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傘シェアの『アイカサ』が大阪で本格展開を開始。関西の約150駅と大阪梅田エリア周辺の合計350か所以上に設置。傘のいらない街・大阪へ

 株式会社Nature Innovation Groupは6月26日、傘のシェアリングサービス『アイカサ』について、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」プロジェクトを始動すると発表しました。

 同プロジェクトでは、関西エリア約150駅と大阪・梅田駅の半径600m以内に100か所以上、合計350か所以上への展開を目指すとのことです。

 6月26日より順次設置を開始し、大阪・関西万博の開催を背景に、使い捨て傘の廃棄ゼロによる環境負荷軽減と”雨の日経済圏”の活性化を図るとしています。

年間8000万本の使い捨て傘削減を目指す

 同社によると、日本では年間約1億2000万本から1億3000万本の傘が消費されており、そのうち約8000万本がビニール傘などの使い捨て傘となっているとのことです。

 同社は2022年度に「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を発足し、2030年までに使い捨て傘の廃棄ゼロを目指しています。

 大阪市が梅田エリアで実施したイベントでは、天候悪化による歩行者通行量の減少が確認されており、日降水量20mm以上の日には百貨店売上が有意に減少するというデータもあるとされます。

 大阪・関西万博では6か月間で約2810万人の来場者が見込まれることから、雨天時の対応がより重要になると予想されています。

各鉄道会社が段階的に設置を拡大

 (※プロジェクト完了後のイメージ図)

 各鉄道事業者の設置予定は以下の通りです。

 Osaka Metroは14駅17か所にすでに設置済みで、7月から8月にかけて10駅を追加予定です。

 阪急電鉄は全87駅に2025年度内の設置を計画しており、7月に神戸線、11月に宝塚線、2026年3月に京都線への設置を予定しています。

 阪神電気鉄道は39駅49か所にすでに設置済みで、7月2日に6駅を追加予定です。

 JR西日本は8月から9月にかけて大阪環状線17駅とJRゆめ咲線2駅の計19駅に設置する予定となっています。

各社オリジナルデザインの傘も展開

 プロジェクトでは、各参画企業がオリジナルデザインの傘を制作します。

 阪急電鉄は車体色のマルーンカラーを採用した300本を8月下旬から提供開始予定です。

 阪神電気鉄道は6月25日から700本を順次設置し、6月27日に設置完了予定としています。

 JR西日本は駅の忘れ物で廃棄するしかなかったビニール傘をリサイクルした300本を8月下旬から9月上旬に提供開始予定です。

 旭化成ホームプロダクツは使用済みの『ジップロック』を回収してリサイクルした1000本を7月1日から順次設置する予定です。

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