WBC大会の日本代表として、活躍を見せた高橋奎二投手。プロ8年目を迎える今シーズンは、自身初の2桁勝利に向けて調整を進めています。そんな高橋奎二投手は、先日WBC大会終了後に2軍戦で調整登板し、良いピッチングを見せていましたね。そこで今回は、高橋奎二投手について解説していきます。
目次
- 1. 高橋奎二投手のプロフィール
- 1.1. 今までの成績
- 2. WBC日本代表
- 3. ファームでの調整登板
- 4. 高橋奎ニ投手の特徴
- 5. まとめ
高橋奎二投手のプロフィール
高橋奎二投手は、1997年生まれで現在25歳のプロ8年目。高校は、龍谷大学付属平安高校に進学し、1年秋からベンチ入りし、甲子園では優勝投手として実績を残しました。その後、2015年に行われたドラフト会議で東京ヤクルトスワローズに3位で指名され、入団。現在は、東京ヤクルトスワローズの先発ローテーションの一角として活躍しています。
今までの成績
高橋奎二投手は、龍谷大学付属平安高校で3度の甲子園を経験し、2年の春の選抜大会で1度全国制覇を達成。高校時代の実績が評価され、ドラフトで東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け、入団しました。プロ1年目は、一軍での登板機会がないままシーズン終了。2年目のシーズンは、左肩の負傷と腰痛を発症し、シーズンを通してリハビリ生活。勝負の3年目は、1軍2試合目の登板で5回1失点8奪三振でプロ初勝利を記録。4年目は、先発ローテーション入りを果たし、19試合に先発し、4勝を記録したが防御率5.76と安定した成績は残せませんでした。5年目は、コンディション不良などがあり、登板機会が減ってしまい、1勝3敗でシーズン終了。2軍スタートで迎えた6年目は、交流戦から1軍に昇格し、4勝1敗防御率2.87と安定した投球を見せ、チームの優勝に貢献。7年目は、先発ローテーションの一角として活躍を見せ、自己最多の8勝をマーク。また、シーズン初の完封勝利を挙げるなど、チームの優勝に貢献するピッチングを見せてくれました。
WBC日本代表
高橋奎二投手は、昨年行われた強化試合で初招集され、日本代表として初登板。オーストラリア戦に2番手として登板し、2回無失点4奪三振の好成績を残しました。今年行われたWBC大会の直前の強化試合でも、第2先発として登板。2回無失点4奪三振と上々の仕上がり。本大会でも、1次リーグのオーストラリア戦に第2先発としてマウンドに上がり、2回無失点に抑える好投を見せ、勝利に貢献。その後、決勝リーグに進出しましたが、高橋奎二投手の登板はありませんでした。本人は、とても悔しがっており、準決勝・決勝でマウンドに上がりチームの勝利に貢献できる活躍を見せたかったそうです。ですが、高橋奎二投手は、この悔しさを前向きに捉えており、まずはシーズンで2桁勝利。そして、3年後のWBC大会に向けてレギュラーシーズンで実績を残し、大舞台で先発を任せてもらえる投手になれるよう、頑張って欲しいです。
ファームでの調整登板
WBCでの戦いを終え、チーム合流後は、2軍での調整。帰国後初登板は、3月29日に行われたイースタン・リーグの西武ライオンズ戦。4回4安打1失点4奪三振と好投を見せ、順調な仕上がり。最速154キロの直球と、WBC日本代表の期間でダルビッシュ有投手から教わったスライダーを披露するなど、全球種を投げ込み、調整したそうです。数試合2軍で調整し、結果を残すことができれば1軍昇格。早ければ、4月中旬から1軍に合流し、先発ローテーションの一角を担います。今シーズンは、高橋奎二投手の目標であるシーズン2桁勝利に向けて、どんなピッチングを見せてくれるか楽しみです。
高橋奎ニ投手の特徴
高橋奎二投手の特徴は、独特の投球フォームから繰り出される最速155キロのキレのある直球と多彩な変化球です。特に、スライダーは磨き続けており、WBC期間中にダルビッシュ有投手から130キロ前後で変化するスライダーの握り方やコツを伝授されました。そのスライダーを、調整試合でも披露し、仕上がりは順調です。また、他にもキレ良く曲がるカットボールや球速差が40キロ近くあるチェンジアップなどの多彩な変化球も持ち味の一つ。これらの持ち味を活かし、打者から三振の山を築くピッチングでレギュラーシーズンや、クライマックスシリーズなどで活躍。今シーズン、左のエースとして成長できるか期待が高まります。
まとめ
今シーズン自身初の2桁勝利を目指す高橋奎二投手。プロ入り後は、故障などが続き、思ったような結果を残せていませんでしたが、東京ヤクルトスワローズの育成によって、才能が開花し始めました。WBC大会では、世界に通じるピッチングができた反面、試合に出場する機会が少なく、悔しい思いも経験。この悔しい思いを糧に、今シーズン奮起し、チームの優勝に貢献できるピッチングを披露して欲しいです。そして、高橋奎二選手が、東京ヤクルトスワローズの左のエースと呼ばれる日が来ることを期待しながら、今後のピッチングを観戦していきたいと思います。
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- Source:AppBank
- Author:はねせがわ