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山の「圏外」がなくなる未来へ! 登山アプリ『ヤマレコ』がKDDI『au Starlink Direct』衛星データ通信に対応

記事画像9: ヤマレコアプリの衛星データ通信対応をアピールする画像

 株式会社ヤマレコは8月28日、同社が提供するスマートフォンアプリ『YamaReco(ヤマレコ)』において、KDDIが提供する衛星通信サービス『au Starlink Direct』のデータ通信に対応したと発表しました。これにより、スマートフォンの電波が届かない山間部でも、遭難者の現在地を把握・共有できるようになります。

登山アプリを使った山岳遭難対策の課題

 近年の登山では、スマートフォンの「登山アプリ」が標準装備になりつつあります。事前に地図を端末に保存すると、スマートフォンが通信圏外の山中でもGPSで現在地を確認できるため、警察庁の統計では道迷いによる遭難は近年減少傾向にあるとのことです。

 しかし、電波が届かない山間部では情報の送受信ができず、遭難者がどこにいるのか、現在地の特定が難しい場合がありました。

 とくに、登山者本人が通信圏外で意識を失ってスマートフォンを操作できない状況では、自らSOSを出すことができず、かつ遭難者の位置情報も送ることができないため、実際に発見や救助が大幅に遅れるケースが発生しています。

衛星通信で「圏外」でもヤマレコアプリが使える

 今回のアップデートにより、登山者本人が通信圏外で意識を失うなどしてスマートフォンを操作できない場合でも、位置情報がヤマレコサーバーへ自動送信できるようになりました。これにより、SOSを出せない状況でも、登山者の現在地(緯度・経度)をピンポイントで把握できるため、救助の迅速化や発見率の向上が期待できます。

 さらにデータ通信対応により、従来は通信できなかった山間部でも、現在地の共有、未ダウンロード部分の地図表示、登山中の予定ルートの変更、天気予報などの情報確認、同行者の位置情報といった、登山中に必要な情報を手元で確認できるようになり登山者の利便性も向上します。

家族の見守りアプリ「いまココ」も対応

 今回『au Starlink Direct』がデータ通信に対応したことで、登山者の位置を見守るアプリ『いまココ』で確認できるエリアがこれまで電波の届かなかった場所にも広がります。家族は登山者が予定通り行動できていることを確認できるようになり、不安を大幅に軽減できます。

 また、万が一登山者本人がSOSを発信できない状況でも、家族が『いまココ』を通じて現在地を把握していれば、警察・消防への通報時により正確な位置情報を共有できる可能性が高まります。

 さらに、見守る側の家族が『au Starlink Direct』対応機種であれば、家族自身がau圏外エリアにいるときでも、『いまココ』を通じて日本中どこからでも登山者の位置情報を確認できます。

利用開始と対応機種

 8月28日よりAndroid版『ヤマレコアプリ』および『いまココアプリ』で使えます。対応機種・利用可能エリアに関しては『au Starlink Direct』公式サイトで確認できます。

 なお、『au Starlink Direct』の通信は、対応端末およびカバーエリア内で、かつ空が開けていて衛星と通信可能な状況であることが条件です。天候や地形・障害物等により接続できない場合があります。

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