
LINEヤフー株式会社は7月31日、グループ会社のPayPay保険サービス株式会社とZフィナンシャル株式会社、PayPay株式会社が提供する『熱中症お見舞い金』の今年度加入件数が13.2万件を突破したと発表しました。この数字は昨年度のサービス提供期間中の合計加入件数を約3ヶ月前倒しで上回る結果となっています。
同社によると、今年度の加入ペースは昨年度の同時期と比較して約1.2倍で増加しており、サービス提供開始から約4年での累計加入件数は38万件を突破したとのことです。『熱中症お見舞い金』は、キャッシュレス決済サービス「PayPay」内の「PayPayほけん」ミニアプリにおいて、2025年4月22日より提供を再開されています。
真夏日当日の加入が増加傾向
2025年は全国的に梅雨明け時期が例年よりも早い傾向であったことにくわえ、関東では梅雨の期間中も高温が続いたことから熱中症による救急搬送者数も増えているとされます。このような状況下で、『熱中症お見舞い金』は申込者本人ではなく申込者の子どもや親など家族のための加入や、野外イベント参加時の熱中症対策の一つとしてユーザーの支持を得ているとのことです。
本保険は、加入期間が「月額型」「期間選択型」から選択でき、期間選択型の場合は午前9時までに申し込むと当日午前10時から保障が開始されます。そのため、最高気温が真夏日予想の日には加入件数が伸びる傾向にあると発表されました。
家族のための加入が約半数
本保険加入者の約半数は申込者本人ではなく、申込者の子どもや配偶者、親など家族のために契約しており、子どもの部活動に備えたり、遠方に住む高齢の家族のために加入したりするケースも多くみられるとのことです。
今年度の動向として、昨年度の加入者に提供される「リピート割」も多く利用されています。昨年度の月額型に占めるリピート割の適用率は47%でしたが、今年度も45%となり、毎年の備えとして『熱中症お見舞い金』に加入することが定着しつつあると同社は分析しています。
熱中症警戒アラートでの案内も実施
PayPayでは、より一層の熱中症予防の喚起のため、熱中症警戒アラートが発出されている期間はPayPayアプリ上でお知らせを掲出しています。受け取ったユーザーは、お知らせをタップすることでスムーズに『熱中症お見舞い金』の加入申し込み画面へ遷移し、本保険に加入できるとのことです。
さらに、今年も猛暑が続くものと予想されていることから、熱中症予防の喚起と本保険のさらなる認知拡大のため、6月から7月にかけてPayPayアプリのトップ画面で『熱中症お見舞い金』のアイコンを掲載しているとされます。
『熱中症お見舞い金』では、被保険者が保険期間中に日射または熱射によって身体に障害を被り、医師の判断により病院などで点滴治療を受けたときの治療保険金と、継続した2日以上の入院をしたときの入院保険金が支払われます。月額型では3つのプラン、期間選択型では1プランが用意されています。
- 「熱中症お見舞い金」サービスページ:https://www.paypay-insurance.co.jp/promotion/heatstroke/app/
- Original:https://www.appbank.net/2025/08/05/iphone-application/2795817.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ