
Sonos Japan合同会社は9月9日、次世代オーディオ・オペレーティングシステム『Sonos 27』の提供を開始したと発表しました。
今回のアップデートでは、外部アシスタントとエージェントを通じたAIコントロール、自動的にホームシアターのサラウンドスピーカーになるポータブルスピーカー、より直感的なアプリ操作が可能になるとのことです。
また、ヘッドフォンリンキングが先行アクセス機能として導入され、『Sonos Ace Ultra』を初めてSonosシステムに直接接続できるようになるとしています。
Sonos CEOのトム・コンラッドさんは「テクノロジー業界では、新たな機能を新製品の発売によって提供することが一般的です。一方、Sonosは、使い続けるほどにシステムそのものが進化し、すでにご自宅にあるSonos製品でも、できることが広がっていくよう設計されています。Sonos 27は、まさにその考えを形にしたものです」とコメントしています。
AIでSonosシステムを操作できる新機能
Sonosはオープンプラットフォームをさらに進化させ、リスナーが普段使っているAIからSonosシステムを操作できるようにするとのことです。
Sonos 27mcp
先行アクセスとして提供される『Sonos 27mcp』を通じて、ChatGPTやClaudeをはじめとする外部AIとSonosを連携できるとしています。AIとの会話を続けながら、その場で音楽をシームレスに操作できるということです。
Sonos 27mcpは、AIと外部アプリケーションに接続するための開放標準である「Model Context Protocol」を採用し、mcp.ws.sonos.com/mcpを介して利用できるようになっています。
Anthropic MCPのリード・メンテナーおよび技術スタッフを務めるデン・デリマースキーさんは「SonosがMCPエコシステムに加わり、Claudeとの連携が実現することを大変嬉しく思います。この連携により、SonosユーザーはClaudeから直接、Sonos製品をさらに幅広く活用できるようになります。作業や思考の流れを止めることなく、ご自宅のサウンドをシームレスにコントロールできるようになります」と述べています。
Sonos 27voice
今秋後半に提供開始予定の『Sonos 27voice』は、音楽の好みやその時々の気分、操作の意図を理解するよう設計された新しいAI搭載アシスタントです。
Sonosが独自に開発・チューニングしたということで、人々が実際に音楽をリクエストする際に使う、何かを参照したり感覚を表現したりするような言葉を理解できるよう学習されているとしています。曲名やアーティスト名を覚えていなくても、曖昧な言葉や感覚的な表現から聴きたい音楽や気分を汲み取るとのことです。
朝のルーティンやディナーパーティーなど、その時に求める雰囲気を伝えるだけで、シーンに合った音楽を選曲するということです。
Sonos Custom Agents
Sonosは2027年に向けて『Sonos Custom Agents』の展開も予定しているとのことです。ユーザー自身が、それぞれ異なるAIモデル、個性、音声を持つ独自のエージェントを作成し、Sonosシステム上で利用できるようになるとしています。
Sonos Chief Innovation Officerのニック・ミリントンさんは「私たちは、ひとつのアシスタントだけが家のすべてを担うべきではないと考えています。ひとつのアシスタントが、あらゆることに優れているわけではありません。Sonos 27voiceは音楽の再生や操作に特化し、オープンプラットフォームを通じて、ユーザーはそれぞれの用途に適した優れた機能を自由に取り入れることができます」と述べています。
ニーズに合わせて変わるサウンド機能
Sonos 27では、Sonos製品同士が互いを認識し状況に応じて適応できるインテリジェントなシステム「Sonos Fabric」に2つの新機能がくわわります。
ポータブルサラウンド機能
ポータブルサラウンド機能により、『Sonos Play』は屋外でのリスニングからホームシアターまで、用途に合わせて柔軟に活用できるようになります。
Sonos Positioning Technologyは、短い高周波音信号を使用して相互の距離と近くのサウンドバーまでの距離を感知し、自動的に役割を切り替えるとのことです。
互換性のあるサウンドバー(『Sonos Arc Ultra』『Sonos Arc』『Sonos Beam Ultra』『Sonos Beam Gen 2』)の近くに同じポータブルスピーカー2つを配置すると、あとはすべて自動で行われるとしています。
映画を見終えたら、スピーカーを移動するだけで、再びポータブルスピーカーとして使用できるということです。
ヘッドフォンリンキング
ヘッドフォンリンキングでは、『Sonos Ace Ultra』がSonosシステムに直接接続するため、リスニング中にスマートフォンを近くに置いておく必要がなくなります。
ワンタップで、スピーカーでの再生とパーソナルリスニングをシームレスに切り替え、近くのスピーカーで再生したり、そのサウンドをヘッドフォンで直接楽しんだりできるとのことです。
ヘッドフォンリンキングは、Ace Ultraに搭載されたプラットフォーム「Sonos Headphone Engine 2」によって実現しています。再設計されたWiFiアンテナとセキュアな認証情報ストレージを備え、Bluetooth接続だけに依存することなく、家中を移動しながらリスニングを続けられるとしています。
より直感的になったSonos 27アプリ
Sonos 27アプリでは、ナビゲーションが新しくなり、「Home」「System」「Search」の3つのタブに整理されます。直感的なスワイプ操作にくわえ、よく使うお部屋を画面上部にピン留めすることも可能になるとのことです。
これらの機能は、Sonosコミュニティからのフィードバックを取り入れながら開発・テストを重ねてきたということです。
iPhoneではすでに、ロック画面やDynamic Islandから再生をコントロールできます。今回のアップデートでは、Siriおよびショートカットへの対応にくわえ、iPad向けレイアウトも刷新されます。
Sonos 27アプリには、画面上で2本の指をひねることで、ダイヤルを回すように音量を調整できる新しい「バーチャルボリュームノブ」も搭載されるとのことです。
さらに今秋後半には、スピーカーの組み合わせ、コンテンツ、音量を保存し、ワンタップで呼び出せる「プリセット」機能と、新しいシステムヘルスビューが提供される予定です。
展開時期とフラッグシップ製品
『Sonos 27』は9月9日、すべてのSonos S2製品への無料ソフトウェアアップデートとして提供が開始されました。利用できる機能は製品によって異なるとのことです。
新しいSonos 27アプリのナビゲーションとポータブルサラウンド機能は、Sonos 27mcpの先行アクセスとともに、9月9日より利用可能となっています。
ヘッドフォンリンキングは『Sonos Ace Ultra』と同時に先行アクセス機能として9月29日から利用可能になる予定です。Sonos 27voiceは今秋後半に先行アクセスが開始される予定で、Sonos Custom Agentsは2027年に向けて展開される予定となっています。
Sonosは、『Sonos Beam Ultra』と『Sonos Ace Ultra』という2つのフラッグシップ製品も9月2日に発表しています。
Beam Ultra(税込99,800円)は9月25日に先行予約が開始され、10月9日から販売される予定です。
Ace Ultra(税込69,800円)は10月16日に先行予約が開始され、10月30日から全国の提携店舗(オンライン含む)で販売される予定となっています。
- Sonos公式サイト:https://www.sonos.com/ja-jp/shop
- Original:https://www.appbank.net/2026/09/11/goods-books/3100261.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部