2021年9月に公開された韓国映画「殺人鬼から逃げる夜」。本作がやっと5月よりAmazon prime videoにて配信されました! 筆者もずっと観たいと思っていたこちらの作品。配信されてすぐに視聴しましたがやはり面白い! 時間も104分と観やすい長さとなっています。韓国映画が初めての方もこの機会に手に汗握るハラハラサイレントスリラー「殺人鬼から逃げる夜」。GWにぜひご覧になってみてはいかがでしょうか!
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目次
- 1. あらすじ
- 2. 主要人物の動きが把握しやすい
- 2.1. あの手この手でしつこく追いかけ回す!
- 2.2. この次はどうなるのか目が離せない!
- 2.3. 走る! とにかく走る!
- 3. チン・ギジュの演技が素晴らしい。
- 3.1. ウィ・ハジュンとキム・ユヘンもさすが!
- 3.2. ジョンタクの苦悩。
- 3.3. 母と娘の絆に涙
- 4. 巧妙な殺人鬼と母娘、そして兄と妹の運命やいかに……!
あらすじ
街で続く連続殺人。その夜、帰宅途中に事件現場を目撃したギョンミは、次のターゲットに。全力で逃げるギョンミだが、聴覚が不自由な彼女には、犯人が追いかけてくる足音も聞こえなければ、助けを呼ぶ言葉も届かない。殺人犯はそんな獲物を、まるでゲームを楽しむかのように巧妙なワナを使って、じりじりと追い詰めていく。いつになったら、この夜は明けるのか?(引用元:公式サイトGAGA★)
主要人物の動きが把握しやすい
本作はメインで動く人物それぞれの動きがとても分かりやすいです。殺人鬼ドシク役のウィ・ハジュン。聴覚障害のあるギョンミ役のチン・ギジュ。母親役のキル・ヨヘン。そして元海兵隊員のジョンタク役パク・フンに、その妹ソジュン役のキム・ユヘン。この5人がメインとなってストーリーは進んでいきます。それぞれの関係性も本格的な逃走劇が始まる前にしっかり描かれるので、どうにかみんな無事に逃げ切ってくれ!と願わずにはいられません。
あの手この手でしつこく追いかけ回す!
一度狙った獲物は絶対に逃さないとでもいうように、ドシクはしつこくギョンミと母親を狙い続けます。彼女たちがまだドシクを犯人だと確信していない段階でのドシクの不穏な動きなど、観ていてハラハラが止まりません! またギョンミと母親は耳が不自由ということもあり、周りとの意思疎通がなかなか図れない部分も視聴者側としてはとてももどかしいです。とあるシーンで聴覚障害のある方のために物音がしたら光る装置をうまく使用した演出があるのですが、そこはまるでお化け屋敷にいるかのようにドキドキが止まりませんでした。
この次はどうなるのか目が離せない!
韓国映画では主要人物もバンバン消えていくので、本作も誰がいつどうなるかまったく予想できません。あ、やばそう! お願い死なないで! 早く逃げて! とギョンミや母親ががんばって逃げれば逃げるほどこちらも一緒に疲れてしまうほど。そんな危機をひとつまたひとつと乗り越えていくたびに胸を撫でおろしますが、それを上回るペースでドシクの魔の手が彼女たちを襲います。またこのドシクがなかなか巧妙に周りを騙していくのが何ともやるせない……。
走る! とにかく走る!
「殺人鬼から逃げる夜」。このタイトル通りめちゃくちゃに走って逃げて追いかけます! 捕まりそうになりながらも何とかかわしたり、捕まってしまっても不意をついて逃げ出したりとお互いに休む暇のない命がけの鬼ごっこが続く緊張感。 正直なぜ? という場面やもっと他にやり方あるでしょと思う部分もありますが、そこは目をつぶってこの逃走劇に集中してほしいです!
チン・ギジュの演技が素晴らしい。
聴覚障害という難しい役を見事な演技力で演じきったギョンミ役のチン・ギジュ。ラストに近いシーンで彼女が手話と言葉でドシクに自分の思いを伝える場面があるのですが、この演技には鳥肌が立ちました。ギョンミはコールセンターのシーンでも分かる通りとても強い女性ですが、このような絶望的な状況でも恐怖に立ち向かう決意や、自分自身と他の人物も守るために必死に戦う姿が印象的!
ウィ・ハジュンとキム・ユヘンもさすが!
ドシク役のウィ・ハジュンはホラー映画の「コンジアム」でも主演を務めました。コンジアムの演技も素晴らしかったですが、今回の猟奇的な殺人鬼役もぴったり! 殺人鬼としての顔とただの市民としての顔、さらに妹を心配する兄を装う顔とそれぞれを巧みに使い分けていました。ソジュン役のキム・ユヘンはNetflixドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」にリーダー格の母親の娘役として出演。気の強い高飛車な女の子の役がとても様になっていました! キム・ユヘンは今作のメイン5人の中でも出番が少ないですが、その短い出演時間でもしっかりとキャラを魅せてくれます。
ジョンタクの苦悩。
パク・フン演じるジョンタクは妹ソジュンを第一に考えています。だからこそ口うるさいお兄ちゃんになっていますが、それは妹ソジュンを心配しているからこそ。元海兵隊員の彼はとても頼りになります。しかしあるシーンでは究極の選択を迫られることに。自分だったらどうするか、そう考えたとき彼の選択にとやかく言える人はいないのではないでしょうか。
母と娘の絆に涙
お互いがお互いを想い合う姿は本当に観ていて心に響きます。何といっても母親役のキル・ヨヘンが素晴らしい! 娘を想う母親ってこうだよね……と誰もが納得して心揺さぶられること間違いありません。きっとふたりは今までもこうして仲良く力を合わせて生きてきたんだろうなと分かるからこそ、どうにか無事にこの長い長い夜を逃げ切ってほしいと強く願っている自分がいました。
巧妙な殺人鬼と母娘、そして兄と妹の運命やいかに……!
何がなんでもしつこく追いかけてくる殺人鬼ドシクに必死で逃げる娘ギョンミと母。そして妹ソジュンの無事を祈る兄ジョンタク。彼らは無事にこの殺人鬼から逃げ切れたのか!? 結末はぜひご自身の目でご確認ください!
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- Source:AppBank
- Author:はねせがわ