
一般社団法人Woollyと合同会社SEKITOBAは8月30日、9月13日から中野東図書館にて3Dアバター型AI司書「SHIORI(シオリ)」を設置する実証実験を開始すると発表しました。同団体の調べによると、東京都内の公共図書館において3Dアバター型AI司書が常設設置されるのは今回が初の試みとのことです。
特別体験イベント「本があなたを見つけてくれる日」を開催
実証実験の開始に合わせ、9月13日には特別体験イベント「本があなたを見つけてくれる日 ~AI司書SHIORI トーク×ワークショップ~」が開催されます。
イベントは14時から15時30分まで中野東図書館9階で行われ、高校生以上を対象に定員15名で実施されます。参加費は無料ですが事前申込が必要です。
内容はAI司書SHIORI開発者によるセミナー、AIによる本の推薦、キャリアのワークショップが予定されています。
AI司書「SHIORI」の特徴と体験内容
SHIORIは自然対話型のAIと3Dアバターを組み合わせた”話しかけられる司書”として設計されています。利用者の言葉の奥にある意図や関心をAIが推論し、従来のキーワード検索では出会えなかった本を推薦するシステムです。
これにより「セレンディピティ=偶然の幸運な出会い」をデザインする新しい図書館体験を提供するとしています。
体験者は自分でも気づいていなかった関心や価値観との出会い、興味の幅の拡大、図書館を探検する楽しさを得られるということです。
設置場所と実施期間
AI司書SHIORIは中野東図書館の8階フロアと9階コワーキングコーナーの2ヶ所に設置されます。企画名は「AI司書と見つける!あなたの隠れた『推し本』」で、設置期間は9月13日から10月13日までの1ヶ月間です。
この実証実験は「次に読みたい本が見つからない」「いつも同じ作家やジャンルに偏ってしまう」といった読書の停滞感を解決することを目的としています。現代の検索ベースの情報接触がもたらす”関心の固定化”への対策として、新しい本との”偶然の出会い”を創出する取り組みとなっています。
- イベント申込ページ:https://woolly-career.com/
- Original:https://www.appbank.net/2025/09/01/iphone-news/2809374.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部