
LINEヤフー株式会社は9月30日、「Yahoo! JAPAN」アプリにおいて、生成AIが「Yahoo!ニュース トピックス」(ヤフトピ)の掲載記事を3つのポイントで要約する新機能「AIまとめ」の提供を開始しました。
この機能は、生成AIが記事の要点を「何があった」「詳しく」「今後」といった観点で要約し、記事の内容に応じて3つのポイントで掲載します。これにより、ユーザーは短時間で的確に記事の全体像を把握できます。
「AIまとめ」の特徴
「AIまとめ」では、編集部が選定した記事に対し、生成AIが「何があった」「詳しく」「補足」「今後」「コメント」の観点から要点を整理し、記事の内容に応じて3つのポイントで要約します。
要約は「Yahoo! JAPAN」アプリの「すべて」タブにおいて、「AIまとめ」ラベルがついた「ヤフトピ」掲載記事の見出しをタップすると表示されます。編集部の知見と生成AIによる効率的な要約を掛け合わせることで、ユーザーは短時間で的確に記事の全体像を把握できるということです。
なお、この機能の要約対象となるのは、コンテンツ利用の許諾を得たAIコンテンツパートナーが提供する記事です。
AIコンテンツパートナーとの連携
この機能は、ABEMA TIMES、ENCOUNT、FNNプライムオンライン、Impress Watch、ORICON NEWS、THE GOLD ONLINE、オトナンサー、共同通信、クランクイン!、スポニチアネックス、ねとらぼ、ロイターなど、50媒体以上から生成AIによるコンテンツ利用の許諾を得ています。
ヤフトピにおける生成AI活用の取り組み
「ヤフトピ」では、ユーザーのニュースへの理解を深め、多様な視点に触れる機会を提供するため、「ココがポイント」「みんなの意見」「ヤフコメAI要約」など、生成AIを活用した機能の展開・連携をしています。
「ココがポイント」では、「ヤフトピ」で取り上げられたニュースに対し、編集部がまとめた基本情報・背景・経緯などの関連情報にくわえ、生成AIが整理・編成した補足情報を表示することで、ユーザーの理解促進をサポートしています。
また、「みんなの意見」では、話題のニュースに関連した投票テーマを生成AIが提案し、ユーザーの意見の傾向を通じて多様な視点に触れる機会を提供しています。さらに「ヤフコメ」に寄せられた多様な意見を生成AIが要約する「ヤフコメAI要約」により、ニュースに対する社会の反応を手軽に読み取れる機会を提供しています。
AIエージェント化への取り組み
「Yahoo! JAPAN」アプリは、ユーザーの生活に寄り添うAIエージェントへの進化を目指し、『AIがそっと寄り添う、新しい日常』の実現に取り組んでいます。探さなくても自然に情報と出会える仕組みや必要なときにすぐ届く導線の設計、一歩先の気づきを届ける提案などを通じて、日々の暮らしをより快適かつスマートにサポートすることを目指しています。
今後も、「ヤフトピ」では、要約精度の向上や、ユーザーの関心や閲覧履歴に応じた表示の最適化などを通じて、ニュースの理解促進とよりわかりやすくニュースに触れられる仕組みの実現を目指していくとのことです。
- Yahoo! JAPAN:https://www.yahoo.co.jp/
- LINEヤフー株式会社:https://www.lycorp.co.jp/ja/
- Original:https://www.appbank.net/2025/10/01/iphone-application/2836034.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部