NPO法人本屋大賞実行委員会は2月3日、「2025年本屋大賞」のノミネート作品10作を発表しました。
652名の書店員による一次投票で選出された作品には、恩田陸さんの『spring』や青山美智子さんの『人魚が逃げた』などが選ばれています。
第22回を迎える今回のノミネート作品には、早見和真さんの『アルプス席の母』、阿部暁子さんの『カフネ』、山口未桜さんの『禁忌の子』、一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』、野崎まどさんの『小説』、金子玲介さんの『死んだ山田と教室』、朝井リョウさんの『生殖記』、宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をいく』が名を連ねています。
2025年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)
- 「アルプス席の母」早見和真/小学館
- 「カフネ」阿部暁子/講談社
- 「禁忌の子」山口未桜/東京創元社
- 「恋とか愛とかやさしさなら」一穂ミチ/小学館
- 「小説」野崎まど/講談社
- 「死んだ山田と教室」金子玲介/講談社
- 「spring」恩田陸/筑摩書房
- 「生殖記」朝井リョウ/小学館
- 「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈/新潮社
- 「人魚が逃げた」青山美智子/PHP研究所
選考は一般書店やオンライン書店の店員による投票で進められ、2023年12月1日から2024年11月30日に刊行された日本の小説が対象となっています。
今後は二次投票を経て、4月9日に東京・明治記念館で開催される発表会で大賞作品が発表される予定です。
さらに同時に実施される翻訳小説部門も2月11日まで投票が行われ、上位3作品が本屋大賞発表会であわせて発表されます。また、独自の「発掘部門」では過去に刊行された作品の中から「超発掘本!」が選出されます。こちらは4月上旬に発表される予定です。
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- Source:AppBank
- Author:篠原修司 (@digimaga)