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Perplexity、AIがメール対応を自動化する「Email Assistant」を発表

Perplexity Email AssistantのUI画面。AIによるメール返信作成とスケジュール調整の様子

 Perplexity AI, Inc.は9月30日、メール対応を効率化する新機能「Email Assistant」を発表しました。GmailやOutlookと連携し、返信作成からスケジュール調整まで、AIがメール業務をサポートします。

Perplexity Max向けの新機能

 「Email Assistant」は、Perplexity Maxユーザー向けに提供される機能で、主要メールサービスと連携してメール業務を効率化します。AIがユーザーの”パーソナル秘書”として機能し、日々のメール対応をサポートする仕組みとなっています。

自然な返信文を自動生成

 本機能は、ユーザーの文体やこれまでのやり取りを学習し、自然な返信文を自動生成します。必要に応じてトーンの調整や要約も可能で、ユーザーの意図に沿った返信を作成できます。

 また、重要なメールを見逃さないよう自動的に整理し、処理すべきタスクを明確にする機能も搭載されています。優先順位付けにより、効率的なメール処理が可能となります。

スケジュール調整を自動化

 会議のスケジュール調整機能では、メールのCCに「Email Assistant」を追加するだけで、AIが候補日時を提示し、関係者との日程調整を代行します。煩雑な調整業務を自動化することで、ユーザーの負担を軽減します。

 セキュリティ面では、国際的なセキュリティ基準であるSOC2およびGDPRに準拠しており、ユーザーデータはモデル学習には一切利用されないとのことです。

生産性向上の実績

 Perplexity Max(月額200ドルの最高プラン)の利用者は、7月に提供を開始したComet Assistantを積極的に利用しており、初期データでは1日の質問やタスク処理数が3〜18倍に増加するなど、生産性向上の効果が確認されています。Email Assistantも、同様に業務効率を大きく引き上げることが期待されています。

日本市場への展開

 日本国内でもPerplexityの利用は拡大を続けており、とくにビジネスパーソンを中心に高い支持を得ています。今後は法人向け展開を強化し、国内企業のメール業務における生産性向上を支援していくとのことです。

 PerplexityのCEOであるAravind Srinivasさんは「Email Assistantは今後リリース予定のエージェント群の第一弾です。これらは既存のワークフローに組み込まれ、人間のナレッジワーカーと同様に皆様を支援します。利用者の皆様に、さらなる価値を提供できることが楽しみです」とコメントしています。

 「Email Assistant」は9月23日より、Perplexity Maxユーザーを対象に利用可能となっています。

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