スティーブ・ジョブズの右腕として、Appleを代表するiMac、MacBook、iPhoneといった製品の初期のデザインを担当してきたジョニー・アイブ。主に電子機器のデザイナーとして知られる彼ですが、実は車業界のデザイン性にも強い不満をもっていました。
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ジョニー・アイブが指差した「衝撃的なクルマ」
現在は不明ですが、ジョニー・アイブは以前、ベントレーのミュルザンヌを愛車として好んでいました。
テック系メディア「The Verge」によると、ミュルザンヌでドライブに出かけたアイブは、ジャーナリストに対し「道路には、衝撃的なクルマが走っている」と語ったそうです。
彼が特に「不可解な」デザインの例として指したのが、近くにあったトヨタ・エコー。エコーはずんぐりとしたボディが特徴で、フロントはトヨタらしいデザインになっています。
詳しい説明を求めたジャーナリストに対し、彼はこう語りました。
不可解なんですよね。何でもないことなんですが、ただただ無味乾燥なのです。
この発言は、企業のデザインへの無頓着さについての話題の一部として出てきたものです。彼は「より良いものではなく、コストやスケジュールだけを考えて作られ、見た目や動作に十分な配慮がされていないように見える」ことが嫌だと語っています。
「The Verge」によると、アイブが初めてベントレーを買ったのは「完全にデザイン的な理由」だったそうです。彼は他にもAston Martin DB4も所有しているとのこと。
ジョニー・アイブ氏はAppleを退社した後、自身が設立したデザイン会社LoveFromで、フェラーリと協業することを明かしています。車業界に長年不満をもってきたデザイナー界の大物が、どんなデザインの車を作り出すのかが楽しみです。
- Original:https://www.appbank.net/2022/12/05/technology/2347269.php
- Source:AppBank
- Author:岩佐