
ゲヒルン株式会社は9月1日、「特務機関NERV《ネルフ》防災」アプリをアップデートし、緊急地震速報のリアルタイム更新通知に対応したバージョン「v7.0」をリリースしたと発表しました。
今回のアップデートにより、緊急地震速報(予報・警報)が発表された際、iOSでは「ライブアクティビティ」、Androidでは「ライブ更新通知」を用いて、ユーザーの現在地における予想震度と主要動(強い揺れ)の到達予想時刻までのカウントダウンが、ロック画面や通知センター、ダイナミックアイランドなどに表示されるようになります。
これまでは緊急地震速報のカウントダウンを確認するには端末のロックを解除してアプリを立ち上げる必要がありましたが、今回のアップデートによりロック画面でそのまま情報を確認できるようになったとのことです。
なお、リアルタイム更新通知機能は、サポーターズクラブの「アーリーアクセス」特典として先行提供されます。
リアルタイム更新通知とは
同機能では、緊急地震速報の続報を受信するたびに、ゲヒルンが気象庁長官から受けている地震動の予報業務許可に基づいて現在地の予想震度と主要動の到達予想時刻を再計算し、表示を更新するとのことです。
予想震度は震源由来震度と波面伝播非減衰震度(PLUM法)に対応しており、主要動到達までの残り秒数は1秒単位でカウントダウンされます。
緊急地震速報が取り消された場合(キャンセル報)にも対応しており、その旨が表示に反映されます。最終報が発表されてからおよそ2分後に、表示は自動的に終了するとのことです。
対応環境はどうなっている?
iOSでは、iOS 18以降でライブアクティビティとして表示されます。ダイナミックアイランドにも対応しており、ほかのアプリを使用している最中でも画面上部で予想震度とカウントダウンを確認できます。
また、ActivityKitにより、ライブアクティビティはペアリングされたApple WatchやMac、接続中のCarPlayにも表示されるとのことです。ただし、表示や更新のタイミングは各デバイスの状態やOSの制約により異なる場合があるということです。
Androidでは、Android 17以降でライブ更新通知として表示されます。Android 17で追加された、最大3つの指標を同時に提示できる「MetricStyle」の通知テンプレートが使用されているとのことです。
これらのOSバージョンを満たさない端末では、従来どおりプッシュ通知で緊急地震速報が届けられます。
アーリーアクセスでの先行提供について
リアルタイム更新通知は、サポーターズクラブの「アーリーアクセス(早期アクセス)」特典として先行提供されます。同社によると、アーリーアクセスは新しく開発した機能を会員に先行して使ってもらうもので、その後すべてのユーザーに無料で開放されるとのことです。一般提供の開始時期は、決まり次第あらためて案内されるとのことです。
iOS版で利用するには、アプリのメニュー画面の「サポーターズクラブ」から「アーリーアクセス」を選び、「有効にする」をオンにする必要があります。
なお、サポーターズクラブに入会していないユーザーにも、緊急地震速報のプッシュ通知はこれまでと同じように届くとのことです。
強震モニタレイヤーのショートカット(iOS版)
あわせてiOS版では、強震モニタレイヤーをすぐに開くためのショートカットが2種類用意されています。ロック画面に配置するウィジェットと、コントロールセンターやアクションボタンに割り当てられるコントロールです。
いずれも1タップで、日本全国のいま現在の揺れをリアルタイム震度として表示する「強震モニタレイヤー」を開くことができます。アクションボタンに割り当てた場合は、ボタンを長押しするだけで強震モニタレイヤーを呼び出せるとのことです。
サポーターズクラブについて
2020年9月1日に開始した「特務機関NERV防災アプリ サポーターズクラブ」は、月額会費によるファンクラブ形式の制度です。Eプラン(月額250円)とEEプラン(月額480円)が用意されており、いずれのプランでもアーリーアクセス特典が利用できます。
このほか、地点登録数の増加、デジタル会員証、雨雲接近通知、クライシスマッピングの投稿権限などの特典があり、EEプランでは会員限定コンテンツも視聴できるとのことです。詳細は「サポーターズクラブのご案内」ページで案内されています。
- サポーターズクラブのご案内:https://nerv.app/supporters.html
利用にあたっての注意点
緊急地震速報は、地震発生直後の限られた観測データから震源やマグニチュードを推定して発表される予報のため、表示される予想震度や主要動到達までの秒数には誤差があり、続報によって変化する場合があります。
カウントダウンが0になる前に揺れが始まる場合や、0になっても揺れを感じない場合があるとのことで、表示されている数値にかかわらず身の安全の確保が優先されるべきだとしています。
また、現在地の予想震度およびカウントダウンの表示には、位置情報サービスの利用許可を「常に」に設定する必要があります。通知の表示・更新にはモバイルネットワークまたはWi-Fiによる通信が必要で、圏外や機内モードなどの環境では表示が遅れる、または更新されない場合があるということです。
同社は、本機能を緊急地震速報を受け取るための唯一の手段として用いることは想定していないとして、テレビやラジオ、緊急速報メールなど複数の手段との併用を呼びかけています。
「特務機関NERV防災」アプリの概要
「特務機関NERV防災」は2019年9月1日にiOS版がリリースされ、同年12月18日にAndroid版が公開されたアプリです。利用料金は無料で、任意で課金できるサポーターズクラブ制度が用意されています。
対応OSはiOS 15.1以降、Android 7.0以降となっています。現在地の震度予想と主要動到達をカウントダウンする緊急地震速報のほか、地震・津波・噴火の速報、気象警報・注意報、キキクル、雨雲レーダー、アメダス、天気予報、台風進路、Jアラートなど、さまざまな防災情報が1つのアプリで受信できます。
- 「特務機関NERV防災」公式サイト:https://nerv.app/
- Original:https://www.appbank.net/2026/09/02/iphone-news/3092618.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部