
ショート動画共有SNS「TikTok」は6月24日、「TikTok上半期トレンド大賞2025」の授賞式を開催し、大賞にアニメ『薬屋のひとりごと』が選ばれたと発表しました。同作品はマンガ・アニメ部門賞とのダブル受賞となりました。
今回の授賞式は合同会社コンデナスト・ジャパンとの共同プロデュースで実施され、「トレンドからカルチャーへ」をタグラインに掲げています。大賞を受賞した『薬屋のひとりごと』は、TikTokにおけるアニメの楽しみ方に新たな価値観を生み出し、次世代のカルチャーを牽引するコンテンツとして評価されたとのことです。
『薬屋のひとりごと』関連動画が世界で人気
同社によると、「#薬屋のひとりごと」のハッシュタグを使った投稿動画は6月時点で4万9,000本、総再生回数は16億回を超えているとされます。メイクや振り付け、アートなど工夫を凝らしたファンコンテンツが国内外で投稿され続けており、主題歌「百花繚乱」を歌う幾田りらによる踊ってみた動画も注目を集めました。
授賞式では幾田りらがビデオメッセージでお祝いコメントを寄せ、大賞発表時には主人公の猫猫(マオマオ)が登壇しました。
ミュージック部門賞はCUTIE STREETが受賞
ミュージック部門賞にはCUTIE STREETが選ばれました。デビューシングル「かわいいだけじゃだめですか?」を使用した動画の総再生回数は6月現在で62億回を突破し、とくに韓国を中心とした海外でも話題になったとされます。TikTokフォロワー数はアカウント開設から1年未満で約60万人に達しました。
授賞式では、スペシャルゲストとして登場したあの/anoがCUTIE STREETから楽曲の振り付けを教わるコラボ企画も実施されました。
エンタメ部門にはTBS『御上先生』が受賞
エンタメ部門賞はTBS日曜劇場『御上先生』が受賞しました。同作品は全国ネット放送のテレビドラマでは初となるスピンオフショートドラマ『御上先生には内緒。』をTikTokで公開し、全7回のシリーズ総再生回数は6月時点で1,400万回を突破したとのことです。
授賞式には椎葉春乃役の吉柳咲良と宮澤涼役の豊田裕大が登壇しました。
新設部門で原宿系クリエイターらが受賞
今年新設されたブレイクスルー部門賞には、原宿系動画クリエイターのしなこ
もう一つの新設部門であるイノベーター部門賞には、米利休【山形の米農家】が受賞しました。東京大学出身の農家として、農業の課題をユニークな動画コンテンツで発信し、課題解決への活動が評価されました。
特別賞に美術解説と群馬県公式アカウント
特別賞には「美術館が2割面白くなる解説」と「tsulunos【群馬県公式】」の2アカウントが選出されました。前者は名画の裏話をわかりやすく紹介するコンテンツで大人の学び直しブームに貢献し、後者は群馬県の魅力を発信するショートドラマシリーズが1,400万回再生を記録したとのことです。
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- Source:AppBank
- Author:はねせがわ