来年3月に日本サッカー協会の田嶋幸三会長が退任するにあたり、新しい会長が誰になるのか、注目が集まっています。現時点では、2名が立候補を表明しており、内1名は元日本代表でワールドカップ出場経験のある宮本恒靖氏とのこと。そこで今回は、サッカー協会会長の選出方法と立候補を表明している2名について、詳しく解説していきます。
目次
- 1. 日本サッカー協会の現会長である田嶋幸三氏は今期で退任!
- 2. サッカー協会の会長はどのようなプロセスを経て選ばられる?
- 3. 来年3月に改選を迎える会長職に立候補する人は?
- 3.1. 現Jリーグチュアマン室特命担当オフィサーの鈴木徳昭氏
- 3.2. 現JFA専務理事の宮本恒靖氏
- 4. まとめ
日本サッカー協会の現会長である田嶋幸三氏は今期で退任!
日本サッカー協会の会長を4期に渡り務めた田嶋幸三氏が、来年3月で任期を迎え、退任するとのこと。それに伴い、新たな会長を選任する選挙が行われる予定です。その選挙には、2名の立候補者が出馬の意向を示しているとのこと。
12月24日に評議員の投票の結果により、新日本サッカー協会の会長が決定します。果たして、新しいサッカー協会は、誰が就任するのか、今後の動向に注目していきましょう。
サッカー協会の会長はどのようなプロセスを経て選ばられる?
サッカー協会の会長になる為には、いくつかのプロセスを通過しないといけません。まず候補者になる為に、J1リーグの代表者や都道府県の協会の合計79人で構成されている評議員の内、16名以上の推薦が必要です。この推薦を得られることで、正式な候補者になります。
そして、12月24日に行われる評議員の投票で、得票数を集めることができれば、晴れて日本サッカー協会の新会長に就任できるとのこと。これまでは、幹部が調整した候補者を理事会で承認し、評議委員会で追認を得ることで就任していたが、不透明な部分が多く、現在の投票の形に変更になったそうです。
来年3月に改選を迎える会長職に立候補する人は?
現サッカー協会会長である田嶋幸三氏が退任の意向を示した事で、来年3月から新会長が就任します。その新会長を決める選挙に向けて、2人が立候補の意向を示しているとのこと。1人目は、JFA専務理事の宮本恒靖氏。2人目は、Jリーグチュアマン室特命担当オフィサーの鈴木徳昭氏。
この2人以外にも、反町康治氏や日本サッカー協会副会長の岡田武史氏を、推している方もおり、評議員の推薦が得られれば、会長選挙に出馬する可能性もあります。11月25日までに、評議員16人以上の推薦が得られれば、候補者になれる会長選挙。一体、誰が正式な候補者となり、次期日本サッカー協会の会長は、誰になるのか、今後の動向に注目していきましょう。
現Jリーグチュアマン室特命担当オフィサーの鈴木徳昭氏
立候補の意向を示している1人目は、現Jリーグチュアマン室特命担当オフィサーの鈴木徳昭氏です。鈴木徳昭氏は、1993年に日本サッカー協会入りし、強化委員会の一員として、日本サッカー協会の発展に貢献してきました。一時期、日本サッカー協会からアジアサッカー連盟に出向となり、競技部長を務めていたとのこと。
2018年からは、Jリーグの経営企画本部長を務め、かなりの実績を持っている方です。また、東京オリンピック招致委員会の戦略広報部の部長も務めており、国際サッカー連盟の人脈もあるとのこと。都道府県協会からの支持が厚く、次期サッカー協会会長の有力候補と言われています。これまでに培ってきた経験やノウハウと人脈を武器に、日本サッカー協会の会長に就任できるのか、注目していきましょう。
現JFA専務理事の宮本恒靖氏
立候補の意向を表明している2人目は、現JFA専務理事の宮本恒靖氏です。宮本恒靖氏は、日本代表選手としてワールドカップに2度出場したことがあるだけではなく、海外でのプレー経験もある実績ある選手でした。現役引退後は、日本のプロサッカー選手では、初のFIFAマスターを修了。サッカープレイヤー以外の面で、役立つ知識を習得するなど、サッカー界に献身する働きを見せてきました。
そして、2022年から日本サッカー協会の理事に就任し、2023年から専務理事を任されているとのこと。また、会長補佐として田嶋幸三氏をサポートしてきた実績もあり、かなりの信頼を得ているそうです。その為、後継者として宮本恒靖氏を強く推しており、46歳の若きリーダーが誕生するかもしれません。これまでの会長は、50代から70代の方々が中心に会長を務めてきましたが、宮本恒靖氏が若い勢いで、どんどん改革する姿を見ていきたいですね。果たして、宮本恒靖氏は、若きリーダーとして日本サッカー協会の会長に就任できるのか、今後の動向から目が離せません。
まとめ
日本サッカー協会の会長を4期務めた田嶋幸三氏が退任する意向を示した事で、新会長を選出する選挙が開催されます。現在、Jリーグチュアマン室特命担当オフィサーの鈴木徳昭氏とJFA専務理事の宮本恒靖氏が立候補を表明しており、一騎打ちになるとのこと。
次期、日本サッカー協会の会長は、若きリーダーの宮本恒靖氏か実績・経験共に充実の鈴木徳昭氏か、どちらが新会長になるのか、注目です。
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- Source:AppBank
- Author:はねせがわ