
Steam Next Festにて、島開発シミュレーションゲーム『Oceanic Rails』のデモ版が公開されました。本作はExtrinc Studiosが開発するインディーゲームで、2025年11月にPC(Windows/Mac)向けにリリース予定です。
『Oceanic Rails』は、小さな島を自分だけの楽園に変えていく島開発シミュレーションゲームです。プレイヤーは水面に浮かぶ小さな畑から始まり、作物を育て、動物を飼い、様々な建物を建設しながら島を発展させていきます。一人での作業ではなく、頼もしいヘルパーたちがプレイヤーの島づくりをサポートしてくれるのが特徴です。
美しいピクセルアートで描かれる水上農園
本作の舞台は、青い水面に浮かぶ美しい島々です。木製の橋で繋がれた水上農園では、可愛らしいピクセルアートのキャラクターたちが忙しく作業に励みます。アイソメトリック視点で描かれる世界は、懐かしくも新しい温かみのあるグラフィックが印象的です。
島の開発は畑作りから始まります。最初は小さな芽吹きから始まった作物が、時間をかけて真っ赤なトマトなどの豊かな実りへと成長していく様子を眺めるのは格別の喜びでしょう。収穫の時期には複数のキャラクターが畑に集まり、まるで村の祭りのような賑やかな光景が広がります。
戦略性のあるローグライク要素と自由な島づくり
『Oceanic Rails』には2つのプレイモードが用意されています。1つ目は「ファーミングローグライク」モードで、毎回異なる可能性を持つ挑戦的なゲームプレイが楽しめます。厳しい天候や週末の家賃支払いといったプレッシャーの中で、限られた資源を効率的に活用する戦略性が求められます。
2つ目は「自由建設」モードで、時間や資金の制約を気にせず、美しいピクセルアートの世界を自分のペースで創り上げることができます。どちらのモードでも、作物、動物、ヘルパーを独特のモディファイアやアップグレードと組み合わせることで、無限の可能性が広がります。
商人列車がもたらす新たな可能性
島での生活に変化をもたらすのが、毎日やってくる商人列車です。この列車は新しい植物や設備のアップグレードから、ゲームプレイを大きく変える独特なモディファイアまで、様々なアイテムを運んできます。巨大植物を育てられるモディファイア、便利なトーテム、ヘルパー用のヘッドランプなど、これらのアイテムによって新たな戦略や機会が生まれます。
ヘルパーたちはそれぞれ名前を持つ個性あるキャラクターで、斧による伐採、水やり、収穫、建築など様々なスキルを持っています。プレイヤーはキャラクター管理UIを通じて、それぞれの特性を活かした作業分担を行うことができます。
季節の変化と予測不能な災害
島での生活は常に穏やかではありません。美しい晴天から雪に覆われる厳しい冬まで、季節の変化がゲームプレイに大きな影響を与えます。雪が降り積もる中でも作物を育て続ける工夫や、温室のような建物の建設が生存の鍵となるでしょう。
さらに火災などの予測不能な災害も発生し、プレイヤーの危機管理能力が試されます。こうした緊急事態では、時間との勝負になることもあり、迅速な判断と対応が求められます。
日本語対応と価格情報
なお、本作は日本語には対応していません。ただし、ゲームの核となる農業や建設要素は視覚的に分かりやすく表現されており、基本的な英語力があれば十分に楽しめる内容となっています。価格については現在発表されていませんが、Steam Next Festのデモ版で実際のゲームプレイを体験することができます。
『Oceanic Rails』は、美しいピクセルアートと戦略性のある島開発が魅力的な注目作です。Steam Next Festでデモ版が公開中なので、気になる方はぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
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- Source:AppBank
- Author:AppBankゲーム編集部