サイトアイコン Game Apps

まるで人間そのもの!? 芋を洗って食べる猿の観察会が開催! 実際に見た人の感想をまとめてみた!

皆さんは「芋をあらう猿」を見たことがありますか?動物園などにいるおサルさんはそのような行動をしませんが、芋をあらって食べる野生のおサルさんがいます。そんな「芋を洗って食べる猿の観察会」が2022年の11月、宮崎県串間市で「京都大学野生動物研究センター附属幸島研究所」主催の下、行われたそうです。この記事では、「どんなおサルさん達なのか」「なぜそんなことをするのか」「実際に行った人達の感想」を調査しまとめてみました。

どんなおサルさんなの?

芋を水で洗って食べる、まるで人間のような行動をする野生の「ニホンザル」が生息する、「宮崎県串間市の幸島」で猿の「芋洗い行動」の観察会が開かれました。動物の中でも、比較的人に近いサルだからといってそんなことをするおサルさんがいることに驚きますね。まずは、どんなおサルさん達なのか見ていきましょう。

おサルさん達の生活

宮崎県串間市幸島(こうじま)にいる野生の「ニホンザル」は、現在約90頭が生活しています。ここにいるおサルさん達は、他の場所にいるおサルさん達より体の大きさが小さいのが特徴のようです。また、90頭で一つの群れではなく、約50頭程いる群れがあるそうで、「ボスザル」もおり、赤ちゃんもいます。しかし群れずに1匹で行動しているおサルさんもいるみたいです。これを聞くと野性化でちゃんと生活していることが分かりますね。

島内に研究所を持つ「京都大学」の野生動物研究センターの方達が調査しています。センターの方達はおサルさん1匹1匹に名前をつけており、なんと全頭ではありませんが体重も測っているのだそうです。

なぜ有名になったのか?

ここにいるおサルさん達は「芋についた土を海水で洗って食べる」という行動をとることで有名です。筆者のように、おサルさんに詳しくない人からすると「なんでそんなに有名?」と思うようなことかもしれません。しかし、この行動は約70年程昔、ある1匹の子猿から始まり、それを周りのサルが見て真似をするようになり、受け継がれてきたもの。それを「人類以外の動物も文化を持つ」と世界に発表したからだそうです。

また、芋を洗って食べる姿が純粋に可愛いことも有名である理由のひとつだと思います。幸島にいるおサルさんにしか見られない行動で、そこのおサルさん達に代々受け継がれてきた「文化」なんだということが分かりますね。

幸島(こうじま)とは?

芋を洗うおサルさん達が生活している「幸島」についても、説明していきましょう。幸島とは「無人島」で、九州の海岸から200mほど離れた場所にあり船で渡って行きます。島の周りは約4kmと小さいですね。近い将来九州の本土と陸続きになる可能性もあるそうです。そうなれば、サルが本土の方に渡れるようになってしまいますね。

芋を洗う猿の観察会が開催!

2022年11月6日に幸島にて、このおサルさん達の観察会が行われました。普段から観察している、京都大学の研究センターの方達主催で、抽選で選ばれた17人が参加したようです。京都大学の研究センターの方の解説付きで観察会とは、1日で幸島のサルについて詳しくなれそうな感じがしますね。

観光客も行くことができる島ですが、「餌やりは禁止」されており、一般の方が芋を洗う猿の様子を普段は見ることはできないのです。しかし、この観察会では芋をサルに与え、その様子を見ることができたようですよ!また、芋洗い同様「麦洗い」の様子も観察されたようで、貴重な観察会になったことでしょう。

今回、土のほとんどついていない芋を与えたそうですが、土がついていなくても海水で洗って食べていたため「洗う目的ではなく、塩味をつけているのでは?」という意見も出てきているそうです。真実は幸島のおサルさんにしか今は分からないですね。

実際に行った人達の感想

実際に観察会に参加し、芋洗い行動を見た人たちは「可愛い」「ほんとに洗って食べてるんだ」「芋洗が代々受け継がれていることに感心した」というようが声が多かったです。本当に隣にサルがいるというような距離感だったようで、そんなに近くにサルが来る体験は普通はできないと思います。筆者自身もその様子を映像で見ましたが、本当にたくさんのおサルさんたちが芋を洗って食べているのには驚きましたし、可愛いと思いました。また、サル達の存在を身近に感じる貴重な機会を喜ぶ声もあり、本当に有意義な観察会だったということが分かります。

この文化を大切に見守っていきましょう!

今回の観察会を通して、受け継がれていく文化を目の前にし、文化の大切さや人間だけが文化を持っているわけではないことがよく分かったと思います。今回のニュースを見て、この観察会にいつか参加したい、幸島のおサルさんの文化を間近で見てみたいと強く思いました。皆さんも幸島に行く際は、「餌を与えない」などの決まりを守り、幸島のおサルさん達の文化をみんなで守っていきましょう!

モバイルバージョンを終了