
株式会社コラゾンは10月21日、AIを活用したレシピサービス『こうじくんレシピ』を同日より提供開始すると発表しました。麹のスペシャリティブランド「KOJI SPECIALITY MURO」の公式オンラインストアに実装されています。
体調や気分、健康上気をつけたいこと、手元にある食材を入力すると、麹調味料を使ったレシピが提案されます。減塩の度合いや栄養成分も可視化されます。
『こうじくんレシピ』の概要
提供開始日は10月21日(水)です。体調・気分・健康上の留意点などに応じたAIレシピ提案、手元の食材に応じた麹レシピ提案、減塩の度合いと栄養成分の可視化が主な機能となっています。
実装先は麹専門店MURO公式オンラインストアです。利用料金は現時点で発表されていません。
- 麹専門店MURO公式オンラインストア:https://kojidrink.jp
あらかじめ決められたレシピから料理を選ぶのではなく、「いま、そこにある食材」から麹料理を考える仕組みだということです。冷蔵庫に残った食材のほか、スーパーで買った食材や、旅先やキャンプで手に入った食材も想定されています。
5つの特長
「今日の自分」に合わせてAIがレシピを提案
その日の体調や気分、健康上気をつけたいポイント、手元の食材などを入力します。AIが条件を踏まえ、麹調味料を活用したレシピを提案します。
冷蔵庫や旅先にある食材から考える
料理を決めてから食材を買い揃えるだけでなく、そこにある食材から料理を考えることを重視した設計です。家庭の冷蔵庫にくわえ、キャンプや旅行先など限られた食材しかない環境でも使えるとのことです。
麹による減塩の度合いを見える化
提案されたレシピについて、通常の調味方法と比較した場合の食塩相当量などをもとに、麹調味料の活用でどの程度の減塩につながる設計かが示されます。
栄養成分もあわせて可視化
エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量など、レシピから推計できる栄養成分が表示されます。自分の食生活を考えるきっかけにしてもらう狙いがあるそうです。
ギフトで「使い方」まで贈れる
商品とあわせて『こうじくんレシピ』への導線も届けることで、初めて麹を使う人でも気軽に料理を始められる体験を目指すとしています。使い方まで一緒に贈る新しい麹ギフトのあり方としても活用される予定です。
開発の背景と検証体制
内閣府BRIDGEの「精密栄養」を日常へ
コラゾンは2023年から、内閣府BRIDGE「Precision Nutrition(精密栄養)の実践プラットフォームの構築と社会実装」に参画しています。テーマ3「代替食品・レシピの開発」の参画機関として、麹を利用した食品やレシピの開発に取り組んできました。
研究で得られた知見を一人ひとりが日々の生活で実践する手段として、生活に普及しているAIに着目したそうです。『こうじくんレシピ』は、精密栄養の考え方を生活者が身近に実践するための社会実装の試みと位置づけられています。
AIの提案を人の目と舌でも確認
開発では、社内外の管理栄養士や、共同研究を行ってきたアカデミアの研究者から助言を受け、栄養面や麹の特性について検討が重ねられました。開発パートナーは株式会社LeapWellで、代表取締役の菊田俊平氏が参加しています。
さらにMUROのスタッフが、AIの提案した複数のレシピを実際に調理・試食しています。おいしさ、家庭で無理なく作れるか、麹の特長が活かされているかを確かめたとのことです。
AIが、スタッフ自身では思いつかない食材の組み合わせや調理方法を提案する場面もあったそうです。意外な組み合わせでも、実際に作るとおいしいと社内で評判になった料理が生まれたと説明されています。
親しみやすい名称に込めた狙い
麹や「精密栄養」「AI」といった言葉は、生活者にとって難しく感じられる場合があります。そのため、あえて『こうじくんレシピ』と名付けたとのことです。
男性や学生、料理初心者、仕事から帰った夜、キャンプ場など、さまざまな場面での利用が想定されています。
関係者のコメント
株式会社コラゾン代表取締役の大村智則氏は、「人がレシピに合わせるのではなく、その日の状態や食材にレシピが合わせる。それが『こうじくんレシピ』の出発点です」とコメントしています。あわせて「どんなにAIが進化しても、食品会社として最後に自分たちで作って『おいしさ』を確かめることは大切にします」と述べています。
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純氏(医薬基盤研究所 副所長、ヘルス・メディカル微生物研究センター センター長)は、「研究活動を背景とする取り組みが生活者に届く形へ展開されることは、Precision Nutritionの社会実装を考える上でも意義のある試みだと考えています」とコメントしています。
株式会社LeapWell代表取締役の菊田俊平氏は、「その日の体調や気分、手元にある食材に寄り添いながら、専門的な知見を誰もが自然に使える体験へと変えていくことです」と、目指した方向性を述べています。
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- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部