性を示唆しています。iPhone SEの歴代バージョンは、いずれも旧型のiPhoneをモデルにしているため、この指摘はもっともなものです。
初代iPhone SEはiPhone 5sをベースにしており、第2世代と第3世代はiPhone 8に似ています。とはいえ、Appleは代わりにiPhone SEをiPhone 12以降のデザインにし、同社がここ数年使用している外観に近づける可能性もあります。
第4世代「iPhone SE」のディスプレイ
iPhone XRは6.1インチのディスプレイを搭載していましたが、複数の情報源からは、Appleが同機種のディスプレイを5.7〜6.1インチで検討していることが示唆されています。
プロッサー氏と著名アナリストのミンチー・クオ氏はAppleが6.1インチディスプレイを採用すると考えており、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏はAppleが次期iPhone SEに5.7インチと6.1インチの両方を検討していると考えているようです。ヤング氏は、AppleはまだiPhone SE 4の計画を確定していないため、両方の選択肢の可能性が残っていると述べています。
また、iPhone SEは液晶ディスプレイを搭載している最後のiPhoneです。AppleはiPhone 12以降、SEを除く全てのモデルに有機ELを採用しています。
AppleがiPhone SE 4に液晶と有機ELのどちらの技術を採用するかはまだ明らかになっていませんが、ヤング氏はこちらも両方の可能性があると述べています。Appleは、5.7〜6.1インチの液晶だけでなく、2つのサプライヤーの6.1インチ有機ELディスプレイも検討しているとのこと。
Appleはコスト面から次世代iPhone SEにも液晶を採用するかもしれませんが、有機ELの価格も移行できるほど下がっているかもしれません。
第4世代「iPhone SE」はTouch IDを引き続き搭載する可能性も
AppleはFace IDからの移行を進めており、iPhone SEはTouch IDを搭載した最後のiPhoneです。Face IDは2017年から搭載されているため、Appleは次世代iPhone SEにFace IDを採用することを選択する可能性があります。
ホームボタンが廃止され、ノッチが搭載されるとなると当然の変更にも感じられますが、引き続きTouch IDを採用する可能性もあるようです。ミンチー・クオ氏の情報によると、iPhone SE 4はiPad Air、iPad、iPad miniと同様にTouch IDの電源ボタンを搭載する可能性があるとのこと。
この技術は今のところiPhoneに採用されていませんが、Touch ID電源ボタンを搭載することで、コストを抑え、iPhone SEをフラッグシップiPhoneと差別化することができるかもしれません。
「MacRumors」によると、iPhone SEは2024年に発売され、2023年には新モデル登場は予定されていないようです。なお現行のiPhone SEは、iPhone 13モデルに搭載されていたA15チップを搭載しているため、2024年に登場するiPhone SEにはA16チップが搭載される可能性があります。
*Category:テクノロジー Technology *Source:MacRumors ,Zelbo.nyc
- Original:https://www.appbank.net/2022/11/11/technology/2329028.php
- Source:AppBank
- Author:テクノロジー記事班