各国リーグ戦が大詰めを迎えるなか、ビッグクラブたちはもう一つのタイトルも考えなければなりません。UEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)です! ヨーロッパで一定以上の結果を残したチームだけが出場権を得られる大会で、その頂点を決めるわけですからこの大会を制することは欧州制覇を意味します。賞金額も大きくあらゆるクラブがそこでの躍進を目論んでいることでしょう。
そんな群雄割拠の闘いを経て、現在残っているのは4チーム。つまり準決勝真っ只中です。前回大会王者の「白い巨人」ことレアルマドリード、世界トップリーグであるプレミアの覇者マンチェスター・シティ、さらにはイタリアの同じ都市から古豪ACミランとインテル。この中からチャンピオンが生まれます!
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目次
- 1. 事実上の決勝
準決勝1stレグをドローで終えたアウェイ、マンCが優勝へ近づいたか - 2. 次戦に向けアドバンテージを得るも名将に油断なし
「マンチェスターに帰って改善点を探すよ」 - 3. 「良い試合だった」ホーム戦ドローもアンチェロッティが冷静でいられる理由とは
- 4. ハーランド不発のマンC
2ndレグでの対応策はあるのか - 5. リーグ戦も気を抜けないマンC、切り替えたレアル。コンディションで差が生まれるか
事実上の決勝 準決勝1stレグをドローで終えたアウェイ、マンCが優勝へ近づいたか
今大会の驚くべき点はなんと言ってもセリエAのクラブの活躍でしょう。ベスト8にナポリ、ミラン、インテルの3チームが名を連ね、これは05/06シーズン以来17年ぶりのことだと言います。そして準決勝ではインテル対ミランのミラノダービーが実現。今ミラノではこの試合に関して大きな盛り上がりを見せているようです。
しかし現在では、セリエA全盛の時代は遠い昔の話でありここ数年での規模や盛り上がりはすべてイングランド・プレミアリーグにあります。そのため、そのリーグで首位を走るマンチェスター・シティ、さらには前回大会王者のレアルマドリードの闘いこそが事実上の決勝戦だと言っても過言ではありません。つまりこの準決勝を制したチームが優勝に限りなく近づくということになるのです。
一時はヴィニシウス・ジュニオールの得点でリードしたレアルでしたが、後半にデ・ブライネのミドルシュートを食らい結果はドローに。2ndレグをホームに招き入れるシティとしてはやや有利に進めれるのではないかと思われます。
次戦に向けアドバンテージを得るも名将に油断なし 「マンチェスターに帰って改善点を探すよ」
そんなシティですが、指揮官ペップ・グアルディオラに油断の2文字はなさそうです。試合後のインタビューで「彼らは経験とクオリティを兼ね備えた非常に難しい相手。マンチェスターに帰って改善点を探すよ」と相手をリスペクトする趣旨の発言をしています。
実はレアルマドリードとは前回大会も準決勝で闘っており、延長戦の末敗れているのです。その時は1stレグを4対3で勝ち取るも2ndレグを1対3で落とし、トータルスコア5対6でCLを去っています。この記憶がペップの脳裏にも残っており、今回の互角の戦いを通じて一筋縄ではいかないと再認識したのでしょう。
「良い試合だった」ホーム戦ドローもアンチェロッティが冷静でいられる理由とは
対してレアルの指揮官アンチェロッティはなぜか満足そうなインタビュー対応でした。なにか手応えを得たのでしょうか。試合後に「良い試合だった。ポジティブにとらえている」とホームゲームで先制したにもかかわらずドローに終わったチームを称賛しています。
もちろん選手に対して負の感情を抱かせないためのパフォーマンス的な側面もあるかと思いますが、この余裕をもたせるだけのデータがレアルにはあるのです。今季リーグ戦では宿敵バルセロナに引き離せれているレアルマドリードですが、それ以外の大会などではここぞというアウェイゲームで勝負強さを発揮しています。
ベスト16に入ってからのアウェイ2試合いずれも勝っていますし、コパ・デル・レイ準決勝バルセロナ戦でもホームゲームを落としたあとのアウェイゲームを0-4で勝利し、優勝を手繰り寄せているのです。アンチェロッティの不気味な余裕はこれらを経てきた自信があるのかもしれませんね。
ハーランド不発のマンC 2ndレグでの対応策はあるのか
今回マンチェスター・シティが攻めあぐねた原因の一つにエースストライカーのアーリン・ハーランドの不発があります。これに対しても試合後のインタビューで質問されたペップは、ハーランドに対して2人のセンターバックが常に警戒していた事が原因だと分析。どうやらセンターバックを引きずり出し1対1の状況を作ることに失敗したようなのです。
しかしマンチェスター・シティには他にも強力な攻撃陣がおり、その選手たちの出場にも注目が集まります。フォーデン、アルバレス、マフレズと前線をすべて入れ替えても面白そうなくらいの層の厚さ。次回のスタメンは要チェックです!
リーグ戦も気を抜けないマンC、切り替えたレアル。コンディションで差が生まれるか
ここまで見ていくとなんだかんだ互角の闘いになりそうな予感がしてきますが、リーグ戦での状況を見ると少し差があるようにも思えます。レアルはリーグ戦において来季のCL出場権をほぼ確定しており、なおかつ優勝は難しい状況に。つまりリーグ戦でメンバーをかなり落としたところで結果は大きく変わらないのです。
反対にシティはというと、未だアーセナルと勝ち点1差で争っており予断を許さない状況にあります。この点においてはリーグ戦でのメンバー選考にも気を抜けないシティに不利な状況にあると言えるのではないでしょうか。次の試合、14日22時からエヴァートン戦にも注目しないとですね! プレミア、CL共に目が離せません!
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- Source:AppBank
- Author:はねせがわ