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『マンガ図書館Z』が約4万冊の有料販売を開始! 広告付き無料配信と両立し作家への収益還元を拡大

キービジュアル:多数のマンガ単行本の表紙を並べたコラージュ

株式会社Jコミックテラスは10月20日、電子書籍配信サービス『マンガ図書館Z』で、出版社各社から提供されたマンガ作品の有料販売を同日より開始したと発表しました。

開始時点の取扱規模は約4万冊で、作品は順次追加される予定です。従来の広告付き無料配信は継続され、無料配信と有料販売が並行して展開されます。

広告収益だけに依存しないモデルへ

『マンガ図書館Z』は、絶版などで収益機会を失ったマンガをデジタル化してインターネットで公開し、広告収益を著者に還元することをコンセプトに運営されてきたサービスです。

一方、近年はウェブ上の広告単価やPV数が下がる傾向にあるとのことです。同社は、往年の名作マンガには新しい世代からの需要があり、往年の読者にも新作マンガへの渇望があると見ています。

こうした動向を踏まえ、有料・無料のどちらかにとらわれず両者を両立させることで、より多くの作家への収益還元を目指すそうです。

「図書館」という名称には、サイトに来ればどの読者も探していたマンガが見つけられるという意味合いが込められているとのことです。これまでもPDF販売は行われており、「無料」だけにこだわるサービスではないと説明されています。

無料配信と有料販売の両立

今後は、参加作家の作品の無料配信および有料販売と、出版社から提供された商業作品の単品販売が並行して展開されます。

無料配信の対象は、同社が個別に契約を結んでいる参加作家の作品です。有料販売作品の閲覧時には広告が表示されません。

サイト内は男性向け、女性向け、TL、BL、R18のカテゴリで構成されています。販売開始にあわせて各カテゴリに有料と無料のフロアが設けられ、商業作品と投稿作品の区別も明確化されます。

プレミアム会員サービス「はんぺんポイント」を強化

有料販売の開始にあわせて、既存のプレミアム会員サービス「はんぺんポイント」も強化されます。

具体的には、毎月のポイント付与、継続加入者へのポイント付与、電子書籍・PDF購入時のポイント還元、ログインボーナスの付与が行われます。

付与されたポイントは、今後、有料販売作品の購入や割引に利用できるようになります。有料販売作品の購入にあたって、プレミアム会員である必要はありません。

販売概要

販売の開始日は10月20日です。取扱出版社は、ジュネット株式会社、株式会社グループ・ゼロ、株式会社ファンギルドなどとなっています。

取扱作品数は約7000シリーズ、約4万冊で、作品単位での単品購入が可能です。閲覧環境はPCおよびスマートフォンのブラウザです。

決済方法は、クレジットカード、BitCash、atone 翌月払い、PayPayに対応しています。

『マンガ図書館Z』の歩み

サービスの前身は、2010年に漫画家の赤松健さん(現・参議院議員)が創設者となって発足した「Jコミ」です。電子書籍がまだ一般的ではなかった時期に始まったサービスだということです。

再販されていないマンガや単行本化されなかったマンガ、不法な海賊版でしか読めなかったマンガを埋もれさせないよう、広告付きで無料配信し、広告収益を作家に還元する理念のもとで展開されてきました。

2015年に現在の『マンガ図書館Z』へサービス名が改められました。2024年のサービス停止直前までに約2千人の作家が参加し、約2万冊のマンガがジャンルの区別なく配信されていたとのことです。サービスは2025年4月に再開されています。

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