
メッセンジャーアプリ『LINE』は6月2日、同アプリが運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム『LINEリサーチ』において、全国の女子高校生を対象に流行語に関する調査を実施し、その結果を発表しました。
調査期間は2025年4月10日から14日までで、全国の高校1年生から3年生の女子483人から有効回答が集まりました。今回は、今年流行しそうな言葉と、昨年の流行語のうち今年は使われなさそうな言葉について、自由記述形式で回答を募ったとのことです。
「エッホエッホ」がトップ SNS発の言葉が上位に
今年流行しそうな言葉の1位に選ばれたのは「エッホエッホ」でした。オランダの写真家が撮影したフクロウの赤ちゃんが「エッホエッホ」と走る様子をとらえた写真がSNSで拡散され、インフルエンサーを通じて広まったのがきっかけとされています。
続く2位から4位には、「〇〇界隈」「ビジュイイじゃん」「メロい」といった言葉が並びました。「〇〇界隈」は、趣味や関心ごとに関する集まりを示す言葉として、オタク文化や“推し活”の広がりとともに認知が進んでいます。
「ビジュイイじゃん」は、ボーイズグループ『M!LK』の楽曲『イイじゃん』の歌詞から派生した表現で、SNSで他人の投稿を褒める際によく使われているようです。
また「メロい」は、もともとアイドルやキャラクターなどに夢中な状態を指していましたが、現在ではSNS上で、かわいさや感動を表す場面でも使われるようになっています。
昨年の流行語「おったまgetdown」はすでに勢いを失う
一方、昨年流行したものの、今年は使われなさそうな言葉のトップには「おったまgetdown」が挙がりました。これは、「おったまげた」という意味でインフルエンサーが使ったことから広まったとされます。
2位はアニメのタイトルから来た「しかのこのこのここしたんたん」、3位には2024年に放送されたテレビドラマ『不適切にもほどがある!』の略語「ふてほど」が入りました。
続いて「無課金おじさん」「それガーチャー! ほんまゴメンやで」「まじまじまじんがー」「猫ミーム」といった言葉も、使われなくなりそうなトレンドワードとして挙げられています。
昨年の調査で「今年流行しそうな言葉」の1位だった「それガーチャー! ほんまゴメンやで」は、今回は5位にランクイン。6割以上の回答者が「今年は使わない」と答えた結果となりました。一方で、昨年2位だった「それな」は、今年の調査では使用が減る言葉としては上位に入らなかったようです。
『LINEリサーチ』は、700万人超のアクティブモニターを活用しており、若年層を中心とした調査も多く実施しています。今後も定期的に流行調査を行い、レポートとして公開していく予定です。
- 調査結果の詳細:リサーチノート
- 昨年の調査結果:高校生が2024年に流行りそうだと思う流行語
- LINEリサーチ公式サイト:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/
- 調査レポート・資料請求:https://biz.line-research.line.me/pr_dl
- Original:https://www.appbank.net/2025/06/03/iphone-application/2777131.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ