
MOONDROP株式会社は6月17日、片側12基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したカナル型イヤホン『Armature Art 12(XTM-AA12)』の販売を開始したと発表しました。
クロスオーバー技術シリーズ「XTMシリーズ」の新コンセプトライン「アーマチュアアート(動鉄芸術)」から登場する本製品は、一般販売価格98,100円(税込)となっています。
開発背景
近年、ハイブリッド型イヤホンが市場の主流となる中、フルBA構成に特化した製品は減少傾向にありました。一方で、フルBAならではの純粋さや精緻なディテール再現力を求めるユーザーの声は根強く残っています。
こうした需要に対して、本製品はフルBA構成の可能性を追求する設計となっており、純粋さへのこだわりが特徴となっています。
「Armature Art 12」の特徴
4+4+4 バランスド3ウェイ構成
本製品は、低域・中域・高域のそれぞれに4基ずつドライバーを配分する均等な「4+4+4」3-way構成を採用しています。単純なドライバー数の増加ではなく、全帯域にわたるエネルギーの均一性とシームレスなつながりを最優先した設計となっています。
専用設計の4-in-1 BAドライバーと、長期検証済みの高精度3Dプリント構造体を組み合わせることで、コンパクトさと音質の再現性を両立しているとのことです。
各帯域に最適化されたBAモジュール
低域には、リアチャンバーを開放したカスタムステンレス振動板BAドライバーを4基搭載した「4-in-1大口径低域モジュール」を採用しています。一体型封入ポートにより音圧特性をコントロールし、優れたトランジェント特性と深みのある低域を両立しているとのことです。
中域には、2グループの2-in-1複合カスタムBA(計4基)で構成される「2-in-1複合中域BAドライバー」を採用。従来のアルミ製よりも軽量・高剛性なAl-Mg合金振動板を用いており、Y字型音導管でミキシングすることでクリアかつ厚みと豊かさを兼ね備えた中音域を実現しているそうです。
高域には「4-in-1高域モジュール」を搭載し、マイクロAl-Mg合金振動板を採用しています。BA封入工法により高域の一貫性を制御し、ざらつきのないシルキーで正確な高域のディテール表現を提供するとのことです。
全帯域の位相接続と緻密なチューニング
水月雨の開発チームが設計・調整を担当し、厳密な客観測定を経て全帯域で高い位相一致を実現しています。主観評価と客観測定を繰り返し照合する綿密なチューニングにより、より自然でリアリティある音色表現を追求しているとのことです。
業界一流の3Dプリント企業「HeyGears」との提携による精密音響構造
水月雨は、業界一流の3Dプリント企業「HeyGears」と戦略的パートナーシップを締結しています。高精度DLP-3Dプリント技術の緻密な調整を重ねることで、複雑かつ高精度な音響構造の量産化を実現しているとのことです。
0.78mm 2Pinリケーブル設計・高品質ミックスケーブルが標準付属
0.78mm 2Pinリケーブル設計を採用しており、水月雨のBluetoothモジュール「EVO」や「FreeDSP Pro」などへの拡張にも対応しています。
標準付属ケーブルにはLitz構造の高純度銅を採用し、プラグ部にはネジロック固定式の可換構造を導入しています。3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスプラグをシーンに合わせて付け替えられる仕様となっています。
ddHiFi製「ST35」医療グレードのシリコンイヤーピースを同梱
高品質オーディオアクセサリーブランドddHiFi製の「ST35」イヤーピースをS/M/Lの3サイズ標準同梱しています。二色医療用シリコンを2回成型し、表面に肌に優しい細やかなコーティングを施すことで、快適な装着体験を実現しているとのことです。
製品スペック
再生周波数帯域は6Hz〜34kHz、有効周波数帯域は20Hz〜20kHz(IEC60318-4、-3dB)です。インピーダンスは5Ω±15%(@1kHz)、感度は121dB/Vrms(@1kHz)、全高調波歪はTHD≤0.6%(@1kHz、94dB)となっています。
コネクターは0.78-2pin、プラグは3.5mmステレオミニプラグおよび4.4mmバランス接続プラグに対応しています。
価格と販売場所
一般販売価格は98,100円(税込)です。AmazonおよびRakuten市場のオンラインショップのほか、e☆イヤホン、ビックカメラ、フジヤエービック、ヨドバシカメラの各店頭でも販売されます。
- MOONDROP公式サイト:https://moondrop.co.jp/
- Original:https://www.appbank.net/2026/06/18/goods-books/3032401.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部