
Rokidは9月16日、新型AIグラス『Rokid Ai Glasses Style』を日本市場向けに発表しました。同社は9月15日、オンライン発表会「Rokid Ai Glasses Style新製品発表会」を開催しています。
発表会では「JAPAN, IN SIGHT ― 日本市場への投資とローカライゼーション」をテーマに、新製品にくわえてAIグラス向けOS「YodaOS」や日本ユーザーデータの国内保管、Creator Programなど、日本市場における中長期的な取り組みも紹介されました。
約38.5gの軽量ボディに搭載されたオープンなAIエコシステム
『Rokid Ai Glasses Style』は、ディスプレイを搭載しない非ディスプレイ型のAIグラスです。音声、カメラ、オープンイヤーオーディオを組み合わせることで、ユーザーが見ているものやその場の状況を起点にAIを利用できる設計になっています。
ディスプレイを省いたことで本体重量は約38.5gに抑えられており、仕事や移動、旅行、スポーツなど日常的な長時間装着を想定しているとのことです。中核的な特徴として、オープンなAIエコシステム、軽量で快適な装着感、高精度な光学設計の3点が挙げられています。
AI機能ではChatGPTとGeminiを活用するほか、Googleマップや翻訳サービスなど外部サービスとの連携も進め、特定のAIモデルや単一プラットフォームに依存しないオープンなAIエコシステムを目指しているということです。ユーザーは音声でAIに質問したり、カメラが捉えた周囲の状況について尋ねたりすることで、スマートフォンを取り出さずにAIを利用できます。
バッテリーとオーディオ
210mAhバッテリーを搭載し、標準的な使用で最大約12時間の利用を想定しています。オーディオにはオープンイヤー方式のDual Hi-Fiスピーカーが採用されており、耳を塞がずに周囲の音を確認しながらAIの回答や音楽、翻訳音声を聞くことができます。
12MP Sony IMX681カメラでハンズフリー撮影
カメラには12MP Sony IMX681が搭載されており、ユーザー自身の視点に近い第一人称視点で写真や動画を撮影できます。「Hi Rokid」と呼びかけてAIアシスタントを起動し、音声による撮影のほか本体のボタンからの操作も可能です。
76言語のリアルタイム翻訳とレンズのカスタマイズ
翻訳機能はオンライン環境で76言語のリアルタイム音声翻訳に対応するほか、6言語ではオフライン翻訳も利用できます。翻訳結果はオープンイヤーオーディオを通じて確認する仕組みとなっており、相手との会話を妨げにくいコミュニケーションを目指しているとのことです。
レンズは度付き、サングラス、調光など多様な光学レンズに対応しており、ユーザーの視力や利用シーン、ファッションに応じて通常のアイウェアに近い感覚で選択できます。調光レンズは周囲の光量に応じてレンズ濃度が変化し、屋外・屋内の双方で利用できるということです。
製品概要と価格
『Rokid Ai Glasses Style』の販売価格は64,990円(税込)で、Rokid日本公式オンラインショップで販売されます。カメラは12MP Sony IMX681、バッテリーは210mAh、重量は約38.5gとなっています。
- Rokid Ai Glasses Style 製品ページ:https://jp.rokid.com/products/rokid-ai-glasses-style
9月30日まで調光レンズをプレゼントする発売記念特典
Rokid Ai Glasses Styleの日本発売を記念し、9月15日から9月30日までの期間中、Rokid日本公式オンラインショップで同製品を購入すると、Style専用調光レンズ(10,999円相当)がプレゼントされるとのことです。調光レンズのカラーはランダムで、指定や変更はできません。特典は数量限定のため、なくなり次第終了となるほか、対象注文には自動適用されるということです。
AIグラス向けOS「YodaOS」とAIUIによる新しいインターフェース
Rokidは、AIグラスという新しいデバイスカテゴリーにはスマートフォンやPCとは異なるOSとインターフェースが必要だとして、AIグラス向けOS「YodaOS」を開発しています。『Rokid スマートAIグラス』と『Rokid Ai Glasses Style』はともにYodaOSを基盤としており、GPT、Gemini、DeepSeek、Qwenなど複数のAIモデルに対応しているとのことです。
YodaOS上では、AI時代の新しいユーザーインターフェース「AIUI」も開発されています。従来のスマートフォンではユーザー自身がアプリを探して操作する必要がありますが、AIUIではユーザーの意図や状況をAIが理解し、必要な情報や機能を直接提示する仕組みになっているということです。
グローバルAIエージェント開発プラットフォームが正式稼働
Rokidは、グローバルAIエージェント開発プラットフォームの正式稼働も発表しました。開発者はRokidが提供する開発環境を利用してAIグラス向けAIエージェントを開発し、Rokidのエコシステムを通じて世界のユーザーへ提供できるとのことです。
発表会では食事のカロリー確認や運動時の情報提供、語学学習など、カメラ、音声、AIを組み合わせた活用例が紹介されました。また、グローバルの開発者を対象としたAI開発コンテストが2026年10月から開始される予定であることも発表されています。
- 開発者向けサイト:https://aiui-global.rokid.com
日本ユーザーのデータを国内で保管する体制を導入
Rokidは2026年9月から、日本ユーザーのデータを日本国内で保管する体制を導入しました。日本国内でのローカル運用により、AI対話の応答時間を200ミリ秒以内に抑え、より自然でスムーズなAIとのインタラクションを目指すとのことです。
プライバシー保護への取り組み
カメラやマイクを搭載したAIグラスの普及にあたって、Rokidはプライバシー保護を製品設計の重要な原則の一つに位置づけています。ローカルで撮影した写真や動画はRokidのサーバーへアップロードせず、グラス本体やスマートフォン上でユーザー自身が管理する設計となっています。
カメラ使用中にはインジケーターが点灯し、周囲から撮影状態を確認できる設計となっているほか、インジケーターを意図的に隠した状態での撮影を防ぐ遮蔽防止機構も採用されています。データの収集・転送・処理まではエンドツーエンド暗号化によって保護されるとのことです。
専用アクセサリー「Bluetooth Ring」と充電ケースが登場
Rokidは、『Rokid Glasses』の操作体験を拡張する専用コントローラー「Bluetooth Ring」を発表しました。
指に装着するリング型デバイスで、左右のボタンと中央のスクロールホイールを使い、決定、戻る、スクロールなどの操作ができます。
写真撮影やショートカット操作にくわえ、テレプロンプター利用時には視界に表示される情報を手元を見ずにコントロールできるということです。
販売価格は3,990円(税込)で、2026年9月下旬にRokid日本公式オンラインショップで発売される予定です。
また、『Rokid Ai Glasses Style』専用アクセサリーとして、収納と充電に対応するポータブル充電ケースも発表されました。Styleを収納して持ち運べるほか、外出先で繰り返し充電できる設計になっているとのことです。販売価格は12,990円(税込)です。
日本のクリエイターと共創する「Creator Program」
Rokidは、日本市場で新たなAIグラスの活用方法やコンテンツを生み出す「Creator Program」を展開すると発表しました。既存のRokidユーザーにくわえ、製品を持っていないクリエイターもサンプル機の無償貸し出しに申し込むことができ、ユーザー、開発者、パートナー企業とともに日本発のユースケース創出を進めるとのことです。
- 公式サイト・オンラインストア:https://jp.rokid.com
- X(旧Twitter):https://x.com/RokidJapan
- Instagram:https://www.instagram.com/rokid_japan/
- YouTube:https://www.youtube.com/@RokidJapan
- 販売店舗・取扱店一覧:https://jp.rokid.com/pages/store-list
- Original:https://www.appbank.net/2026/09/18/goods-books/3107328.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部