
ウェーブオン株式会社は10月21日、防災地図アプリ『KAKUNIN MAP(カクニンマップ)』を10月19日からApp StoreとGoogle Playで提供開始したと発表しました。利用は無料です。
現在地の標高を基準に周辺の土地が何メートル高いか、低いかを色分けで示します。洪水浸水想定区域や指定避難所もあわせて確認できます。
開発の背景
ハザードマップでは浸水の範囲や深さを確認できます。一方で、現在地の周りの地形がどうなっているかまでは、ひと目では分かりにくいことがあります。
同アプリは「自分のいる場所は周りと比べて高いのか低いのか」をその場で直感的に把握できるように開発されたとのことです。標高差の色分けと浸水想定区域の重ね表示により、日ごろの備えや避難の判断を支える狙いがあるそうです。
『KAKUNIN MAP』の主な機能
機能は全部で7つ用意されています。
自分より高い場所・低い場所がわかる機能
現在地の標高を基準に、周辺の土地が何メートル高いか、低いかを約250m四方の区画(メッシュ)ごとに色分けします。
低い場所は1m、2m、3m、4m、5m以上の5段階の青で表示されます。高い場所は5m、10m、15m、20m、25m以上の5段階の茶色です。
現在地を中心に半径約1,200mが表示され、範囲内でいちばん高い区画は点滅して知らせます。
低地エリアの強調表示
東京湾平均海水面を基準にした「低地エリア」(平らでなだらかなエリア)が、赤色で目立つように表示されます。
洪水浸水想定区域の重ね表示
想定最大規模の洪水で浸水が想定される区域を、地図に重ねて表示します。浸水の深さは0.5m未満、0.5〜3m、3〜5m、5〜10m、10m以上の区分に応じた色で示されます。
近くの避難場所・避難所の検索
指定緊急避難場所と指定避難所が地図上に表示されます。現在地から近い場所は一覧でも確認できます。
現在地の表示
位置情報を許可すると、地図上に現在地が表示されます。現在地へすぐに戻ることもできます。
ヘディングアップへの対応
向いている方向や進んでいる方向が地図の上になるよう、地図を回転させられます。北が上の表示(ノースアップ)への切り替えもワンタッチで行えます。
地図表示の切り替え
「標準地図風」と「淡色地図風」の2種類の表示を、ワンタッチで切り替えられます。
想定されている利用シーンと注意点
利用シーンとして、日ごろの備えのほか、引っ越しや旅行前の下見、実際の避難時の確認が挙げられています。具体的には、住んでいる地域の防災情報の事前チェックや、行き先の土地の高さと浸水想定の確認です。避難先とすぐに向かえる高い場所をあらかじめ確認しておく使い方も想定されています。
注意点も示されています。表示される情報は参考情報で、実際の避難では市区町村が発信する避難情報やハザードマップなどの公式情報の確認が必要です。
標高差は約250m四方の区画ごとの目安です。区画の中にも細かな高低差があるため、道や建物のすぐ脇の高さとは異なる場合があります。
位置情報の利用は任意です。許可しなくても地図は閲覧でき、位置情報はアプリの機能の提供のためだけに使用されるとのことです。
提供概要とダウンロード
アプリ名は『KAKUNIN MAP(カクニンマップ)』で、価格は無料です。対応OSはiOS 15.0以上とAndroid 7.0以上で、動作確認はiOS 26、Android 13・16で行われています。配信地域は日本で、カテゴリはナビゲーションと地図です。
- KAKUNIN MAP(App Store):https://apps.apple.com/jp/app/kakunin-map/id6815502563
- KAKUNIN MAP(Google Play):https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.waveon.kakunin_map
- KAKUNIN MAP プライバシーポリシー:https://www.waveon.jp/app/kakuninmap/privacypolicy.html
データの出典
データの出典は、国土地理院の地理院地図、標高、指定緊急避難場所・指定避難所です。国土交通省(国土数値情報)の標高・傾斜度5次メッシュデータと洪水浸水想定区域データ(加工して作成)も使われています。
測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 8JHs 439
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/21/iphone-news/3139445.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部