
株式会社Luupは9月11日、埼玉県さいたま市でマイクロモビリティシェア「LUUP」の提供を9月10日9時に開始したと発表しました。電動アシスト自転車と電動シートボードを組み合わせたサービス展開は全国で初めてとのことです。
サービス開始初日には、Luup、さいたま市、「さいたま市みんなのアプリ」を運営する株式会社つなぐの三者による連携協定式が行われました。あわせて東京海上日動火災保険株式会社と連携した安全講習会も実施されています。
さいたま市への導入の背景
さいたま市では、タクシーの一部時間帯・エリアでの不足や、自家用車による短距離移動の増加に伴う交通渋滞や環境負荷が課題として指摘されているとのことです。同社はこうした課題に対し、駅と住宅地・郊外を結ぶファースト・ラストワンマイルの移動手段としてシェアモビリティが注目されていると説明しています。
さいたま市は「さいたま市みんなのアプリ」を通じた市内の経済循環や地域コミュニティの活性化をビジョンに掲げており、Luupはこの方針に共感して協定締結に至ったということです。
「さいたま市みんなのアプリ」との連携内容
「さいたま市みんなのアプリ」内のデジタル地域通貨「さいコイン」で交換できるLUUP限定クーポンが用意されます。第一弾として、「LUUP」30分ライド×3回分のクーポンが必要コイン数100円分(税込)で交換できるとのことです。
交換受付期間は9月10日から9月30日までで、交換制限はお一人様1口までとなっています。利用可能エリアはさいたま市内で、購入後1週間以内にアプリ内のお知らせページへクーポンコードが送付されるとのことです。さいたま市民以外でも購入できるとされています。
このほか、「さいたま市みんなのアプリ」と「LUUP」のアプリ間で相互送客の導線が設置され、市内の移動活性化と地域振興を進めるとしています。今後は「さいたま市みんなのアプリ」ユーザー限定のキャンペーンも予定されているとのことです。
「LUUP」サービスの概要
スマートフォンアプリ「LUUP」を使い、電動シートボードや電動アシスト自転車で街中のポート間を移動できるサービスです。さいたま市では実証実験として、サービス開始当初から電動シートボードを導入した際の利用動向を検証する狙いで、電動アシスト自転車と組み合わせた展開になっています。
利用料金はライド基本料金50円(税込)にくわえ、時間料金が1分あたり15円(税込)となっています。本事業は2027年10月末までを期間とする実証実験として展開されるとのことです。
サービス開始時点のポート数は13ポートで、順次増設が予定されています。車両台数は電動シートボード15台、電動アシスト自転車15台の合計30台で、随時追加されるとのことです。
電動シートボードの利用にはアプリからの年齢確認書類の提出と、交通ルールテストの連続満点合格が条件となります。電動アシスト自転車のみを利用する場合はこれらの対応は不要です。保険は対物賠償、対人賠償、利用者本人のけがが対象になっているとのことです。
LUUPアプリはApp Storeからダウンロードできます。iOS 16以降、iPhone 8以降(iPhone SE 第1世代を除く)、Android OS 10.0以降の端末に対応しているとのことです。
30分乗り放題キャンペーンを実施
さいたまエリア限定で、誰でも30分間何度でも無料で乗車できる「乗り放題キャンペーン」が9月16日23時59分まで開催されています。対象期間は9月10日9時から9月16日23時59分までで、対象エリアはさいたま市、対象モビリティは電動シートボードと電動アシスト自転車です。
LUUPアプリに登録している人であれば誰でも利用でき、通常通りライドを開始すると自動的に30分間無料の状態で開始されるとのことです。ユーザー登録にはクレジットカードの登録が必要ですが、30分以内の乗車であれば課金されません。
利用時間が30分を超えた場合は、30分以降のライドについて通常料金(15円/分)が課金されます。一時停車をした場合でも、元のライド開始時間から30分以内にライドを終了すれば料金はかからないとのことです。なお、キャンペーンは期間内にライドを終了する必要があり、期間後に終了した場合は適用されないとされています。
さいたま市の主要ポート
サービス開始時点の主要ポートとして、以下の2か所が紹介されています。
- TOPS大宮ビルディング(埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目31-1、停車可能台数5台)
- 東京レジャービル 明秀ビル駐輪場(埼玉県さいたま市大宮区宮町3丁目1-6、停車可能台数10台)
安全対策の取り組み
Luupは安全対策を経営の最優先事項として、3つの柱を掲げているとのことです。利用者に対する交通安全教育・啓発として、交通ルールテストの全問連続正解の義務付け、アプリ画面や公式SNSなどを通じたルール啓発、安全講習会の開催、LUUPポート上でのアルコール検査、路上パトロール、深夜帯におけるアプリ内での反応テストが行われています。
危険利用者への対処としては、独自の危険行動検知システム「LUDAS」に基づく警告・ペナルティ制度や交通違反点数制度が設けられています。車両・サービスの安全性向上に向けては、車両の継続的な改善、年齢確認書類の提出義務付け、保険の付帯、ナビ機能、誤進入防止サポート機能、ヘルメットの有人貸出などが実施されているとのことです。
ポート設置オーナーを募集
Luupはさいたま市内で、ポートを設置できるオーナーを募集しています。活用したいデッドスペースや空いている駐車場スペースがある場合は、同社への相談が呼びかけられています。
- Original:https://www.appbank.net/2026/09/13/iphone-news/3102965.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部