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映画「スーパーマリオ」も…Twitterが違法アップロードの温床になったのはイーロン・マスクのせい

新作ハリウッド映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の全編がTwitter上に違法アップロードされていると、テックメディア「The Verge」が報告しています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:The Verge(1) ,(2) ,mashable

相次ぐTwitter上への映画違法アップロード


「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は2023年4月28日に公開されたばかりの映画ですが、同日、Twitter上にこの映画がTwitter上に違法アップロードされました。


当然ながら、このような著作物を無断でアップロードすることはTwitterのポリシーでも禁止されています。

著作権ポリシー

Twitterは、著作権で保護された画像をプロフィールやヘッダー写真として無断使用することに関する申し立て、メディアホスティングサービスを通じてアップロードされた著作権のある動画や画像の無断使用に関する申し立て、侵害の疑いのある素材へのリンクを含むツイートなど、著作権侵害の疑いに関する報告に対して対応します。


— 出典:Twitter

スーパーマリオブラザーズの全作品がTwitterに投稿され続けています


他人の著作権をあからさまに侵害するものを投稿すると、ほとんどのプラットフォームはそれを削除するために行動を開始します。なぜなら、要求に応じて合理的な時間内に行動を起こせば、デジタルミレニアム著作権法の下で責任から保護されるからです。


— 出典:The Verge

現在はこの動画は削除され、投稿したアカウントも凍結されていますが、この対応はかなり動画が拡散された後だったようです。「The Verge」によれば、この動画は削除される前に、合計でなんと930万再生を記録していたとのこと。

責任を問われないためにも、Twitterのような大規模SNSは著作権侵害の投稿をすぐに削除する必要があります。。しかし「The Verge」は、イーロン・マスクが対応する「信頼・安全・コンプライアンスチーム」のほとんどを解雇してしまったため、このような違法アップロードに対処する速度が遅くなったとのこと。

また、違法アップロードを行っているユーザーは青い認証バッジ付き。イーロン・マスクは「Twitter Blue」加入者限定で、Twitterにアップロードできる動画の長さを60分まで延長しましたが、これが違法アップロードに悪用されているようです。

ツイッターユーザーが「スーパーマリオブラザーズムービー」を丸ごとアップロードしている。

スーパーマリオブラザーズムービーは 、2分単位でアップロードされるのではなく、1つは正確に1時間、もう1つは残りの30分という2部構成で投稿されました。The Vergeの報告によると、「アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター」 、3時間の長さの映画です!- も同様の方法でTwitterにアップロードされました。


— 出典:Mashable

この動画はほかのユーザーにも共有され、動画が広く拡散されました。「Twitter Blue」加入者はツイートが拡散されやすくなっており、映画の再生回数が伸びたのはこの影響もあったかもしれません。


Twitter上で映画全編の違法アップロードが行われているという報告は、以前にも上がっていました。しかし当時は2分に細かく分けられたものでしたが、Twitterの変更が、映画の違法アップロードをさらに容易にしてしまったのです。

Twitterの著作権行使システムが壊れているようです。当然、あるユーザーはこれを機に、映画『ワイルド・スピード/東京ドリフト』の全編を2分間にまとめ、50ツイート近くにわたって投稿した。このスレッドが立ち上がってからほぼ丸一日経っていますが、まだ削除されていないのは、今週初めにTwitter社を辞職した数百人の従業員の副作用と思われます。


— 出典:The Verge

なお「The Verge」によれば、マリオの映画だけではなく、他の映画もTwitterに違法アップロードされているとのこと。違法アップロードに対応する体制を整えられないまま60分の動画投稿を開放してしまったのは、あまりにも無謀だったかもしれません。

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