
株式会社ゲオストアは12月8日、全国のゲオショップ920店舗(一部対象外店舗あり)にて、ファミコンやプレイステーション2、ゲームボーイアドバンスなどの「レトロゲーム」の買取を再開しました。買取した商品の販売は、2026年初頭を目途に各地域の主要店舗で開始される予定です。
レトロゲーム買取再開の背景
同社は2021年、店舗売場の最適化と運営業務の効率化のため、ゲオショップでのレトロゲームの買取・販売を終了していました。しかし、この数年間でゲーム市場の様相は大きく変わり、昭和から平成初期のレトロゲームは、当時を知る世代の回帰やZ世代からの注目、さらに世界的なブームにより海外のファン層も広がっています。
高い価値を持つコンテンツとして定着したレトロゲームに対し、かつてのユーザーやレトロゲームに興味を持つ方が「地元のお店で気軽に売買できる」環境を再構築することを目指し、今回の再開を決定しました。
ゲオの買取の強み
全国920店舗というリアル店舗網を最大限に活用することで、フリマアプリなどの個人間取引で生じる梱包や発送の作業を負担に感じる方や、実家の片付けで古いゲームの処分に困っている方に対し、「ゲオに持ち込むだけ」という手軽さを提供しています。
家庭内に眠る「埋蔵ゲーム」を掘り起こし、再び市場へ循環させることで、リユースの活性化に貢献することを目指しています。
買取拡大対象機種
これまで取り扱っていた現行機にくわえ、以下の機種に関するゲーム機本体、ゲームソフト、周辺機器を幅広く買い取ります。
任天堂
ファミコン、NEWファミコン、スーパーファミコン、スーパーファミコンJr.、バーチャルボーイ、ゲームボーイシリーズ、ゲームボーイアドバンスシリーズ、NINTENDO 64、ニンテンドーゲームキューブが対象です。
ソニー
PlayStation、PS One、PlayStation 2、PlayStation Portableが対象です。
セガ
メガドライブ、セガサターン、ドリームキャスト、ゲームギアが買取対象に含まれます。
マイクロソフト
Xbox、Xbox 360、Xbox One、Xbox Series X/Sが対象となります。Xbox Series X/Sなどの比較的新しい機種についても、本施策の一環として買取が拡大されます。
その他メーカー
ネオジオ、ネオジオポケット、PCエンジンシリーズ、ワンダースワン、ワンダースワンカラーなど、その他レトロゲーム機も買取対象に含まれます。
スケジュール
買取は2025年12月8日(月)より開始されました。買取実施店舗はゲオショップ・ゲオモバイル直営全店(計920店舗)で、ゲーム買取未実施店舗や代理店など一部店舗を除きます。
販売開始は2026年初頭を目途に、各地域の主要店舗にて開始される予定です。
担当者コメント
株式会社ゲオの商品課担当者である﨑間麗紀さんは、「2021年の取り扱い終了以降も、お客さまからは『昔のゲームを売る場所がなくなった』『ゲオでまた宝探しをしたい』という声を数多くいただいていました」とコメントしています。
また、「大人になるにつれて『最新のゲームはあまり自分に合わない』と、次第にゲームから離れてしまったという方もいらっしゃるかと思います」と述べ、ファミコンやゲームボーイアドバンス、PS2などの取り扱いを再開することで、かつてのユーザーがもう一度気軽にゲームに触れるきっかけを作りたいとしています。
昨今、レトロゲームは価格高騰が続いていますが、同社は高価なコレクションとしてだけでなく、当時のように「実際に遊んで楽しむもの」としてお届けしたいと考えているとのことです。
関連リンク
- Original:https://www.appbank.net/2025/12/08/game/2881193.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部