
株式会社Luupは10月20日、マイクロモビリティシェア「LUUP」を山梨県甲府市・笛吹市・昭和町の一部地域で同日より導入すると発表しました。提供期間は2027年1月31日までの期間限定です。
自治体や企業、団体が主体となって「LUUP」を地域に導入できるサービス「LUUP for Community」の一環で、甲府まちなかエリアプラットフォームおよび山梨県と連携して行われます。
導入の背景
甲府市の中心市街地では、自家用車の普及や郊外への大型商業施設の進出により、にぎわいの維持・再生が課題となっています。甲府駅周辺では人通りが保たれている一方、駅から離れたエリアでは人通りが減少しており、まちなか全体に人の流れが広がりにくい状況だということです。
こうした課題を受け、甲府まちなかエリアプラットフォームと甲府市は「甲府まちなか未来ビジョン2025」で「ぐるりと回遊して楽しめるまちなか」という将来像を掲げています。今回の期間限定導入も、エリア内を気軽に行き来できる移動の仕組みづくりの一つで、甲府駅と中心市街地、さらにその周辺をマイクロモビリティでつなぎ、回遊性の向上を目指すとのことです。
導入エリアは甲府市の中心市街地にとどまらず、笛吹市・昭和町の一部にも広がります。山梨県ではリニア中央新幹線の開業を見据え、次世代モビリティを活用した新たな交通体系の構築を検討しており、今回の取り組みは鉄道やバスなどの公共交通と目的地を結ぶラストワンマイルの移動手段としての有効性を検証するものだそうです。
甲府まちなかエリアプラットフォーム会長のコメント
甲府まちなかエリアプラットフォーム会長の雨宮潔氏は、「まちなかの回遊性やアクセス性を高める一手として、『徒歩以上・車未満』の交通手段が必要ではないかと考えていました」とコメントしています。
同氏によると、活動拠点である甲府の「中心」界隈は甲府駅から南へ徒歩で20分ほど離れています。東の金手エリア、南の遊亀公園、西の神社や温泉、河川、駅北の武田神社や商店街も、いずれも徒歩で20分ほどかかるとのことです。
そのうえで雨宮氏は、「思わず一足伸ばしたくなるようなモビリティ」が甲府のまちの魅力を引き出してくれると期待を寄せ、「徒歩だけ、車だけでは不可能な『まちをぐるぐる巡る体験』をぜひ楽しんでいただければ」と述べています。
「LUUP」の利用概要
スマートフォンアプリ「LUUP」を使い、電動キックボードや電動アシスト自転車に乗車して、ポートからポートへ移動できます。利用可能時間は24時間ですが、一部ポートでは営業時間に制限があります。
車両台数とポート
車両は合計82台で、内訳は電動キックボードが27台、電動アシスト自転車が55台です。ポートは25箇所に設置され、順次増設される予定となっています。
主なポートは以下のとおりです。詳細はLUUPアプリで確認できます。
- 甲府駅北口・南口
- 舞鶴城公園南広場
- 甲斐善光寺
- 湯村温泉
- 山梨県立美術館・文学館
- 石和温泉駅
料金と新規登録特典
利用料金は、ライド基本料金50円に時間料金1分あたり15円をくわえた額(税込)です。
LUUPに新しく登録した人には、登録日から10日間、30分以内のライドを何度でも0円で利用できる特典が用意されています。長時間の利用に便利な3時間・6時間・12時間の乗り放題パスも利用できます。
電動キックボードの利用条件と保険
電動キックボードを利用するには、アプリでの年齢確認書類の提出と、交通ルールテストの連続満点合格が必要です。電動アシスト自転車のみを利用する場合、これらの手続きは不要です。
保険は、電動キックボードや電動アシスト自転車の乗車中の事故について、対物賠償、対人賠償、本人のケガが補償の対象となります。
ヘルメットの貸し出し
ヘルメットは甲府市観光案内所(甲府市丸の内1-2-14)で無料で借りられます。詳細は山梨県の案内ページに掲載されています。
LUUP for Community
「LUUP for Community」は、自治体・企業・団体が主体となって全国で「LUUP」を導入・運営できるサービスです。Luupが車両や必要な機能を提供し、導入先は導入費用を支払ったうえで、充電などの簡単なオペレーションを現地で担います。
東京23区や大阪市などLUUPの展開エリアでは通常のポート設置の案内となりますが、そうしたエリアから離れている場合は基本的に申し込みが可能です。詳細と申し込みは特設サイトで案内されています。
- LUUP for Community特設サイト:https://lp.luup.sc/LfC/Luup_for_Community
アプリのダウンロード
LUUPアプリは、iOS 16以降のiPhone 8以降(iPhone SE第1世代を除く)、およびAndroid OS 10.0以降の端末で利用できます。アプリを最新版にアップデートしたうえで利用するよう案内されています。
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/21/iphone-news/3138418.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部