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【野球】賛否両論!? 日本にもピッチクロック制度が導入検討

日本プロ野球が投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」導入を検討することが6月11日分かりました。「ピッチクロック」は2023年シーズンからメジャーリーグで導入された新ルールです。もし日本でも導入されれば球界に大きな影響を与えることは間違いありません! そこでこの記事では「そもそもピッチクロックってなに?」「なぜ今導入が検討されているの?」「どんな意見が挙がっているの?」について解説していきます! 

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目次

そもそもピッチクロックってどんなルール? 

ピッチクロックとは投球時間を制限するためのルールです。ピッチャーに対するルールとバッターに対するルールがあります。
まずピッチャーはボールを受け取ってから15秒以内(ランナーありの場合は20秒以内)に投球動作に入らなくてはなりません。この制限時間をオーバーすると1ボールが加算されます。

続いてバッターに対するルールです。バッターはピッチクロックの残り8秒までに打つ準備を完了していなくてはなりません。違反すると自動的に1ストライクが追加されます。

なぜ今ピッチクロック導入が検討されているの? 

野球はアメリカで人気のバスケットボールやアメリカンフットボールと比較して試合時間が長い傾向があります。時間制が採用されていないためです。

試合時間の長さがファン離れの一因となっており、対策としてピッチクロックが考案されました

ピッチクロック導入の効果は絶大! 

2023年からピッチクロックを導入したメジャーリーグ。その効果はすぐに数字で表れました! 開幕から全50試合終了時点での平均試合時間2時間38分。昨年と比較してなんと約30分も短縮されたのです! 

それに対して日本プロ野球の昨年の平均試合時間は3時間9分(9回で終わった試合のみ)。アメリカと同じく長年「試合時間が長すぎる」といわれてきた日本プロ野球でも打開策としてピッチクロック導入の機運が高まってきたというわけです。

WBC連覇のためにピッチクロック導入が避けられない? 

ピッチクロック議論高まりの背景には2026年に開催されるワールドベースボールクラシック(WBC)での導入が確実視されていることもあります。メジャーリーグが主催するWBCは毎回メジャーリーグのルールを基本に実施されるためです。

ピッチクロックはすぐに順応できるルールではありません。WBC連覇のために導入は不可避なのかもしれません。

ピッチクロックに対して否定的な意見は? 

ピッチクロック反対派の意見として代表的なのが「間の駆け引きが楽しめなくなる」です。試合ではピッチャーが投球動作に入るのを遅らせたり、バッターが打席を外して仕切り直したりと「間」を作って駆け引きする場面が見られます。

大一番での駆け引きはファンにとって見どころの一つ。反対派は「ピッチクロック導入で試合が機械的に進むようになり、野球が味気ない競技になってしまうのでは?」と懸念しているのです。

ピッチクロックに対して球界関係者はどう考えている? 

読売ジャイアンツやボストン・レッドソックスで活躍し、2013年には世界一にも輝いた上原浩二氏。ピッチャーはボールを受け取ってから15秒以内(ランナーありの場合は20秒以内)に投球動作に入らなくてはならないことに対して、「何か急がされている感じがすごいする」とコメント。

「時間短縮は反対ではないですけど、20秒、25秒にしてもいいんじゃないかなと。ちょっと早すぎるんじゃないかな」と意見を述べました。


横浜DeNAベイスターズの守護神で、日本代表として東京オリンピックの金メダルに大きく貢献した山﨑康晃選手。ピッチクロックに対して「(マウンドからホームベースまでの)18.44mの中での駆け引きは十分に行われているので。駆け引きができなくなっちゃうのはちょっと寂しいなって感じますね」とコメント。

複雑な思いを持っているようです。さらに将来日本でも導入されることを見越し、「僕は黄色信号かな。色々対策を練らなきゃなと思っています」と危機感を語りました。


ピッチクロック議論に注目! 

2016年から始まった、試合の時間短縮に最も貢献した選手に贈られる「スピードアップ賞」や投球をすることなく故意四球にできる「申告敬遠」など、近年スピードアップしているプロ野球。果たしてピッチクロックは導入されるのでしょうか? 

今後のピッチクロック議論に注目です! 

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この記事を書いた人

はねせがわ

筋金入りのエンタメライター「はねせがわ」です。主に「ちいかわ」「K-POP」「動物」「スポーツ」など、趣味を通した経験をもとに、幅広く執筆していきます!「まだまだ若手だけど、先輩方に負けないぞ!」という気持ちでライティング♪読者様の「新たな発見」「新たな気づき」になれるような"オリジナリティ溢れる記事"を発信します。


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