
株式会社スピークバディは10月7日、同社が開発・運営する『AI英会話スピークバディ』に搭載している生成AIを活用したフリートーク機能「バディチャット(BuddyChat)」の利用条件を変更したと発表しました。
今回の変更により、ユーザーは無料利用期間中である初回から、より手軽に同機能を使うことができるようになったほか、利用回数も従来の1日3回から1日10回に拡大され、数多くの会話機会を持つことができるようになります。
「リアルなキャラクターと会話する楽しさ」をより広く提供
『AI英会話スピークバディ』は、2016年9月にリリースされた日本発のAI英会話アプリです。従来の「人との対話」ではなく、感情豊かなキャラクター(AIバディ)との対話を通じて、キーフレーズや発音、語彙、イディオムなどを体系的かつ総合的に学べる点が特徴となっています。
第二言語習得理論と最新のAI技術(音声認識、生成AI、自然言語処理など)を融合させた画期的な学習体験や、具体的で実際に起こりうるシーンを描いたオリジナルのストーリー展開が好評を集めており、グローバル化の進展やインバウンドの増加などの社会変化・英語ニーズの増加も受けて、英会話を学習する「あたりまえ」の選択肢として普及しつつあるということです。
今回の仕様変更の背景には、より多くの方に「AI英会話」の利便性や楽しさを実感していただきたいという意図があります。ChatGPTやGemini・Perplexityなどのツール普及に伴い、「AI」を英会話学習に活用する方が多くなっている一方で、「”AI英会話アプリ”と”生成AIツールでの学習”は何が違うのか?」といった声も多くあがっているとのことです。
そこで、『AI英会話スピークバディ』の一番の利点であり醍醐味である「英会話の習得のために設計された学習体験」や「リアルなキャラクターと会話する楽しさ」を実感していただく場を、より利用初期の段階から提供するべく、今回の変更が行われることになりました。
いつでも利用できる・1日10回まで話せるように
「バディチャット」機能は、多様な個性を持つAIバディとスマートフォン上でリアルな英会話を楽しめる機能です。会話ごとに、キーフレーズやタスクなど、達成すべき「ミッション」が設定されています。
会話を終えた後は、自分の表現を振り返るとともに、より適切な表現への提案を受ける「フィードバック」があります。なお、ミッションやキーフレーズの活用は任意であり、完全に自由な会話にすることもできます。
変更前の仕様
カリキュラム設定を行った上で、1日のレッスンを終えた後に1日3回まで利用できました。その日のレッスンで学んだ「キーフレーズ」をリアルな会話で活用することで定着を狙う形式でした。
変更後の仕様
上記の利用にくわえ、カリキュラム設定をする前でも、「コンテンツ」タブより利用できるようになります。自己紹介、買い物、興味、旅行、ビジネスなどテーマ別にリアルな会話を、1日10回まで楽しめます。
なおこちらの変更は、順次適用が進められており、10月7日時点で全ユーザーに利用できるようになっています。
利用方法
新しい「バディチャット」機能の利用方法は以下の通りです。
まず、アプリ起動後、「コンテンツ」画面へ移動します。次に「コンテンツ一覧」よりバディチャットのコーナーに並ぶテーマから好きなものを選びます。
テーマ内から好きな会話を選び、AIバディとの英会話をスタートします。なお、各テーマのページには関連するキーフレーズを学べるおすすめレッスンも表示されています。
インストール後の初回起動時には、学習体験を最適化するためのアンケートや英会話レベルのチェックがあります。その後、上記の手順より本機能を利用できます。本機能は、サブスクリプションのご利用者はもちろん、3日間の無料体験期間中でも利用可能です。
おすすめの利用方法
今回の仕様変更により可能になる、コンテンツ一覧からの「バディチャット」について、レベル別のおすすめの利用方法が紹介されています。
初級者向け
「入門」「初級」と記載のある会話や自分の興味のあるトピック・話したいAIバディを選んで積極的に話してみることが推奨されています。リラックスして、相手の声もよく聞きながら会話を楽しむのがポイントです。
また、同じ会話を複数回プレイしてみることも効果的とのことです。2回目以降は、フィードバック画面で提案された表現を使ったり、内容を変えてみたり、変化をつけるのがおすすめです。
「バディチャット」での会話前や会話後に、テーマ画面内にある「おすすめレッスン」から、キーフレーズの使い方を学習することも有効だそうです。
中級者・上級者向け
「中級」「上級」と記載のある会話はもちろんのこと、自分の興味のあるトピックを中心に会話に取り組むことが推奨されています。
まずはミッション(キーフレーズの使用や会話ごとに設定されたタスク)の達成を目指し、数回取り組むのがおすすめとのことです。余裕を持ってミッションを達成できた後は、会話の流れ・展開を自分自身で組み立てられるか挑戦してみることが推奨されています。
話を続ける上では、AIバディに対して積極的に質問するのもコツだそうです。相手の声をよく聞きながら、距離を縮めてみることがポイントとなっています。
カリキュラムと組み合わせた利用
どのレベルの学習者においても、「カリキュラム」を利用して日々の学習の中で「バディチャット」を使うのがおすすめとのことです。コンテンツ一覧から好きなコースを選び、カリキュラムに設定することで、まず「レッスン」でキーフレーズを学んだ後に、そのキーフレーズを活用して「バディチャット」で自由に会話するという流れができ、より確実な定着に繋がるそうです。
同社は今後も、主要サービスである『AI英会話スピークバディ』のさらなるアップデートを重ね、これまでにない画期的な英会話学習体験を提供しながら、同社のミッションである「真の言語習得を実現し、人生の可能性と選択肢を広げる」ための価値提供に取り組んでいくとしています。
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- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部