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iOS 27.2とiPadOS 27.2が配信! Siri AIが過去の会話を記憶、日本語を含む5言語に拡大

Appleは10月26日、iOS 27.2およびiPadOS 27.2をはじめとするOSの最新アップデートをリリースしたと発表しました。あわせてmacOS Golden Gate 27.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2も公開されています。

過去のバージョンを搭載する端末向けには、iOS 18.7.11とiPadOS 18.7.11、iOS 26.7.2とiPadOS 26.7.2、macOS Tahoe 26.7.2、macOS Sequoia 15.8.2も配信されました。いずれもセキュリティ修正を含んでいます。

今回配信されたアップデート

今回リリースされたのは次のアップデートです。

iOS 27.2とiPadOS 27.2の対象はiPhone 11以降です。iPadはiPad Pro 12.9インチ(第4世代以降)、iPad Pro 11インチ(第2世代以降)、iPad Air(第4世代以降)、iPad(第9世代以降)、iPad mini(第6世代以降)が該当します。

iOS 26.7.2とiPadOS 26.7.2の対象はiPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)です。

iOS 18.7.11とiPadOS 18.7.11の対象は、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPad(第7世代)となっています。watchOS 27.2はApple Watch Series 9以降、visionOS 27.2はApple Vision Proの全モデルが対象です。

iOS 27.2とiPadOS 27.2の新機能

Siri AIが過去のやり取りを踏まえて回答

iOS 27.2とiPadOS 27.2では、Siri AIが過去のSiriとのやり取りから有用な文脈を保持できるようになります。たとえば先週Siriに勧められたレストランについて、あとから尋ねるといった使い方が想定されています。

回答の材料となる情報源も広がり、メッセージに添付された写真、カレンダーの予定の参加者、ボイスメール、Safariの履歴とリーディングリストの検索結果がくわわります。Siri AIの対象機種は、iPhoneがiPhone 16シリーズ以降とiPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Max、iPadがiPad mini(A17 Pro)とM1以降を搭載するモデルです。

除外アプリの設定とテキスト選択

「除外するアプリ」は、Siri、検索、提案がアクセスできるアプリを1つの設定でまとめて選べる機能です。また、Siriの回答の一部だけを選択してコピーできる、きめ細かなテキスト選択にも対応します。

iPadOS 27.2では、トラックパッドで選択範囲や空の行にポインタを重ねたときや、メモアプリで手書き文字を選択したときにも「Siriで書く」を使えます。

言語は日本語を含む5言語が追加

Siri AIは言語の対応も広がり、フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語がくわわります。EUと中国本土では利用できません。

メッセージの提案やその他の変更点

メッセージアプリには、会話の文脈に応じてカレンダーやリマインダーなどのアプリでの操作を提案する「提案」機能がくわわります。夕食の約束が話題に出たときにカレンダーへ招待を追加する、といった使い方が例示されています。

写真アプリの共有アルバムでは、キャプションやコメントの編集、重複写真の追加防止ができるようになります。アルバムの有効期限前にリマインダーを表示する機能もくわわり、参加者が大切な写真やビデオを保存しやすくなるとのことです。

写真アプリとImage Playgroundでは、生成ツールで作成・加工された画像かどうかを判別しやすくするSynthIDの透かしに対応します。

そのほか、Podcastsアプリのホームタブは「新規エピソード」と「再生を続ける」の2つのセクションに分かれます。ゲームアプリのフレンドタブには、フレンド候補が表示される理由や、フレンドが最近遊んだゲームが表示されます。

Apple TVアプリには、家族それぞれが自分のプロファイルを持てる「シンプルプロファイル」がくわわり、好みに合わせたおすすめが表示されます。FaceTimeでは、通話にサードパーティの手話通訳者やライブキャプション提供者を追加できます。

iPadOS 27.2ではこれらにくわえ、ウィンドウコントロールやメニューバーでアプリを左右にタイル表示する際に、2つ目のアプリをその場で選べるようになり、スプリットビューの設定がしやすくなります。

macOS Golden Gate 27.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2

macOS Golden Gate 27.2

macOS Golden Gate 27.2にも、Siri AIの文脈保持や情報源の拡大、「除外するアプリ」、メッセージの提案が盛り込まれています。メールアプリで新しい書式設定バーから「Siriで書く」を使える点も特徴です。

写真アプリの共有アルバムの改善、SynthIDの透かし対応、Podcastsアプリのホームタブの変更、FaceTimeでの手話通訳者やライブキャプション提供者の追加にも対応します。Siri AIの追加言語は中国本土を除いて利用できます。

watchOS 27.2

watchOS 27.2では、Siri AIが過去のやり取りの文脈を保持し、より幅広い個人的な文脈を参照できるようになります。写真、カレンダー、ボイスメール、Safariの履歴などの参照にくわえ、Apple Watch上でSiri AIの応答が高速になる点も挙げられています。

「除外するアプリ」の設定はiPhoneで行う形です。フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語が追加され、EUと中国本土では利用できません。

visionOS 27.2

visionOS 27.2には、「除外するアプリ」の設定とSiriの回答の一部を選択してコピーするテキスト選択が追加されます。Siri AIの追加言語はフランス語、日本語、韓国語、スペイン語で、中国本土では利用できません。

写真アプリとImage PlaygroundでのSynthIDの透かし対応や、FaceTimeでの手話通訳者・ライブキャプション提供者の追加も含まれます。

セキュリティ修正の内容

iOS 18.7.11とiPadOS 18.7.11で悪用の報告がある脆弱性を修正

iOS 18.7.11とiPadOS 18.7.11では、CoreGraphicsの脆弱性(CVE-2026-86950)が修正されました。細工されたファイルを処理すると任意のコードが実行される恐れがあるもので、境界チェックの改善によって対処されています。

Appleは、この問題がiOS 27より前のバージョンで、特定の個人を標的とした極めて高度な攻撃に悪用された可能性があるとの報告を把握していると説明しています。このほか、オーディオの情報漏えいの問題と、CoreMediaでカメラへの不正アクセスを許す可能性のある問題も修正されました。

各OSで多数の脆弱性を修正

iOS 27.2とiPadOS 27.2のセキュリティコンテンツでは、Accelerate Framework、AccessorySetupKit、Accounts、App Store、Apple Intelligence、Bluetooth、Kernel、Mail、Siri、WebKit、Wi-Fiなど、非常に多くのコンポーネントの修正が公開されています。

たとえばAccessorySetupKitでは、悪意のあるアプリがユーザーの同意なくBluetoothにアクセスできる問題が修正されました。WebKitでも、細工されたウェブコンテンツの処理による任意のコード実行やプロセスのクラッシュにつながる問題が複数修正されています。

iOS 26.7.2とiPadOS 26.7.2は、同様の修正を提供するセキュリティアップデートです。macOS Golden Gate 27.2、macOS Tahoe 26.7.2、macOS Sequoia 15.8.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2でも、それぞれのセキュリティコンテンツが公開されています。

アップデートの手順

iPhoneとiPadは、データのバックアップを取り、電源とWi-Fiに接続したうえで「設定」の「一般」から「ソフトウェアアップデート」を開き、「ダウンロードしてインストール」をタップして進めます。空き容量が不足する場合は、一時的にアプリが削除され、インストール完了後に自動で再インストールされるとのことです。

Macは「システム設定」の「一般」にある「ソフトウェアアップデート」から更新できます。Apple WatchはiPhoneのWatchアプリでマイウォッチタブの「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選びます。Apple Vision Proは「設定」の「一般」から「ソフトウェアアップデート」で更新を確認できます。

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