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孤独なサラリーマンが帰路を目指すディストピア・アドベンチャー『The Plane Effect – サラリーマン -』、奇妙で美しい世界を歩く

PQubeが手がける『The Plane Effect – サラリーマン -』は、孤独な事務職員が困難で奇妙な状況の中、家に帰ることを目指すディストピア・アイソメトリック・アドベンチャーです。開発はInnovina/StudioKikuが担当。本作は2021年9月23日にPC(Steam)向けに発売され、現在プレイ可能となっています。価格は1,900円で、日本語表示にも対応しています。

淡々とした日常から非日常への転落を描く物語

本作の主人公は、どこにでもいるような孤独な事務職員です。日々オフィスで働く彼、あるいは彼女は、ただ家に帰りたいだけなのに、なぜか困難で奇妙な状況に次々と巻き込まれていきます。ストアページの説明にもある通り、本作はディストピア的な世界観のもとで展開されるアイソメトリック視点のアドベンチャーです。スクリーンショットを見る限り、深夜の駐車場に停まった一台の車や、看板の明かりが浮かぶ静かな夜景など、映画のワンシーンのような場面が随所に用意されているようです。何が起きたのか、これから何が起きるのか、プレイヤー自身の目で確かめていく物語構成になっていると考えられます。

環境に潜む手がかりを読み解く探索と、身を潜めるスリル

ゲームプレイの軸となるのは、環境に散りばめられた手がかりを追う探索です。画面に映る足跡や壁に残されたアート、光と影のコントラストは、単なる背景ではなく謎解きのヒントとして機能している様子がうかがえます。暗がりをあえて「黒」として描くことで、次に何をすべきかを考えさせる静かな緊張感が生まれているのも本作らしいところでしょう。

またオフィスのような場所では、周囲の人物の視線を避けながら進む場面も確認できます。目立ってはいけない状況で、指示アイコンらしき紙飛行機を頼りに行動する仕組みがあるようで、ステルスゲームのようなスリルも味わえそうです。物語が進むにつれて、雪原を黙々と歩く場面や、発光する謎の物体が漂う洞窟のような幻想的な空間など、舞台がめまぐるしく変化していく点も見どころのひとつ。日常の延長線上にあったはずの世界が、いつの間にか非日常へと変貌していく過程を、プレイヤー自身の足で辿っていくことになります。

巨大な空間が生み出す孤独感、ミニマルなビジュアルの説得力

本作のビジュアル表現も特徴的です。VFXのエキスパートが手がけたとされるグラフィックは、巨大な赤い光に包まれた空間の中に小さなキャラクターがただ佇む、といった構図で強い印象を残します。幾何学的な構造物とシームレスに広がる照明の海は、孤独感や無力感をそのまま画面に落とし込んだような仕上がりです。派手な演出に頼らず、ミニマルなデザインだからこそ際立つ緊迫した空気感が、本作全体を貫くテーマとうまく噛み合っているように感じられます。

都会のターミナルで佇む姿や、赤信号だけが灯る風景など、都市の無機質さの中に浮かぶ「個人」の存在感を描く場面も多く見られます。派手なアクションではなく、こうした静かな情景の積み重ねでプレイヤーの感情を動かしていくタイプの作品と言えそうです。

価格・対応言語について

『The Plane Effect – サラリーマン -』はPC(Steam)向けに発売中で、価格は1,900円です。ゲーム内は日本語表示に対応しているため、英語が苦手な方でも安心してストーリーを追いながらプレイできます。孤独と不安が入り混じる不思議な旅路が気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

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