KONAMIが全世界に展開するトレーディングカードゲーム『遊戯王オフィシャルカードゲーム(遊戯王OCG)』にて、2023年10月28日(土)発売の「PHANTOM NIGHTMARE」の最新情報が公開!
マジェスペクターに強化!?
KONAMIが展開するトレーディングカードゲーム『遊戯王OCG』。2023年10月28日(土)に発売される基本パック「PHANTOM NIGHTMARE」にて、新たに収録されるカードが公開されました!
今回公開されたのは、風属性・魔法使い族のペンデュラムテーマ「マジェスペクター」。メインデッキに入るペンデュラムモンスターに加え、エクシーズモンスターとリンクモンスターが新たに追加されることが明らかになりました。
【発売日】
2023年10月28日(土)
【価格】
1パック5枚入り176円(税込)
1BOX30パック入り
■マジェスペクター・ポーキュパイン
レベル4 風属性 魔法使い族 ペンデュラム/効果 ATK1500 DEF1500
【Pスケール:青2/赤2】【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドに「マジェスペクター」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合、自分の墓地の「マジェスペクター」魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードは相手の効果では破壊されず、相手はこのカードを効果の対象にできない。
新たなマジェスペクターのカードの中で、唯一メインデッキに入るペンデュラムモンスターがこちら。他のマジェスペクターと同様に、対象耐性と効果破壊耐性は完備。
他のマジェスペクターとは異なり、自身を手札から特殊召喚できる効果を持っています。「モンスター」なので、ペンデュラムゾーンに貼ってあっても特殊召喚できない点には注意。
また、召喚・特殊召喚に成功した場合に、自分の墓地から「マジェスペクター」魔法罠をセットする効果を持ちます。打点が低いマジェスペクターにおいて、デュエルは長引きやすいため、後半で魔法罠が枯渇するという自体は発生しがちでした。前半では展開、後半では回収と状況に応じた使い分けができるのは優秀ですね。
■マジェスペクター・ドラコ
ランク4 風属性 魔法使い族 エクシーズ/ペンデュラム/効果 ATK2300 DEF2000
【Pスケール:青2/赤2】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「マジェスペクター」カードか「竜剣士」カードが存在する場合に発動できる。デッキから「マジェスペクター」カード1枚を手札に加える。その後、自分のPゾーンのカード1枚を破壊できる。
【モンスター効果】
レベル4モンスター×2
レベル4がP召喚可能な場合にEXデッキの表側のこのカードはP召喚できる。このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、モンスターがリリースされた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキからレベル6以下の魔法使い族・風属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、またはリリースされた場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。
ペンデュラム効果は、もう片方のペンデュラムゾーンに「マジェスペクター」または「竜剣士」が存在する場合に、デッキから「マジェスペクター」カードをサーチできる効果。モンスター魔法罠を問わずサーチできるため、かなり優秀な効果と言えます。
モンスター効果は、なんと1ターンに2回まで使えるリクルート効果。モンスターのリリースが条件となりますが、魔法罠の発動時にリリースを要求する「マジェスペクター」では、満たすのはそこまで難しくはないでしょう。
また、リリースするのは自分のモンスターである必要はないため、「壊獣」や「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」でも条件を満たすことが可能です。
そしてここでもう一つ注目なのは、リクルートする対象が「レベル6以下の魔法使い・風属性モンスター」である点。「マジェスペクター」において、レベル6という条件を満たすのは、禁止カードである「マジェスペクター・ユニコーン」のみ。
もしかこれは、あのカードの制限復帰の予兆なのかも……?
■マジェスペクター・オルト
リンク2 風属性 魔法使い族 効果 ATK1500
【リンクマーカー:左下/右下】
「マジェスペクター」モンスターを含むPモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。自分のEXデッキ(表側)から「マジェスペクター」Pモンスターを2体まで手札に加える。その後、デッキから「マジェスペクター」Pモンスターを2体までEXデッキに表側で加える事ができる(同名カードは1枚まで)。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「マジェスペクター」モンスター及び「竜剣士」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
初となる「マジェスペクター」のリンクモンスターが登場! 名前こそ「オルトロス」ですが、見た目は「鵺(ぬえ)」でしょうか。
これまでは展開のために「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」に頼らなければならないシーンがありましたが、今回の強化で新たな動きも可能になりました。
そして注目すべきは、この効果。なんと単純に考えて2:4交換が成立する恐るべき内容となっています。
リンク召喚時には、実質的に素材にした2体を回収し、さらにデッキからエクストラデッキに「マジェスペクター」ペンデュラムモンスター2体を追加できてしまうため、即座に2体のペンデュラム召喚の条件が調います。
展開できるモンスターに縛りこそつくものの、ペンデュラム召喚のルール変更後の「マジェスペクター」にとっては、ペンデュラム召喚をするための有難いカードとなりそうです。
「マジェスペクター・ラクーン」が初動であれば、召喚後に上記の「マジェスペクター・ポーキュパイン」をサーチ、自身の効果で特殊召喚。この2体でリンク召喚して手札に回収、ペンデュラムスケールが2と5なので、そのままペンデュラム召喚が可能となります。
この「マジェスペクター・オルト」自身は、展開後にはリンクマーカー以外の使い道はないので、魔法罠のコストとしてリリースしてしまっても、あまり痛手にはなりません。むしろ必要な時に次のターンでまたリンク召喚する方が、展開としては強いでしょう。
■マジェスペクター・ウィンド
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースして発動する事もできる。
(1):自分の手札・墓地から「マジェスペクター」モンスター1体を特殊召喚する。モンスターをリリースしてこのカードを発動した場合、代わりにデッキから「マジェスペクター」モンスター1体を特殊召喚する事もできる。
「マジェスペクター」魔法罠では珍しく、リリースコストが任意となるカード。
モンスターをリリースしない場合は手札or墓地からの特殊召喚、リリースした場合はデッキからのリクルートとなります。
基本的にアドバンテージを取るなら墓地からの特殊召喚、と言いたいところですが、「マジェスペクター」はペンデュラムテーマであり、ほとんどモンスターが墓地に落ちません。
そのため墓地からの特殊召喚をする場合は、エクシーズ素材にして落とす、手札から融合素材にするといった工夫が必要になります。
最初の展開の場合は、ある程度割り切って手札からの特殊召喚とするのも良いでしょう。出すモンスターによっては、デッキからカードをサーチできるのでアドバンテージを回復することも可能です。
なお、優秀な展開札が魔法カードに登場したことで、これまで相対的に採用数が絞られていた「マジェスペクター・クロウ」の採用率が上がると思われます。「マジェスペクター・クロウ」→「マジェスペクター・ウィンド」→「マジェスペクター・ラクーン」→「マジェスペクター・ポーキュパイン」と繋げれば、一気に3体のモンスターを展開することが可能。展開力に大きく付与してくれそうですね。
注意すべき点として、「デッキから特殊召喚する効果」を含んでしまっているためにリリースをしなくても「灰流うらら」にひっかかる点が挙げられます。
逆に言えば、その後の「マジェスペクター」モンスターによるサーチは通りやすくなるため、囮としては優秀、という見方もできるかもしれませんが……。モンスターの召喚を先にするか、このカードによる展開を先にするか、それはデュエリストのプレイング次第ですね。
【関連リンク】
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