サイトアイコン Game Apps

「スマホ乗っ取りチェッカー」Android版が登場! 盗聴・監視の兆候を端末内で診断できる無料アプリ

スマホ乗っ取りチェッカーのホーム画面。診断スコア50と診断を開始ボタン

株式会社赤井事務所は10月13日、Android向け無料診断アプリ『スマホ乗っ取りチェッカー』を10月8日からGoogle Playで提供開始したと発表しました。同社が運営するスマートフォンの盗聴・不正アクセス調査サービス「スマホ盗聴の発見PRO」の知見をもとに開発されたセルフチェックアプリです。

利用は無料で、アカウント登録は必要ありません。対応端末はAndroidスマートフォン、対応言語は日本語です。

既知のマルウェア情報だけに頼らない診断

『スマホ乗っ取りチェッカー』は、一般的なマルウェア対策ソフトとは異なる視点で、スマートフォン内の不審な兆候を調べるアプリです。インストール済みアプリのプログラムコード、権限、通信状況、端末設定を組み合わせて解析します。

既知のマルウェアとして報告されていないアプリも対象で、盗聴や監視に悪用される可能性のある機能や特徴を確認します。画面には、見直しを優先したい項目とその理由が表示されます。

常時監視やインストール前の自動遮断は行いません。利用者が必要なタイミングで診断を実行し、結果を見ながら自分で設定を見直す使い方が想定されています。

開発の背景

マイクや位置情報などの権限は、通話アプリや地図アプリといった正規の機能でも使われています。そのため、権限があるというだけで不正アプリと判断することはできません。

盗聴や乗っ取りを疑っても、どのアプリや設定を確認すればよいか分からないケースは少なくないとのことです。同社は、利用者自身が不審なアプリや設定を確認できるツールとして本アプリを開発したとしています。

4つの特徴

アプリごとの権限を一覧で確認

インストールされているアプリが、マイク、カメラ、位置情報などのどの権限を要求しているかを一覧で確認できます。各アプリの詳細画面には、要求されている権限、取得可能な許可状態、権限の正式名称が表示されます。

許可状態を取得できない場合は、「拒否」とは区別して「許可を確認できません」と表示されます。普段使っていないアプリがマイクや位置情報の権限を要求していれば、必要な機能かどうかを見直す手掛かりになります。

APK内部のプログラムコードも静的解析

権限だけでなく、インストール用ファイルであるAPKの内部構造も確認します。プログラムコード(DEX)やネイティブライブラリ(ELF)などを静的に解析し、録音、画面取得、位置情報取得、通信に関係する機能の手掛かりを調べます。

静的解析とは、対象のプログラムを実行せずに、内部構造や記述を確認する方法です。

さらに、アプリの署名情報、導入元、自動起動の特徴、起動アイコンの有無なども照合されます。診断結果には、確認の優先度を示す判定・スコアと、その理由が表示されます。

端末設定や最近のアプリの動作も確認

アプリの権限にくわえ、ユーザー補助機能、通知へのアクセス、端末管理、VPNなど、Androidから取得できる設定情報も確認対象です。

任意の詳細診断では、使用状況へのアクセスを許可すると、直近7日間を対象に取得可能な以下の情報が照合されます。

画面上ではほとんど使っていないアプリに、バックグラウンド通信や常駐動作の特徴が重なっていないかを確かめる手掛かりになります。使用状況へのアクセスは任意で、許可しなくても権限・設定の確認やAPKの静的解析といった基本診断は利用できます。

無料・登録不要で診断データを外部へ送信しない

診断処理はスマートフォン内で行われます。同社によると、アプリ本体はインターネット通信権限を持たず、アプリ一覧や解析結果を同社や第三者のサーバーへ送信することはないとのことです。

外部広告SDKや広告識別子による追跡は利用されず、診断結果や前回との比較に必要な情報は端末内に保存されます。使い方ページや専門調査サービスの案内は外部ブラウザで開きますが、診断結果やアプリ一覧などの情報がURLに付加されることはないそうです。

利用方法と専門調査サービス

利用の流れは次のとおりです。

1. Google Playから『スマホ乗っ取りチェッカー』をインストールする 2. 初回説明で診断範囲とデータの取り扱いを確認し、診断を開始する 3. 診断結果と確認理由を見ながら、気になるアプリの権限やAndroidの設定を確認する 4. より詳しい調査が必要な場合は、専門調査サービスの案内を確認する

セルフチェックだけでは判断が難しい場合や、通信ログ・動作ログを含めた詳しい調査を希望する場合は、アプリ内の「専門家によるスマホ調査」からサービス内容を確認できます。専門調査では、調査内容に応じて通信ログ解析、証拠保全、調査報告書の作成などにも対応しているとのことです。

専門調査は別途有料で、利用は任意です。アプリ内では「PR」と明示されています。

診断で確認できる範囲

本アプリは、スマートフォン内で取得できるアプリ情報、設定、動作記録などをもとに、見直すべき項目を整理するセルフチェックアプリです。盗聴・乗っ取り・不正アクセスの有無、実際の録音や通信先、アカウントへの不正ログインなどを、このアプリだけで確定することはできません。

注意項目が表示されなかった場合も、端末の安全性が保証されるわけではありません。診断スコアは確認の優先度を示す目安で、盗聴や乗っ取りが行われている確率ではありません。取得できる情報や対象期間は、Androidのバージョン、端末、設定などによって異なります。

アプリ概要

モバイルバージョンを終了