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測位衛星をスマホで可視化! moegiが「CALINT Satellite View」をiOS向けに配信開始

株式会社moegiは8月19日、測位衛星の位置と動きを可視化するiOSアプリ「CALINT Satellite View」(カリント サテライトビュー)を配信開始したと発表しました。

GPSや日本の準天頂衛星システム「みちびき」など、測位衛星の位置情報を地図上で可視化できるアプリとなっています。2026年8月11日に打ち上げられた「みちびき7号機」についても、公開されている軌道データに基づく暫定軌道表示に対応しているとのことです。

同社は、夏休み終盤に宇宙と測位の仕組みに触れる機会として、小学生・中学生・高校生・大学生の自由研究や探究学習への活用を想定しているとしています。

H3ロケット9号機とみちびき7号機の打ち上げが背景に

JAXAは2026年8月11日4時23分31秒(日本標準時)、種子島宇宙センターからH3ロケット9号機を打ち上げました。ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約29分4秒後に準天頂衛星システム「みちびき7号機」を正常に分離し、所定の軌道へ投入したことが確認されています。

同社は、打上げ映像を見た人が抱く「衛星はその後どこへ行ったのか」「自分の位置から衛星はどの方向にあるのか」といった疑問を、地図と視覚表現から探究できるアプリとして開発したとのことです。

アプリで確認できる機能

CALINT Satellite Viewでは、複数の観点から測位衛星の様子を確認できます。

自由研究のテーマ例も提示

同社では、アプリを使った探究学習の進め方として、「問いを立てる→観察する→記録する→考察する」という流れを提案しています。自由研究のテーマ例としては以下が挙げられています。

みちびき7号機の暫定軌道表示について

みちびき7号機は、打上げ後、運用軌道への移行段階にあるとのことです。同アプリでは、CelesTrakが公開するOMM(Orbit Mean-Elements Message)準拠のJSON軌道データを取得し、その軌道要素から時刻ごとの推定位置を算出して表示しています。新たに付与された6桁のNORADカタログ番号にも対応しているとのことです。

同社は、従来広く使われてきたTLE形式はカタログ番号欄に制約があるため、新規登録物体ではJSON、CSV、OMM等の形式への対応が重要になっていると説明しています。アプリ内ではみちびき7号機を「暫定軌道」と明示し、衛星そのものが暫定であるかのような誤解を避けているとのことです。

表示位置は公開軌道要素に基づく計算上の推定値であり、軌道変更やデータ更新、計算条件等により実際の位置との間に差が生じる場合がある。航法・測量・安全管理等の業務用途における位置保証を目的としたものではない。

みちびき7号機が所定の運用軌道へ移行し、公開軌道データが更新された際には、アプリの表示も順次更新される予定だ。

代表取締役のコメント

株式会社moegi代表取締役の片寄里菜さんは、「みちびき7号機の打上げ成功は、日本の宇宙技術に携わる多くの方々の努力が結実した出来事だと感じています。ロケットから分離された衛星が、その後どこにいるのか。その素朴な疑問から、宇宙、GNSS、地図、数学、物理、プログラミングへと学びを広げてほしいと思います」とコメントしています。

さらに「夏休みはあと少しですが、研究は一日からでも始められます。ぜひアプリを使って空を見上げ、未来の宇宙博士を目指してください」と述べています。

アプリ概要

CALINT Satellite Viewは現在iOSに対応しており、Android版は今後公開が予定されています。価格は無料で、宇宙・衛星・GNSSに関心のある一般の人や、小学生、中学生、高校生、大学生、教育・研究関係者を主な対象としているとのことです。

アプリの詳細は公式ページで確認できます。

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