
株式会社いいんじゃは8月22日、様々なスポーツに取り組む小学生・中学生向けアプリ『Smart Dash App』について発表しました。同アプリは8月7日にiOS(App Store)・Android(Google Play)向けに正式リリースされています。
同アプリは、プロ・アマチュアを含む1,100名以上の走力データを活用し、自己ベスト更新を加速させることを目指したアプリです。選手本人の課題や成長を可視化し、受講生・保護者・コーチが一体となった成長支援につなげることを目的としているとのことです。
開発の背景
ジュニア期のスポーツ現場では、走力データが紙の記録用紙で管理されることが多く、コーチ以外の選手本人や保護者がタイムやフォームの変化を正確に把握しにくいという課題があったとのことです。
走る速さはサッカーや野球、バスケットボール、ラグビーなど多くのスポーツで基礎的な能力として重要ですが、専門的な走力診断は指導者が選手ごとに手作業でレポートを作成する必要があり、提供できるスクールは限られていたということです。
こうした課題を踏まえ、同社はプロ・アマチュアを含む1,100名以上の走力データを蓄積した独自データベースとAI分析を土台に『Smart Dash App』を開発したと説明しています。
「Smart Dash App」の主な機能
同アプリは、携帯カメラの映像から骨格を抽出して動作解析する技術を土台に、コーチ・選手・保護者それぞれの視点に立った機能を搭載しています。
①記録の見える化
50mタイムをはじめ、タイム・歩数・ピッチ・ストライドの推移を期間別に可視化し、目標との差分を確認できる機能です。
②タイム変動の要因分解
筋力データと、ストライド(歩幅)・ピッチ(歩数の速さ)を組み合わせて分析し、タイムが変わった要因を突き止められる機能です。「ピッチが上がったから」だけでなく「ストライドは縮んだが、ピッチが上がったから速くなった」という要因がわかれば、「ピッチを維持しながらストライドを伸ばす」といった次の目標も明確になるとのことです。
③コーチ向け弱点分析
筋力の左右差や弱点をレーダーチャートで可視化し、データに基づいた怪我のリスク管理や具体的な改善指導に活用できる機能です。
④成長ロードマップ
タイムの速さではなく自己ベストの更新回数を基準に評価する仕組みで、エントリーからアドバンス、エキスパート、全国決勝レベルまでの階級を、目標をクリアしながらステップアップできる設計になっているということです。
⑤個人の成長段階に応じたトレーニング提案
プロ・アマチュアを含む1,100名以上の走力データにくわえ、身長・体重や体の成熟度合いを示す「発育年齢」の概念を取り入れ、ゴールデンエイジ期の成長段階に応じたトレーニング(モーターコーディネーショントレーニングやプライオメトリクストレーニング等)をコーチが個別に提案する機能です。
アプリ活用イメージ
送迎や見学が難しい保護者は、外出先や自宅から子どもの成長を確認することが可能だとのことです。
練習を終えてアプリを開くと、タイムの裏にあるストライドが伸びた瞬間やピッチが上がった瞬間、フォームが変わった瞬間が、そのまま数値として画面に映し出される仕組みだということです。
陸上スクール「Smart Dash」も展開
Smart Dashは、研究論文に基づく「走りのメカニズム」の分析を軸に、走りの分析と改善を行う陸上スクールを手がけています。
「データとAIを用いて科学的に走りを速くする」をコンセプトに、世田谷区・江東区・和光市・川崎など関東4会場でジュニア向け「走り診断会」(小学4年生〜中学2年生対象)も開催されています。
個人・団体あわせて年間1,100名以上が利用しており、受講者にはオリンピック出場経験を持つマラソン選手や、400mH全日本選手権準優勝者などのトップアスリートも診断を受けているとのことです。
Smart Dashスクールおよび走り診断会の詳細は、以下のページで案内されています。
- Smart Dashスクール:https://smartdash.einja.net/jr
- 走り診断会:https://smartdash.einja.net/jr/shindan
代表コメント
Smart Dash事業代表の井口貴文さんは、次のようにコメントしています。
「これまでプロ・オリンピック選手の支援を通じて培ってきた走力科学のデータベースを、陸上競技に限らず様々なスポーツに取り組むジュニア世代の選手とその保護者にも届けたいという思いで『Smart Dash App』を開発しました。タイムだけでなく『なぜ速くなったのか』『何を変えればもっと速くなれるのか』まで、子ども自身がゲーミフィケーションを通じて感覚的に理解し、自分の成長をデータで振り返りながら次の改善につなげる、そんな”自ら速くなる力”を育てるアプリになれば嬉しいです。日々の頑張りが見えづらかった保護者の皆さまにも、お子さまの成長を実感していただけると幸いです」
- Original:https://www.appbank.net/2026/08/24/iphone-news/3085157.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部