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Belkin、世界初の待機電力ゼロ技術搭載GaN充電器『Cubic Charger』予約販売開始

記事画像1: 緑の植物で形作られた「7」の文字と、Belkinの白い充電器

 ベルキン株式会社は8月26日、ルネサス エレクトロニクスと共同開発した世界初のZero-Standby Power(ZSP)技術チップセットを搭載するGaN充電器『Belkin Cubic Charger』の予約販売を開始しました。

革新的なZSP技術で待機電力を大幅削減

 同製品は、ZSPチップと高効率D-mode GaNという画期的なGaN技術を融合させ、小型・高出力・超低消費電力を高次元で両立しています。

 最大の特徴は、充電器がアイドリング状態になった際に、システムがインテリジェントに検知し、電力消費をほぼゼロに近い0.005W未満まで最小化することです。これにより、従来の充電器と比較して年間最大95%の節電を実現しています。

 データによると、一般的な充電器は年間約0.876kWhの待機電力を消費するのに対し、Cubic Chargerはわずか0.0438kWhと大幅な削減を達成しています。

環境への貢献効果

 同社の試算によると、首都圏の全住民3,800万人が本製品に切り替えた場合、年間約1.5億キロワット時以上の電力を節約でき、これは約20億円の電気料金、49万世帯の月間電力使用量、37,000トンの炭素削減に相当するとのことです。

 また、製品本体には90%のリサイクルプラスチック(PCR)素材を使用し、環境への配慮も行われています。

2つのモデルをラインナップ

 50Wモデル(WCH019)は、スマートフォンやタブレット、MacBook AirやChromebookなどの日常使いデバイスに対応し、2台同時充電時は25W+25Wのスマート配分で充電されます。iPhone 16 Proは約24分で50%充電が可能です。価格は税込み3,990円となっています。

 67Wモデル(WCH020)は、MacBook Pro 13インチやDell XPS、HP Spectre Folioなど高出力を求めるノートPCに対応し、PC+スマートフォンの同時充電では45W+20Wで動作します。価格は税込み4,890円です。

 両モデルともPD 3.1およびPPS規格に対応し、幅広いデバイスに最適な電力供給が可能です。製品保証は2年間となっています。

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