
HumaNature Studiosは、『Dancing with Ghosts』をPC(Steam)向けに近日リリースする予定です。早期アクセスでの配信となり、体験版もすでに公開されています。
本作は、タイの川のほとりにある村を舞台に、ダンスができなくなった少女と記憶を失った幽霊の少女が出会う、やさしい物語です。会話を中心に進むナラティブゲームで、6〜8時間ほどのプレイボリュームが想定されています。
ダンスを手放した少女と、陽気な幽霊の出会い
主人公は、川辺の村に暮らす10代の少女マイです。ある出来事をきっかけにダンスができなくなり、雑用をこなしたりスケッチブックに絵を描いたりしながら、自分の殻に閉じこもる日々を送っていました。
そんなマイの前に現れるのが、幽霊の少女ピムです。ピムは記憶の大半を失っていて、自分のことも死因もわかりません。それでも楽しむ心だけは失っていない、陽気な性格です。
ピムが記憶を取り戻すには、マイの“いいカルマ”が必要になります。ピムを手伝ううちに、マイは母親から教わったタイのダンスを少しずつ思い出していきます。
この設定は、故人が安らかに眠れるよう“boon(いいカルマ)”を捧げるタイの霊的信仰から着想を得たものです。友情やダンス、周りの人々への思いやりを通じて、ふたりが互いの心を癒していく物語になっています。
選択肢で気持ちを表に出し、村の人たちを知っていく
物語は、ちょっとした選択肢を挟みながら進みます。返事は2種類で、不正解はありません。マイが自分の気持ちを表に出す手伝いをするイメージです。
舞台の村には、家も仕事もある村人たちが暮らしていて、ときにはゴシップも飛び交います。公開されている画面からは、水辺に木造の高床家屋や桟橋が並ぶ、手描き風のあたたかい村の雰囲気が伝わってきます。
さらに、ピムには“幽霊モード”があります。村人の中に入り込んで隠された願いを聞き取り、それをマイに伝えて叶えてあげる仕組みです。夜の集落を舞台に、願いを抱えた人を探して歩く場面もあるようです。
ダンスに料理に配達、暮らしに根ざしたミニゲーム
本作の大きな見どころが、バラエティ豊かなミニゲームです。マイがかつて母親から教わったタイ式ダンスは、リズムゲームとして遊べます。曲はいろいろ用意され、速さや難易度も複数から選べます。
料理もあります。パパイヤを切り刻んでサラダを作ったり、生地をこねるのを手伝っておいしいロティを準備したりと、タイや東南アジアの伝統的な料理づくりを体験できます。調理画面では、器に盛られた材料と木製のまな板が並ぶ、親しみやすい見た目が印象的です。
スクーターでの配達も楽しそうです。渋滞やニワトリ、ときには地域犬の間を抜けながら村を走り回ります。ご近所さんを手伝うミニゲームでカルマを集めてピムの記憶を取り戻し、ストーリーを進めていく流れです。
また、マイの日記には声に出して言えない気持ちが絵で描かれていて、その表現もプレイヤーが手伝います。周りの人に優しくすることで自分にも優しくなる、というテーマが、ここにも通っているようです。
制作者の個人的な想いから生まれた作品
本作は、『ToeJam & Earl』の制作者Greg Johnson氏の想いと過去から生まれた、非常に個人的なプロジェクトです。村のモデルは、制作者の家族の故郷であるタイのアユタヤ県バンパインです。イラストはすべてタイのアーティストたちが手がけています。
なお、癒しをテーマにした作品ですが、悲しみに暮れた少女が川を見下ろす抽象的な短いシーンが一度だけあります。すぐに手が差し伸べられ、優しさや軽いユーモアを交えながら立ち直っていく内容です。開発元は、若いプレイヤーは死や喪失というテーマについて保護者から軽い助言を受けることを推奨しています。
早期アクセス中の内容は続報待ち、まずは体験版を
本作は早期アクセスで配信される予定で、Steamでは発売時期が“近日登場”と表示されています。開発元は、早期アクセス期間にどんな内容が用意されるのかを、準備が整い次第あらためて告知するとしています。実装済みの要素と今後追加される要素は、その発表で明らかになるでしょう。
体験版はすでにSteamで公開されています。村の雰囲気やミニゲームの手触りを先に確かめたい方は、まずそちらを遊んでみるのがよさそうです。
価格と日本語対応
価格は現時点で発表されていません。
日本語表示には、UIと字幕が対応しています。音声は日本語に対応していません。
『Dancing with Ghosts』は、PC(Steam)向けに近日リリース予定です。早期アクセスでの配信となり、体験版が公開されています。
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- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部