
トビラシステムズ株式会社は10月15日、迷惑電話・SMS対策アプリ『トビラフォンモバイル(iOS版)』で、国際電話番号を悪用した特殊詐欺への対策を強化する新機能の提供を開始したと発表しました。
詐欺と思われる電話が多発している国際電話番号帯の電話番号を同社の迷惑情報データベースに登録し、該当する番号からの着信を一括で拒否する仕組みです。
国際電話番号を悪用した詐欺電話が多発
近年は、国際電話番号を悪用した特殊詐欺が多発しています。詐欺に使われる電話番号は短期間で変わるケースが多く、ひとつの番号が使われなくなった後も、同じ国番号や番号帯に属する別の番号から発信される場合があるそうです。
『トビラフォンモバイル』には従来、迷惑情報データベースに登録された個別の電話番号(国際電話番号を含む)からの着信に、自動で警告を表示する機能が搭載されていました。ただ、詐欺に使われる番号が次々と変わる状況では、個々の番号をデータベースに登録するまでに新たな番号から着信するおそれがあり、対策上の課題となっていたとのことです。
そこで今回、個別の電話番号だけでなく、詐欺の疑いがある電話が多く確認されている番号帯からの着信をまとめて拒否する機能が追加されました。
iOSの「Live Caller ID」を活用し照合件数の制約を解消
従来の『トビラフォンモバイル』は、端末内に保存した迷惑電話番号リストをもとに着信番号を照合していました。そのため、照合できる電話番号の件数に制約があったということです。
新機能では、iOSの「ライブ発信者識別の検索(Live Caller ID)」の仕組みを活用しています。着信時にサーバー上のデータベースへ問い合わせて番号を照合する方式で、従来より多くの迷惑電話番号との照合が可能になりました。これにより、詐欺の疑いがある電話が多発している特定の番号帯からの着信を一括で拒否できます。
同社は、電話番号が短期間で変化していく国際電話詐欺にも迅速に対応できるとしています。
Android版は番号帯単位のブロックを提供済み
『トビラフォンモバイル(Android版)』では、同様の番号帯単位でのブロック機能がすでに提供されています。今回のiOS版の新機能により、iOS・Androidの両OSで番号帯単位のブロックが利用できるようになりました。
Android版の機能については、2024年6月25日に発表されたプレスリリースで案内されています。
- 迷惑電話疑いの国際電話を国番号や番号帯単位で警告・拒否可能に(2024年6月25日発表):https://tobila.com/news/release/p1917/
今年は「+1 833」からの着信が増加
トビラシステムズの調査では、近年「+1 833」「+1 855」「+1 877」など「+1 8XX」から始まる国際電話の番号帯から、多数の着信が確認されています。各番号帯の着信件数は時期によって変化しており、2026年に入ってからは「+1 833」から始まる番号からの着信割合が拡大したそうです。
さらに「+1 833」から始まる番号について、着信件数と発信元の番号数を分析したところ、1番号あたりの平均着信件数は約1.2回でした。「+1 855」「+1 877」などの番号帯でも同様の傾向がみられ、多数の異なる電話番号から少数回ずつ着信している実態がうかがえるとのことです。
こうした傾向から、個々の電話番号をデータベースに登録する従来の方法では防ぎきれなかった着信にも、番号帯単位の一括拒否で対応できるようになるとしています。
『トビラフォンモバイル』の機能
『トビラフォンモバイル』は、トビラシステムズの迷惑情報データベースをもとに、特殊詐欺や悪質な営業・勧誘などの迷惑電話の着信時に自動で警告や拒否を行うアプリです。発信のダイヤル時にも危険を知らせます。
電話帳に登録していない番号でも、データベースと合致する場合は発着信時に相手先の事業者名称が表示されます。迷惑SMSの対策機能も搭載されており、フィッシング詐欺の被害防止にも活用できるということです。
- 『トビラフォンモバイル』公式サイト:https://tobilaphone.com/mobile/landing/
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/19/iphone-news/3133962.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部