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AI通訳を介した国際電話が可能に 「翻訳カモメ」が電話翻訳機能を正式リリース

株式会社バベルタワーは7月29日、AI翻訳プラットフォーム「翻訳カモメ」において、電話翻訳機能を7月24日より提供開始したと発表しました。

ユーザーは「翻訳カモメ」から実際の電話番号へ発信し、通話中も自分の言語で相手と会話できます。AIが双方の音声をリアルタイムで認識し、会話の文脈を踏まえて双方向に翻訳したうえで、翻訳内容を音声でそれぞれの相手に再生する仕組みとなっています。

通話相手は「翻訳カモメ」のインストールやアカウント登録が不要で、通常の電話と同じように着信に応答するだけで、異なる言語を話す相手との通話が可能になるとのことです。海外のカスタマーサポートへの問い合わせや国際的なビジネスコミュニケーション、旅行先での予約、海外生活、外国語を話す家族や友人との交流など、幅広い場面での利用が想定されています。

開発の背景にある課題

海外旅行や国際ビジネス、海外での生活が広がるなか、外国語で電話をかける必要がある場面が増えているといいます。海外のホテルやレストラン、病院、学校、家主、行政機関、カスタマーサポートへの連絡において、電話は今も直接的なコミュニケーション手段の一つです。

一方で、電話での会話は対面やテキストのやり取りと比べて従来の翻訳ツールを利用しにくいという課題がありました。通話をしながら翻訳アプリを操作したり、通訳サービスを事前に手配したりする必要があり、利便性や費用、利用可能な時間などの面で制約があったとのことです。

同社は音声認識、文脈を考慮した翻訳、音声合成の技術を電話による通話に組み込むことで、ユーザーが自分の言語のまま世界各地へ電話をかけられる環境を提供するとしています。

電話翻訳機能の仕組み

ユーザーは相手の電話番号を入力し、双方の使用言語を選択することで、翻訳付きの電話を発信できます。通話が開始されると、システムがユーザーと通話相手の発言をリアルタイムで認識し、翻訳した内容を音声で相手側に再生します。

通話中はAIが会話全体の文脈を継続的に把握し、住所や時間、料金、予約内容、ビジネス上の情報など、通話で重要となる内容について翻訳の精度と自然さの向上を図っているとのことです。通話終了後には双方の言語による通話記録を確認できるため、聞き間違いや情報の見落としによるコミュニケーション上の問題を減らせるとしています。

通話相手がスマートフォン、携帯電話、固定電話のいずれを使用している場合でも、通常の電話を受けられる環境であれば翻訳された音声を聞くことができるとのことです。

発信方法は3パターン

電話翻訳機能を利用する方法として、以下の3つが用意されています。

このうち進行中の通話に翻訳を追加する機能については、利用するスマートフォンのOSと携帯電話事業者の双方が通話の統合機能に対応している必要があるとのことです。

料金は従量課金制

電話翻訳機能は通話時間に応じた従量課金方式で提供されます。電話翻訳専用のサブスクリプション契約は不要で、ユーザーは必要に応じてチャージし、利用した分だけ料金を支払う仕組みです。

短期間の海外旅行や海外の機関への一時的な問い合わせ、日常的な国際電話など、さまざまな利用シーンや利用頻度に対応するとしています。

想定される利用シーン

同社は電話翻訳機能の主な利用シーンとして、以下の場面を挙げています。

サービス概要と今後の展開

電話翻訳機能に対応する言語は、日本語、英語、韓国語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語など33言語です。Web版のほか、Windows版、macOS版、iOS版、Android版の各アプリから利用できます。

同社は今後、電話翻訳における音声認識の精度や翻訳品質、通話の安定性を向上させるとともに、対応する国・地域や電話番号の範囲、発信時の操作性を順次改善していく方針を示しています。また、外国語を話す顧客からの問い合わせに対応する法人向けAI電話翻訳サービスの提供も計画しているとのことです。

詳細は公式紹介ページで案内されています。

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