
当たりくじで滑って死んだら、そこは地獄の賭場でした。2026年10月に発売された『JIGOKU YUGI: Only The Last Gambler Standing Returns to Life』は、100人の死者が32のゲームで生き残りを競うギャンブルアクションです。対応プラットフォームはPC(Steam)で、プレイ人数はシングルプレイです。
遊び方は、ルールの裏に隠された“罠”を見抜いて勝ち筋をつかむスタイルです。80年代の賭博マンガを思わせる濃いビジュアルも目を引きます。発売を記念したセールも実施中です。
宝くじで死んだ配達員が、地獄の賭場に放り込まれる
主人公は、近所のあちこちに借金がある29歳の配達員Kuzumi Rōtaです。念願の100万円の当たりくじを引き当てた直後、そのくじを踏んで滑って死んでしまいます。
目を覚ましたのは、冥府の第九賭場の赤いフェルトのテーブルです。周りには、同じくらい混乱した99人の死者がいます。
進行役は悪魔のディーラーGokumon Hirukoです。金歯をのぞかせてにやりと笑いながら、ルールを説明します。100人が参加して32のゲームを行い、生き返れるのは最後に残った1人だけです。ルールは毎回告げられますが、全部は説明してくれません。
32のゲームにはそれぞれ“罠”が隠れている
本作の中心は、地獄の賭場で行われる32種類のゲームです。どのゲームにも仕掛けが潜んでいて、ヒントはルールカードやナレーター、観客席の死者の声、負けたときの結果などから少しずつ見えてきます。罠を見抜けば場の流れが一気にこちらへ傾きます。見逃せば、夕飯前にカジノのチップにされかねません。
ゲームは頭脳戦、肉体戦、その混合の3系統に分かれています。頭脳戦には「Sin Poker」や「Liar’s Bone Dice」「Memory Auction」などがあります。肉体戦には「The Mountain of Needles」「The Communal Cauldron」「Fire Cart Race」などが並びます。
混合戦には「The Spider’s Thread」「Onigiri Roulette」「The Midnight Train」「Blind Date with Death」「Your Life, Live!」などがあり、最後には「Hiruko’s Throne」が待っています。名前を並べるだけで、地獄らしい理不尽さと悪ふざけが伝わってきます。
考えて、告発して、生き延びる
ゲーム中は、THINKボタンを押し続けると時間が止まり、主人公の心の声が流れます。ただし、考えている間は1秒につき1 monを消費します。悩む時間もお金に換算される、地獄らしい仕組みです。
ディーラーのHirukoの金色の目が瞬いたら、イカサマの合図です。タイミングよく告発すれば賠償金を受け取れますが、見当違いの告発をすると痛い目を見ます。
また、焦るほど心音が大きくなり、画面が歪み、ボタンの配置まで入れ替わる“緊張度”の要素もあります。肉体戦では、巨大な「ドン!!」や「ざわ…」の文字が舞台に降ってきて、プレイヤーの行く手を邪魔します。擬音に足を取られるというのが、いかにもマンガ風の演出です。
80年代賭博マンガのような劇画ビジュアル
画面づくりは、思い切って劇画調に振り切っています。鋭く尖ったあごや鼻、滝のような汗、集中線、画面いっぱいに広がる効果音文字が特徴です。
肖像も背景もエフェクトも、太い墨線とスクリーントーンで描かれています。色は紙の白、血の赤、金色を軸にまとめられていて、昔の賭博マンガの空気をそのまま持ち込んだような雰囲気です。
タイトル画面からして、ルーレットを回してメニューを選ぶ仕組みになっています。狙った項目に止まらないこともあるそうで、最初から“胴元が勝つ”世界観が貫かれています。
サウンドも独特です。キャラクターごとにマンガ調の“声”が用意されていますが、これは声優による演技ではなく、個性のある音節で表現されたものです。重々しいナレーターの語りや、ディーラーの笑い声、観客の「ざわ…」というどよめきも加わり、賭場の空気を盛り上げます。
8幕の物語は、誰を信じたかで変わっていく
物語は全8幕で進みます。ライバルは名前付きで16人登場し、細かい契約書を読み込む弁護士や、鯉の刺青を背負った不良、パチンコ好きのお婆さんがいます。あの世から“いいね”をねだるアイドルや、朝食前に裏切る詐欺師、「…また」とつぶやく仮面の人物もいて、全員が一癖ある面々です。
血の契約や裏切り、脱落の展開は、誰を信じたかによって変わります。ゲームの合間の待合室では、50種類の会話で関係性が変化し、新しいシーンも解放されていきます。
待合室の仕掛けも凝っています。自分の葬式がテレビで生中継されていて、惜しんでくれる人が多いほど緊張度が落ち着きます。さらに、スキルを得られる“プレイできる記憶”があり、オークションで売ることもできます。
お金まわりもえげつない設計です。所持金は最初の600 monで、お金であり、賭け金であり、命でもあります。入場料は幕を重ねるごとに上がり、勝ちすぎるとHirukoがVIP手数料を取り、運のいい魂には累進課税がかかります。
借金を頼めるGranny Tomeは1ゲームごとに10%の利息を取り、返さないと杖を振り回して待合室で追いかけ回してきます。
何度も死んで楽しめるやり込み要素
エンディングは全部で5種類です。24個の罠を見破ると真エンディングに到達でき、署名してはいけない書類に署名すると隠しエンディングに進みます。
ゲーム単体で遊べる「Free Play Den」と、全32ゲームを連続でこなしてハイスコアを競う「Tournament of the Nobles」も収録されています。さらに、“間抜けな死に方”を集めた実績が30個、脱落したライバルのチップ図鑑、疑惑ノート、ロード画面に並ぶ40種類のバカバカしい死に方など、やり込み要素も豊富です。Hirukoは過去の挑戦を覚えていて、周回するたびにそれをネタにからかってきます。
日本語対応と遊びやすさ
日本語は、UIと字幕に対応しています。音声は日本語に対応していません。もともとキャラクターの声は合成されたマンガ風のものなので、ストーリーはテキストと字幕で追う作りです。
操作は、コントローラー、キーボード、マウスのいずれにも対応しています。難易度は3段階から選べ、ゲーム中の制限時間を延ばす設定や、連打の補助、ワンボタンで考える機能も用意されています。
アクセシビリティ面では、文字サイズの変更や色覚特性向けのカラーフィルター、ハイコントラスト、グレースケールに対応しています。点滅の軽減や画面エフェクトのオフ、心音と振動のオフも設定できます。ストーリーシーンでは、テキスト速度の調整やオートモード、既読スキップ、会話履歴も使えます。
なお、本作には誇張された劇画調の暴力描写、死の描写、ブラックユーモアが含まれます。疑似的なギャンブル要素もありますが、実際のお金を賭けたり得たりすることはありません。
価格・セール情報
『JIGOKU YUGI: Only The Last Gambler Standing Returns to Life』は、Steamで配信中です。通常価格は1,350円(税込)です。
現在はリリース記念セールで、10月29日まで15%オフの1,147円で購入できます。気になる方は、この期間に購入するとお得です。
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/25/game/3141135.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部