サイトアイコン Game Apps

頭痛日誌アプリ「ズツノート」が半年で登録2,000名突破、口コミのみで月600名ペースの伸び

株式会社Iris Wellnessは8月18日、頭痛専門医が1人で開発した無料の頭痛日誌アプリ「ズツノート」の利用者データを発表しました。広告を出していないにもかかわらず口コミだけで新規登録が月600名を超えるペースまで伸び、サービス開始から半年で累計2,000名を突破したとのことです。

「ズツノート」は現役の頭痛専門医が単独で開発・運営しているアプリです。デザインからプログラミング、日々の運営まですべてを1人で手がけており、同開発者は地域医療連携アプリ「Med-Tasuki」など複数の医療アプリも個人で開発しています。

日本人の約4割が抱える頭痛、経済損失は年2.3兆円との推計も

同社の発表によると、日本人の約4割が頭痛に悩んでいるといわれており、片頭痛の患者数は約1,000万人にのぼるということです。患者の多くは20〜50代の働き盛りの世代が占めているとのことです。

頭痛によって仕事のパフォーマンスが低下し、その経済的損失は日本全体で年間約2.3兆円にのぼるという推計もあるとのことです。同社は、この損失の多くが会社を休むことよりも、頭痛をがまんしながら出勤し本来の力を出せないまま働くことから生まれていると説明しています。

受診したくてもできない利用者の実態

ズツノートの利用者データからは、「受診したくてもできない」という実態が見えてきたとのことです。通院していない利用者に受診の意向を尋ねたところ、最も多かった回答は「受診したい」で半数を超えたということです。

それでも受診に至らない、または通院をやめてしまう理由として、以下の点が多く挙がったとのことです。

同社は、行きたくてもたどり着けないまま市販薬でしのいでいる利用者も少なくないと説明しています。頭痛薬は飲みすぎることで逆に頭痛が起きやすくなる「薬の使いすぎによる頭痛」につながる場合もあるとのことです。

利用者の約85%が女性、平均年齢は約40歳

ズツノートの利用者は約85%が女性で、平均年齢は約40歳ということです。頭痛の負担が大きいとされる層が中心に利用しているとのことです。

開発を手がけた前川裕貴さんは、「頭痛は、自分の状態を数字で把握できるようになると、診療が大きく変わります。でも、毎日続けやすくて、主治医とそのまま共有できる無料のツールが世の中にありませんでした。ないなら自分で作ろう、と」とコメントしています。

前川さんはプログラミング未経験でしたが、現場の困りごとは誰よりもわかっているといい、記録して自分の頭痛が見えるようになること、そして通院が難しい人でもオンラインで主治医とつながれることを目指し、設計からコード、運営まで全て一人で手がけています。

記録は自動でグラフ化、頭痛の可視化が第一歩に

ズツノートに記録した頭痛や服薬、睡眠、気圧などのデータは自動でグラフになる仕組みとなっています。同社は、数字やグラフとして可視化されることで、自分がどれだけ頭痛に生活を削られているかに気づくきっかけになるとしています。

頭痛を毎日記録して振り返るだけでも頭痛がやわらぐことがあると報告されているとのことです。すぐに受診できない場合でも、記録を始めること自体が意味のある第一歩になるとしています。

かかりつけ医療機関の設定で診察データを共有可能

「かかりつけ医療機関」を設定すると、記録した頭痛データが主治医の診察画面にそのまま届く仕組みとなっています。通院の負担が大きい利用者でも、オンラインで経過を共有できる糸口になるとのことです。

まだかかりつけを決めていない利用者には、頭痛を診てくれる「ズツノート連携医療機関」が紹介されるとのことです。なお、かかりつけとして選べるのはズツノートに登録している医療機関に限られます。

サービス概要

利用料金は完全無料となっています。iOS版、Android版がそれぞれ提供されています。

モバイルバージョンを終了