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光回線とホームルーター、どちらが満足度高い? 296人調査で見えた意外な結果

光回線に関する満足度調査の円グラフ

 合同会社on flowは11月27日、光回線とホームルーターの両方を利用したことがある全国の男女296人を対象に、自宅のインターネット回線に関するアンケート調査を実施したと発表しました。

光回線の満足度は約95% 速度と安定性が圧倒的評価

 光回線について満足度を調査したところ、「満足している」と回答した人が155人、「やや満足している」と回答した人が127人となり、上位2つの評価を選んだ人だけで全体の約95%を占めています。

 良かった点として最も多く挙がったのは「通信速度が速い」(102人)で、次に「通信が安定している」(92人)、「低遅延(Ping値が低い)」(25人)となっています。動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなど、途切れにくさやレスポンスの速さが求められる利用シーンにおいて、光回線ならではの強みが評価されているようです。

 一方で不満点として挙がったのは、「月額料金が高い」(75人)、「開通までの期間が長い」(54人)、「通信が不安定」(26人)、「工事料金が高い」(22人)といった内容です。通信品質には満足しつつも、申し込みから開通までに時間がかかることや、トータルコストが分かりにくいといった点を負担に感じている利用者が多いことが見て取れます。

ホームルーターは約75%が満足も、通信品質への不満は多め

 ホームルーターの満足度については、「満足している」と回答した人が69人、「やや満足している」と回答した人が155人となり、全体のおよそ75%が前向きな評価をしています。

 ただし「やや不満がある」「不満がある」と答えた人は72人(約24%)と、光回線と比べると不満層がやや多い結果となっています。

 良かった点として最も多く挙がったのは「工事不要だった」(113人)で、次に「端末の設置・設定が簡単だった」(42人)、「引っ越しや端末の部屋移動が手軽だった」(27人)となっています。短期間の利用や転居の多い人にとって、「必要なときにすぐ設置して使える」という手軽さが大きなメリットになっているようです。

 一方で不満点として最も多く挙がったのは「通信が不安定」(100人、約3人に1人)で、次に「通信速度が遅い」(45人)、「月額料金が高い」(26人)、「速度制限があった」(22人)となっています。通信の「つながりやすさ」やスピードに対する不満がとくに目立つ結果となっています。

次の契約は光回線を選ぶ人が大多数

 「次に新たにお家のインターネット回線を契約する場合、光回線とホームルーターどちらを選びますか?」という質問に対しては、「光回線」が222人、「ホームルーター」が74人と、光回線を選びたいとする回答が圧倒的多数を占めました。

 品質が高い光回線に根強いニーズがあることが見て取れます。

利用者からのアドバイス ライフスタイルに合わせた選択が重要

 調査では、利用者からのアドバイスも収集されています。

 生活スタイルや居住期間によって、どちらが適しているかが変わるという指摘が多く見られました。短期間の利用や引っ越しを多くする人にはホームルーターの手軽さが評価される一方で、長く住む場合は光回線が適しているとの声が寄せられています。

 また、利用用途によって必要な品質が変わることも指摘されています。オンラインゲームや動画配信、リモート会議を日常的に行う人ほど、光回線のメリットを強く感じる傾向があります。一方で、ライトな利用が中心の人にとっては、ホームルーターの手軽さが魅力となっているようです。

 さらに、同じサービスでも、エリアや建物の構造によって体感速度や安定性が大きく変わることを示唆する声も寄せられました。最新のルーターを勧められても、自宅のある場所で安定して利用できるのかを事前に確認することが重要だとのことです。

調査結果から見えてくる 自分に合った回線選びの重要性

 今回の調査では、光回線とホームルーターの両方を経験した利用者だからこそ見えてくる、それぞれのメリットとデメリットが浮かび上がりました。

 光回線は速度・安定性・低遅延といった通信品質に強みがあり、長期利用やヘビーユースとの相性が良いとされています。一方、ホームルーターは工事不要・設置の簡単さ・引っ越しのしやすさといった柔軟性が魅力で、短期利用やライトユーザーに向いているとのことです。

 「月額料金の安さ」や「キャンペーンの派手さ」だけで選ぶのではなく、自分や家族のライフスタイル、利用用途、住環境を踏まえたうえで回線を選ぶことが、後悔の少ない契約につながるといえそうです。

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